与那原町のおいしいラーメン店「NAGISA okinawan ramen.(なぎさ)」に行ってきました。こちらは鶏清湯系の醤油や中華そばが評判の人気店。週末には行列ができるので、ちょっと早めに食べに行くことをオススメします。店主は東京のラーメン店で働かれていたそうで、沖縄県内のラーメン店では頭ひとつふたつ飛び抜けている印象です。ということでさっそくNAGISAのレポートいってみよ〜!
与那原町「NAGISA okinawan ramen.」について
どこにあるの?
NAGISA okinawan ramen.はお店は、与那原町の知念高校すぐ近くにあります。ENEOS与那原商店街給油所の交差点を目標に訪れれば、ほぼ迷うことはありません。国道331号線からほんの少し脇道に入れば、お店が見つかります。
駐車場は?
こちらのラーメン店は、車がないと立地的に訪れにくいです。NAGISA okinawan ramen.の駐車場は5〜6台分用意されていて、店舗の目の前に3台、横に2〜3台停められます。お店の入り口に駐車スペースの張り紙があるので、駐車位置を確認してみてくださいね。
お店の様子
NAGISA okinawan ramen.はこんな外観です。店内が満席の場合、空席待ちの列が出来ていたりします。そのまま並ぶのではなく、まずは店内のウェイティングリストに名前を書き、それからお店の外で待ちましょう。
店内にはカウンター席とテーブル席があります。カウンター席からは湯切りや盛り付けなど調理の様子を眺められて、この時、カエシや出汁の香りが漂ってくるのが最高の調味料です。早くNAGISAのラーメンを食べたい!というボルテージが上がっていきますよ。
ちなみに、この写真の右奥側には4名席テーブルが2つ、2名席テーブルが1つ配置されています。子連れでの入店も想定されていて、キッズチェアやお皿などの用意もあるので、ファミリー層にはとてもありがたいです。
メニューをチェック
入店してすぐ、券売機があります。店内に移動する前に、まずはこちらで食券を購入しましょう。NAGISAには山原地鶏や久米島赤鶏を使った醤油らぁめんや、中華そば、そして昆布水のつけ麺が定番メニューとして用意されています。時折、期間限定メニューもあったりするので、お店のSNSをチェックしましょう。これらの写真は2023年7月時点の情報です。最新版はお店でご確認を。
実食!グルメレポート
醤油
この日はシンプルに醤油(950円、2023年7月時点)をいただきました。丼も美しければ、盛り付けもいい。見てよし、食べてよしのNAGISAです。
まずはスープから。レンゲを入れた瞬間からわかる厚めの油膜。そのまま一口ズズッとすすりました。鶏の旨味がギュンと感じられ、オイルでまろやかになりつつも、しばらく鶏の存在が後を引きました。濃口ですが、角がなくおいしいのです。油膜が多めで最初はオイリーに感じますが、食べ進めると自然とスープに混ざっていくので、ベタつき感は減っていきます。
ストレート細麺を啜ると小麦の香り。個人的にはあまり小麦を感じずに完食することが多いのですが、この日のNAGISAの麺からは小麦をしっかりと感じました。スープに合わせた自家製麺、おいしいなぁ。
トッピングはレアチャーシュー2枚、青菜、メンマ、ネギ、海苔。沖縄県産豚肩ロースを使ったチャーシューが2枚。低温調理でピンク色のレアチャーは脂と肉の旨味をしっかり堪能できる分厚いカットと、薄切りが1枚ずつ。そして、スープに青菜とメンマのシャク感が映えました。
上特製醤油
この日は、上特製醤油(1080円、2020年12月時点)をいただきました。トッピングがマシマシで豪華な一杯!
全粒粉のストレート麺。ボリュームがありますが、ちゅるちゅるとたっぷり食べてしまいます。
この日はキレッキレのスープでした。生活圏から離れているだけでなく、このご時世いつでも食べにいけるわけではないけれど、こうして久しぶりに訪れるとおいしさに磨きがかかったと伝わってきます。3枚乗せられたレアチャーシューもやわやわで、最高傑作でした。
味玉もとろり。
そしてわんたん。でろでろ系を想像していたら、皮がしっかりのタイプでした。こうきたか〜!
餡もとってもおいしい!わんたんが大好きなので、これはまたトッピングしちゃうなぁ。
味玉醤油
こちらはいつもの上等、味玉醤油らーめん(950円、2022年1月時点)です。
上品な鶏の香り。クセになるおいしさだなぁ。山原地鶏のスープに魚介出汁を合わせているんだそう。ブレンドした醤油も心地よい味わい。
麺は全粒粉の細麺。スープが塩辛くないので、麺もつるんと喉に流れていき、それと同時に鼻に抜ける鶏と醤油の香りが素晴らしいのです。
トッピングはレアチャーシュー、メンマ、菜の花、海苔、ネギ。レアチャーは説明不要のおいしさですし、味玉と醤油スープの相性も抜群においしい!
特製中華そば
特製中華そば(1170円、2023年1月時点)をいただきました。こちらは伊吹いりこ、鰹本枯れ節、天然利尻昆布からとった出汁を鶏清湯と合わせています。鶏好きなわたし、新年の一杯目に選びました。
特製中華そばのスープは熱々、出汁感はあるものの比較的あっさりしています。口に含むと醤油の奥に鶏がふわり。このスープ、温度が下がると別の風味がしてきたり、お子サマーが水で割ったスープを味見してみたところ昆布の香りがしました。奥行きがありますね。
麺はちゅるちゅる、やわやわ、もっちりな感じ。さすがNAGISA、いつ食べてもおいしいですねぇ。
特製のトッピングはチャーシュー3種にメンマ、青菜、半熟味玉。吊るしの豚肩ロースは肉の弾力や香ばしさ、そして表面のパリッとした感じ。豚バラはとろとろで至極の柔らかさ。全部がこれだと重たいけれど、ひとつだからいいんだろうなぁ。青菜に絡むスープが最高に良く、煮卵が柚子の香りで全般のバランスが取れています。
味玉生姜醤油
限定の味玉生姜醤油(1300円、2024年1月時点)を。常時提供しているわけではないので、もし見かけたら必ず食べてほしい一杯です。ビジュアルもよければ、震えるウマさ。間違いない。
まずはスープから。角のないまろやかなカエシに、気品を感じる生姜使い。ああ〜、これはおいしい。札幌のラーメン信月のようなガツンとストレートな生姜も好きだけど、NAGISAの醤油に馴染んで邪魔しない生姜も良い!
麺はブリッブリの手揉み多加水ちぢれ麺。少量ずつ口に運び、咀嚼してスープと飲み込みます。
3種類のチャーシューはどれも大当たり。それぞれ手間もかかるでしょう。それを確実にこなすのがNAGISAの真髄。ひとつくらい外してもおかしくないのに、3種類どれもおいしくて。完成度が高くて神ってる〜!
特製つけ麺(昆布水)
つけ麺チャレンジと銘打って、つけ麺のおいしさに触れる機会を増やしています。この日、NAGISA okinawan ramen.を訪れると、券売機につけ麺の文字。よーし、特製つけ麺(昆布水、1090円、2020年4月時点)をいただいてみましょう。昆布水というのも初めてです。麺の盛り付けも美しく、全体的な和テイストがとっても好み。
全粒粉を使っているつけ麺はややウェーブのある平打ち麺。ゆるゆるの縮れがとろとろの昆布水を適度にまとい、キリッとした醤油のつけダレを潜らせるととってもおいしい。大盛りにしなくともボリュームがあってお腹いっぱいです。
今回食べたつけ麺のつけダレには豚肉が仕込まれていました。これがねぇ、めっちゃおいしかったんです。別皿のレアチャーシューもおいしいんだけど、濃いめのつけダレを含んだ肉がウマい!
山原地鶏の醤油らーめん
こちらは初NAGISAでいただいた、山原地鶏の醤油らーめん(750円、2019年7月時点)です。半熟味玉トッピング(+100円)をしています。レアチャーシューのピンク色が美しくって、「うわぁ!」と見惚れてしまったのを覚えています。
まずはスープから。あっさりとした鶏清湯の醤油スープ。口に含むと「キレ、シャープ」の言葉が頭に浮かびました。これはビール用語で、キレもシャープも同じような意味です。このスープがとてもおいしくて、飽きがこないので何度もレンゲを行き来させます。海苔との相性が抜群だわ。
全粒粉の細ストレート麺は自家製。ツルツルで鶏清湯との相性が良いと思います。麺量はどのくらいでしょう、そこまでボリュームがないかもしれません。これなら大盛りでも全然食べれそう。
ピンク色が美しい低温調理のチャーシューは非常に柔らかく、厚みもしっかり。わたし、あまりレアチャーって得意ではなかったのですが、このNAGISAのレアチャーは臭みなど一切感じず、肉増ししてもいいくらい。次回からそうします!
味玉を割ってみました。鶏清湯との相性バッチリ。
特製煮干しらーめん
NAGISAの特製煮干しらーめん(1000円、2020年1月時点)をいただきました。ガツンとした麺をすすりたくて、煮干しらーめんの全部乗せを注文。
まずはスープから。とろみがあり、まるでポタージュのよう。豚骨やソーキから出汁をとり、そこに煮干しをふんだんに加えているそう。脂っぽさはあまり感じません。ニボニボしすぎず、バランスが取れています。スープは少なめだったので、もっと飲みたかった!
麺はつるんとした細ストレート麺です。こってり濃いめのスープなので、このくらい細麺だといいのかも。
特製煮干しらーめんには3種類のチャーシューが乗せられていました。低温調理の豚肩ロース、専用窯で吊し焼いたもの、そして豚バラ肉を柔らかく煮たチャーシュー。どれも異なるキャラクターで、おいしくて甲乙つけられません。この3種類が食べたくて特製を注文するという人もいるくらい。実際に食べて納得でした。次回もまた特製を頼んじゃうなぁ。
チャーシュー3種の他、半熟味玉と青菜、海苔2枚もトッピングされていました。
お子様醤油
NAGISAにはキッズメニューのお子様醤油(550円、2020年1月時点)があります。トッピングはレアチャー1枚、青菜、海苔1枚、メンマ。こどもが嫌いそうなネギはなし。吊るし焼きチャーシューも入ってたような気がします。全粒粉の麺もボリュームがあったようですが、我が家のお子サマーはペロリと食べてくれました。聞くと、おいしかったそうです。
カラスミ卵かけご飯
サイドメニューのカラスミ卵かけご飯(230円、2019年7月時点)もいただきました。卵かけご飯が大好き!カラスミも大好き!だったら食べるしかないですね。これまでTKGにいろんなものをトッピングしてきました。納豆、鮭フレーク、焼き鯖、のり、塩辛、キムチ、ごはんですよ、などなど。でも鶏卵に魚卵を合わせたことはなかったなぁ。カラスミの香りと塩気が卵かけごはんに合うし、いいアイデアですね。
アグー焼売
この日サイドメニューにあったアグー焼売(2個290円、2021年1月時点)もいただきました。ころんと丸くかわいい形。
皮は薄め、餡はわんたんに近しい味わいです。このアグー焼売でビールをいただきたい。いや、白米も合いそうだなぁ。食べながらふと、幼い頃にデパート地下ので食べた肉まんを思い出しました。なんだか懐かしい味だったなぁ。
まとめ
ということで、与那原町のおいしいラーメン屋さん「NAGISA okinawan ramen.(なぎさ おきなわんらーめん)」に行ってきました。
醤油・中華そば・昆布水つけめん、そして初期の頃に提供していた煮干しラーメンもいただきました。あっさりスッキリ好きな方は醤油や中華そば、こってりが好きなら煮干しが選べましたが、最近は煮干しや辛ニボは限定だけとなっています。定番はもちろん、限定メニューもおいしいのがNAGISAです。時折出されるスペシャルメニューなんかも楽しみにしているので、今後も目が離せません。
終わり。
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お店の情報
店名 | NAGISA okinawan ramen.(なぎさ おきなわん らーめん) |
住所 | 〒901-1303 沖縄県島尻郡与那原町字与那原3853 |
営業時間 | 11時〜15時(L.O.14時半) |
定休日 | 月・金曜(臨時休業あり、SNS要確認) |
駐車場 | 店前や横に無料駐車場5〜6台分あり |