今年初のシュノーケルを楽しんで来ました。向かったのは、恩納村にある真栄田岬。ここは沖縄のマリンアクティビティで一番人気の場所ではないでしょうか。これまで一度も行ったことがなかったのは、私の住む那覇から遠いこと、そして観光客が多すぎだろうと思っていたから。でも、いつかは行ってみたかったので、今回シュノーケリングできてとっても嬉しかった!
人気スポット「真栄田岬」でシュノーケリングしてきた!
今回はマリンショップのシュノーケルツアーではなく、個人で泳ぎに行きました。真栄田岬は個人で泳ぎに行くことができる場所ですが、水深は深いし、潮の流れが早い場所やうねりなどもあり、水難事故も発生しています。個人で泳ぐ場合は自己責任となりますので、慣れていない人はマリンショップに予約をしてインストラクター引率のもと楽しまれることをオススメします。
それでは、真栄田岬の場所や設備などに触れつつ、シュノーケルの様子を紹介していきます。
真栄田岬の場所と遊泳について。
今回訪れた真栄田岬は沖縄本島の西海岸、リゾートエリアの恩納村にあります。切り立った崖の下に広がる美しい海は、沖縄県内でも人気のダイビング&シュノーケリングのスポットです。
こんな海にせり出した場所にあるため、海上のコンディションは天候や満潮・干潮で大きく左右されます。そのため真栄田岬は遊泳可・不可が厳しく管理されています。天気が良くても風が強かったらNGとかありえるので、真栄田岬公式HPで遊泳状況を確認しましょう。
180台停められる有料駐車場。
真栄田岬には、最大180台も停められる有料駐車場があります。駐車場は普通自動車だと1時間100円と、観光スポットにしては良心的だと思います。
この写真は7月のとある平日、正午頃に撮影したものです。週末でもないのに駐車場は9割埋まっている状態でした。平日でこれですよ。週末は駐車場に入るために長蛇の列になります。夏場の土曜日、午後11時近くに訪れた時は、真栄田岬のだいぶ手前から渋滞になっていました。真栄田岬は平日に訪れる、或いは週末ならば朝イチで訪れたい場所です。
施設設備がしっかり揃って便利!
真栄田岬はマリンアクティビティを中心とした施設が揃っています。今まで訪れたポイントの中でも、一番設備が整っている印象です。これだけしっかりあれば、安心して遊ぶことができますね!
シャワーやロッカーがある更衣室。
こちらの更衣室には、有料のロッカー(100円)やシャワー(200円)があります。有料ロッカーはそれほど大きくないので、最低必要なものだけを持ち込みましょう。鍵のない荷物置きもあるので、ちょっとしたものは置けそうですが、利用は自己責任となります。温水シャワーは1分40秒で200円と若干割高。シャンプーやボディーソープ類は使用NGなので、さっと海水を流して、自宅や宿泊先に戻ってから改めてシャワーに入りましょう。メイクルームはないので、盛らずにスッピンが楽ですよ。
有料ドライヤーも完備。
髪の毛が長いわたしは、ドライヤーの有無が気がかりです。真栄田岬には100円で4分半使えるドライヤーが4つありました。これはありがたい。
水洗トイレは無料です。
男女別のトイレは水洗で、トイレットペーパーの設置もありました。障害者用トイレもあったのが印象的。こども用のおむつ交換台はありません。
売店・お食事処について。
真栄田岬には立派な建物がありました。その名も「ゆくい処 西海岸 海茶屋」。中は空調も効いているので、ほんのり涼しいです。人の出入りが多く、扉が開けっ放しになってしまうことも多そうなので、クーラーがガンガン効いてるわけではありません。Wi-Fiも飛んでるみたい(利用していないので接続具合やスピードはわからず)。
中に入ると、真栄田岬の管理事務所がありました。その脇には外貨両替機。沖縄は外国人観光客が急増していて、ここ真栄田岬も中国語や英語がいたるところから聞こえてきます。
日焼け止めや水着、浮き輪、ビーサンなどを購入できるショップもありました。
お食事処もあります。「真栄田そば」というお店では、沖縄そば屋タコライス、カレー、ドリンク類が販売されていました。お食事の価格は650〜750円と、観光名所にしては抑えめかな。
暑かったので、パイン棒(200円)を購入。カットしたパイナップルを棒に刺し、冷凍したものです。ウマウマ。
「ゆくい処 西海岸 海茶屋」のお隣には、「パーラー岬の家」というお店もありました。こちらもタコライスや沖縄そば、カレーなどが食べられるお店です。単価は600〜700円でした。食事を注文すると、ブルーシールのアイスがもらえるみたいです。また魚の餌やおつまみ類、スナック菓子も販売していて、ほんとその辺にあるパーラーみたいだわ。
シュノーケリングのレポート。
ここから先は、わたしがシュノーケリングした様子をまとめています。真栄田岬でのシュノーケリングは、ビーチエントリー(岸から直接海に入る)とボートエントリー(ボートから海に入る)があります。マリンショップの場合は申込んだショップや遊泳状況によってボートエントリーになりますが、個人で楽しむ場合はビーチエントリーです。
ビーチエントリーの様子。
シュノーケリングの準備が整ったら、海岸へ向かいましょう。真栄田岬は高台にあるので、階段を下って海に向かう必要があります。「ゆくい処 西海岸 海茶屋」の裏手にあるこちらの道を進むと、海へと繋がる階段が見えてきます。
降り始めの階段はしっかり整備されていて、とても歩きやすいです。美しい眺めを見ながらテンションを上げつつ下っていきます。
これは階段を下っている途中に見える、恩納村のリゾートホテル方面の眺めです。写真右下にはインストラクターに誘導されているビーチエントリーのお客さんがいます。写真中央にはボートエントリーの船が見えています。
さらに階段を下って行きます。海面がだいぶ近づくと、階段もどん詰まりになり始めました。
階段の下を眺めると、とにかく人が多い。階段の終わり部分がごちゃっとしていました。これから海に入る人と海から上がる人が譲り合いながら交差しているようです。
階段を降り切ったあたりの写真です。大人がすれ違う幅はありますが、ダイビング器材を背負った人がすれ違うのは大変かも。シュノーケルは道具が少なくて身軽だし、まだ泳ぐ前の体力がある我々はスイスイ通りました。
海に入ったばかりのエリアは、マリンショップ利用客が集合していて人だかりになっています。そのため、少し離れた位置に移動して、フィンを履くことにしました。このあたりは足場がゴツゴツしています。砂地ではなく岩場(珊瑚?)なので、怪我をしないためにもマリンシューズが必要です。
足場に気をつけながら移動し、フィンを着用。このあたりはリーフ(珊瑚礁でできた浅瀬)が狭く、すぐに腰〜それ以上の深さに、そしてその先には垂直に切り崩されたようなドロップオフがあるんだって。そのためか海水もほどよくひんやりで、真夏の暑い日は最高に気持ちが良いです。準備が整ったら、さっそく海へ出ましょう!
芋洗状態の中、いざシュノーケリング!
シュノーケリングの準備が整ったら、岸か少し離れて沖に出てみましょう。周辺は芋洗状態なので、泳ぎやすい場所を通ります。この時も遠くに行きすぎず、自分の泳げる範囲で移動しましょう。
少し沖に出ました。シュノーケリングツアーは岸からあまり離れないみたいで、我々のあたりは人が少なくなりました。といっても沖まで1分と泳いでません。やっと人の数が減り、シュノーケリングしやすくなってホッとします。
泳ぎやすさを確保しながら、東方面にある恩納村のリゾートホテル側へと進みます。目指すは青の洞窟です。
時折、記念撮影もしながら... ですが、海中での撮影に慣れていないのと、穏やかに見えて波があるため写真がブレるブレる。おかげで「意外と波があるので気をつけよう」と何度も思いました。
この写真のあたりは水深2mほど。底が見えるので安心して泳げますが、場所によってスッコーンと深い場所もあります。そういうところにカメラを落としてしまわないかドキドキします。
途中、洞窟があったりして。上陸はしなかったけれど、次回は休憩がてら見学しに行ってみたいな。
水中には、ダイバー&シュノーケリングがいっぱい。
真栄田岬は沖縄屈指の人気スポットです。なのでダイバーもいっぱいいるし、シュノーケリングを楽しむ人もたくさんいます。下からブクブクと泡が上がってくるので、少しカメラを向けると、やっぱりダイバーがいました。
体験ダイビングは2〜3mの海底で練習してから、お目当の青の洞窟を目指すのでしょう。我々が泳ぎやすいところにはインストラクターやダイバーがいて、フィンで蹴ってしまわぬよう気をつけました。
こちらはシュノーケリングツアーの方たち。ウェットスーツ着用で浮力があるためプカプカ浮いてます。泳ぎに自信がなくても、スーツがあれば安心して楽しめます。
真栄田岬にいるお魚の様子。
真栄田岬のシュノーケリングでは、結構お魚を見ることができました。ただ、この日は色的に地味な魚が多く、沖縄の海にいそうな熱帯魚的カラーの魚が少なかったです。
海水の透明度は、まずまずといったところ。日が差し込むと海の色が綺麗でした。
これはなんという魚でしょう。何度も見かけました。フォルムも色もおいしそうだなと思いながら追いかけました。
今回のシュノーケリングで一番目立ったのが、黄色と黒のツノダシというお魚。すばしっこいのでなかなか綺麗に撮影できてませんが、タイガース好きとしては嬉しいカラーです。
少し深いところにニモがいました。白いラインが2本なので、クマノミだと思われます。耳抜きしながら潜った深さにいたので、水面から見つけられたらラッキーかな。
シュノーケリングしてる人のまわりにやたら魚が集まっているな〜と思ったら、魚肉ソーセージで餌付けしていました。魚肉ソーセージの餌付けって最近はあんまり好まれないと思うのですが、どうなんでしょう?外国の方だったし、個人で持って来たのかなぁ。
超有名な「青の洞窟」は、洞窟入り口が神秘的!
真栄田岬と言えば、「青の洞窟」が超有名。ここはツアーだけではなく、個人で訪れることができます。泳ぎながら洞窟の中に入っていくのですが、これがとにかく真っ暗。外海から洞窟の奥まで、見学の行列ができています。右側通行というルールもこの場で知りました。見学に来ている人の多さと複雑な潮の流れで動きが制御しにくかったです。この間、何度人にぶつかったか... 行きは真っ暗、洞窟の奥も真っ暗で、ここが何故「青の洞窟」なのか理解できません。
洞窟の奥から外海に出る時に、やっと「青の洞窟」の理由がわかりました。人混みをすり抜けながら海中を眺めると、これが神秘的で美しいブルーなのです。青の洞窟は芋洗状態なので、ノールックで撮影しながら進みました。
これは洞窟の出入り口付近でしょうか。外からの光で海が綺麗。水中からだと、比較にならないほど美しいんだろうなぁ。
洞窟を出たあたりには、小魚の大群が。迫力あったな〜。
青の洞窟はシュノーケリングよりもダイビングが向いてるかもしれません。海中の方が人が少なく移動がしやすいし、きっと地形や海中の様子も楽しいだろうなぁ。
海に入らなくても、景観だけでも楽しめる!
ダイビングやシュノーケリングでお馴染みの真栄田岬ですが、マリンスポーツをしなくても楽しめるものがあります。それは、高台から眺める景観です。
東屋(展望台)から臨む素晴らしい景色。
こちらは駐車場や売店などが入る建物の少し先にある東屋。ここが展望台となり、真栄田岬の全体を眺めるビューポイントになっています。屋根があるので、紫外線を気にせず景観を楽しめるのも嬉しいな。
こちらは東屋から左手側の景色。このゴツゴツした岩肌の断崖絶壁は、隆起した珊瑚礁でできています。海の色もツートンで、浅瀬から深間の様子がよくわかりますね。遠くに、伊江島のタッチューが見えるので、ぜひ現地で確認してください。
これは東屋の右手側に広がる絶景です。船や泳ぐ人が見えますが、ダイビングやシュノーケリングのツアーはこちら側の海で行われます。
遊歩道の先にもスポットがある。
真栄田岬のトイレの先には、遊歩道が続いていました。マングローブやアダンなどの南国植物が生え、その奥には海が見えました。
遊歩道を進むと、道がひらけて岩場と海が近くなりました。もう少し進んでみます。
このあたりは真栄田岬南側の風景です。さすがにこのあたりを泳ぐ人はおらず、美しい海と青空に見とれてしまいました。ただ、日除けになるものが一切ないので、汗が垂れ流れます。ここはもう少し涼しくなったら改めよう。
このあたりは魚釣りができるんですね。水難事故の注意を促す看板が印象的。
真栄田岬のまとめ!
ということで、真栄田岬でシュノーケリングを楽しんできました。マリンアクティビティの印象は「芋洗い!」です。せっかくツアー客ではない個人でも楽しめる場所ですから、観光客が少ない時期あるいは時間帯に改めて来てみたいなぁ。特に青の洞窟はダイビングの方がその美しさを体感できるだろうなぁ。なので、シュノーケリングよりダイビングしてみたい!
それと、シュノーケリングをしなくても、景観を楽しむだけでも良い場所だとわかりました。万座毛や残波岬だけじゃなく、この真栄田岬の景色もおすすめです。ただ唯一、観光シーズンの週末は駐車場がヤバい。真栄田岬は車移動じゃないと不便な場所ですが、駐車場待ちの行列で時間を潰してしまうなら、あえて立ち寄らなくても良いかもしれません。沖縄でも人気のポイントだけあって、設備もよいし海も楽しめたことは事実です。できることならば、混雑を避けた日程で訪れるのがベストだと思いました。
終わり。
住所:〒904-0417 沖縄県国頭郡恩納村真栄田469-1
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩