函館の松風町にこんな小道があったとは。この昭和な菊水小路を教えてくれたのは、函館在住のA氏。彼に連れて行ってもらうお店はいつも大当たりなので、今回も安心してついて行ったらコレです。早くも素晴らしいロケーションじゃないですか。
そんな菊水小路にあるのが、これまた最高にシブい外観の「鳥辰」です。創業昭和12年というので、わたしが訪れたタイミングで85年!その間にオーナーチェンジがあったそうですが、それでもお客さんが途切れない人気店というのは素晴らしいことだと思います。写真中央で炭を起こしているのは現在のオーナー・キヨシさん。
鳥辰には入り口が2箇所あります。昭和な焼き鳥店側と、小料理屋っぽい側。振り分けはお店の予約次第。我々は小料理屋っぽい方に案内されました。
店内はカウンター席、お座敷席、テーブル席、そして2階にも客席がありました。わたしはこのカウンター席にお邪魔します。
こちらが鳥辰のメニューです。鳥辰は焼き鳥屋なので串焼きが並びます。さまざまな中札内産鶏肉の焼き鳥がいただけるようです。ちなみに、函館で焼き鳥といえば豚肉。中札内産の豚肉もしっかり用意がありました。その他、一品料理や野菜串も提供しているようです。
裏面にはドリンクメニュー。ビールはサッポロ黒ラベルです。いんでないかい!その他、ハイボールや焼酎、日本酒、サワーなどが並びます。
鳥辰では、オープン時間17時から19時までの時間にだけ提供している早得セットがあります。このお得なセットはドリンク2杯にお通し、串3本がついて1500円という設定です。我々はこちらのお得なセットを注文し、まずはビールとお通しでスタート。ビールはサッポロ黒ラベルでウマウマ。わたしもA氏もお通しの冷奴が胃心地よい年齢になりましたね。
串は3種類、好きなものを選べます。ここはA氏とお店の方のオススメに従いましょう。1串目は鳥レバーのタレ。とろっとした食感がたまりません。ああ〜、ビールの減りが早い!
お次は豚串。豚には塩と決まっています。豚の脂にほどよい焦げ目がおいしい!やっぱコレだね〜。2杯目のドリンクは、ビールをおかわり!
そして3串目はオススメの昭和焼きを。これ、何かというと、鶏皮です。脂を落とすよう焼かれてカリカリサクサクとした食感と、タレの香ばしさでビールがはかどります。ああ〜、これはウマい!
早得セットを満喫した後は、追加オーダーで1杯。酸味強めのレモンサワー、パンチレモン(400円)でさっぱりと。グラスの奥にはおはぎが並べられていました。そういえば、おかんが「おはぎ食べたい」と言っていたなぁ。1パック3個入り(450円)を買うと、A氏が「こんな早い時間に買うヤツなんていないぞ」と。だよね、カウンターのおはぎなんて酔っ払ったノリで買うものだよね。笑
ということで、函館は松風町にある「鳥辰」で早得セットをいただきました。宵の口にさくっと軽めの飲みで終わらせましたが、大門飲みのスターターにするのが勿体無いほどおいしかったです。函館の焼き鳥といえばココというのも納得だなぁ。滞在中、お店が満席で飛び込み客を何組もお断りしていました。予約必須の人気店です。お店の雰囲気も焼き鳥のお味も、そしてお店の方も素敵でした。再訪したい酒場がまたひとつ増えました。
終わり。
お店の情報
店名 | 鳥辰 |
住所 | 〒040-0035 北海道函館市松風町10-6 |
営業時間 | 17時〜23時(時短営業の可能性あり、要確認) |
定休日 | 水曜 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |