友人Yちゃん夫婦が沖縄に来たので甘味を食べに行ってきました。向かったのは那覇市久米にある「千日(せんにち)」です。ここは創業70年近い老舗店。食事と喫茶を楽しめるお店としてウチナンチュに親しまれ、また、観光サイトなどにも掲載されているので旅行客にも知名度が高いんですよね。駐車場は2軒左隣、玉那覇ウシ商店の横にあります。満車の場合は周辺のコインパーキングをどうぞ。
昭和な雰囲気の店内にはお客さんが多い!それも老若男女、地元民も観光客も様々です。地元のおばぁたちが着飾って沖縄そばを食べているテーブルもありました。きっと創業時から通っているのだろうし、ゆくい処として長年の常連さんなのだろうと想像を巡らせます。
それでは千日のメニューをチェックしてみましょう。主にかき氷系(アイスぜんざい・いちご氷各種)と沖縄そばと今川焼・たい焼きというメニュー構成です。冬場はホットぜんざいがあるようですね。ぜんざいは容器代30円を支払えば持ち帰りも可能です。また千日はセルフサービスのお店です。注文ができあがったら呼び出されるので、カウンターまで受け取りに行きましょう。
ということで、出来上がった冷やし物たち。左からいちご氷(350円)、アイスぜんざい(350円)、ミルク金時(500円)です。透明の涼しげな器に円錐型の氷が映える!標高もあるし、お腹に溜まりそう。
わたしはアイスぜんざいをいただきました。友人Yちゃんが「ミルクのかかってるタイプじゃなくていいの?」と確認してくれましたが、何もかかっていないシンプルなぜんざいがあっさり食べられて良いのです。氷の下にはたっぷりの金時豆が隠れていて、これで十分甘くておいしい。
夏場にクールダウンできるアイスぜんざいが本当においしい。しかもお腹に溜まります。終盤でもこの金時豆の量が残っていて、煮豆と氷でお腹が膨れます。
アイスぜんざいでお腹は満たされているものの、入店時に目にしたたい焼きが頭から離れません。甘く香ばしい香りにとりつかれてしまいました。
焼き場の方に声をかけてみたら、ちょうど焼きあがったばかりと言われてお財布を取りにテーブルへUターン。
たい焼きを受け取り、セルフサービスの温かいさんぴん茶も準備して...
お茶会リスタート。たい焼きは1つ120円。こんがり焼かれていい色合い。
奇をてらわないスタンダードなタイプ。つぶあんも生地も食べ応えのあるしっかり系。アイスぜんざいとたい焼きで満腹です。
ふとキッチンを見ると、沖縄そばを作っている様子が目に入りました。他のお客さんが食べている様子を見て、Yちゃん夫婦の旦那さんが「食べたい」と。麺好きに悪い人はいないよね!
そんな感じで注文した千日の沖縄そば(600円)。三枚肉・かまぼこ・ネギに平打ち麺とクリアなスープ。見た目から想像するに、おそらくあっさり系のそばでしょう。Yちゃん夫婦の旦那さんがおいしいと食べていました。
ということで、那覇市久米にある「千日」でアイスぜんざい・たい焼き・沖縄そばを食べてきました。創業から70年近い老舗です。その昔、久米のあたりは中国や東南アジアとの貿易や文化人を何人も送り出すような村があったそうです。昔から人が住んでいた場所だから、福州園や千日のような老舗店があるのでしょう。今回はアイスぜんざい目当てで食べに訪れたのですが、地域の成り立ちや背景を知った上でまちぐゎー巡りするとより一層楽しめるなぁと思いました。沖縄は歴史のある島ですから、いろいろ学ぶものが多いです。
終わり。
お店の情報
店名 | 千日 |
住所 | 〒900-0033 沖縄県那覇市久米1丁目7-14 |
営業時間 | 11時半~19時 |
定休日 | 月曜 |
駐車場 | お店の2軒左隣にあり。コインパーキングもあり。 |