本日、那覇マラソン!ということで、関東からランナーが多数やってきていますが、その裏で走りとは無縁なわたしたちは、那覇・久米にある「福州園」へ行ってきました。
久茂地の交差点を波の上側へ曲がると見えてくる謎の建物、これが福州園。
ここは那覇のビジネス街から600mしか離れていません。
以前から気になっていたけれど、入場料かかるだろうな~と近づきませんでした。実は、入場無料なんです!
福州園の中に入ると、既に中国っぽい雰囲気。ここは中国福州地方の伝統技法を用いた本格的な中国式庭園だそうです。
沖縄は琉球王朝から中国と友好な関係を続けてきた歴史もあって、こういう庭園が存在しているんですね。
国際通りからも近いのに、人も多くなく、見て歩き易かったです。
福州園は園内は明・穏・華の三部空間で構成されていて、樹木や草花で四季の景観を演出しているようです。水のコーナーが面白かったなぁ。
ガジュマル君が根を垂らしまくっていました。
中国の人って器用だなぁと思うのは、こういう彫刻を見たとき。細かい細工が美しかったり、どうやって彫ったのか不思議な石像があったり。
庭園の中には鮮やかな花もありました。12月なので季節外れな感じもするけど、こういうのが沖縄らしさだったりするわけで。
池には餌付け慣れしてるコイが多数。餌も100円で売っています。大人達がしばし童心に戻る瞬間。
福州園で一番楽しかったのは、ここ。滝が会ったり、洞窟っぽくなっていたり、滝の裏に入れたり、急な石階段を上り下りして景色を眺めたり。
福州園がある久米周辺は、その昔、久米村(クニンダ)と呼ばれる村で、中国からの移住者が住んでいたそうです。久米村人(クニンダチュ)たちは琉球と中国やアジア諸国を政治・経済・文化的に繋ぎ、琉球王国の外交や学問・文化の振興を支えたんだとか。
沖縄とその他の都道府県とは成り立ちや文化が違うので、ナイチャーが理解できないことがあってもそれが当たり前だと思うんですよ。理解できなくても「そういうもんだ」と認識していくのも、沖縄を学ぶことに繋がると思うんだなぁ。
ということで、久米にある「福州園」を散策してきました。「久米村」は聞いたことがあったけど、離島の久米島のことを指していると思っていたよ。全然違ったし、本当の久米村を今日知ることになるとは全然予感しませんでした。
それにしても思った以上に楽しかった!観光客も少ないし、入場無料なのでぼーっとしに行くのも悪くなさそうです。福州園のような施設・公園が他にもあると思うので、また行きたいな~と思いました。
終わり。
2016年8月13日追記
なんと!今年4月から福州園は有料化していたようです。那覇市のサイトによると、
大人200円、小人100円
とのこと。小人の定義は中学生以下だそうです。小学校就学前だと入場無料みたい。詳細は福州園でご確認を。
住所:〒900-0033 沖縄県那覇市久米2丁目29
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩