「波羅蜜」沖縄らしい海も山もないけれど、このカフェにはお客さんを惹きつける理由がある。

2022年2月4日

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」今日のひと皿(1540円)というランチプレート

「波羅蜜(パラミータ)」と聞いて頭に浮かぶのはなんでしょう。わたしは仏教用語でした。こちらは今帰仁村の住宅街にある一軒のカフェ。海や山が近いわけでもなく、沖縄らしい情景が広がる立地ではありません。それでもお客さんが絶えず訪れるには理由があります。中に入った瞬間から始まる世界観、これが非常に素晴らしい…!ということでさっそくレポートいってみよ〜!

今帰仁村の人気カフェ「波羅蜜(パラミータ)」

どこにあるの?駐車場は?

波羅蜜(パラミータ)は今帰仁村の中心的な集落、仲宗根の裏通りにあります。周辺には住宅や小さな商店が並びますが、わたしが訪れたタイミングでは、人の往来はほとんどありませんでした。閑散として付近を走る車も少なく、沖縄本島北部の村らしいなぁと思いました。しかし、どうしてかこの店の駐車場だけが満車状態で驚きました。

お店の駐車場は5〜6台分はありそうでした。タイミングによっては満車状態が続きます。波羅蜜(パラミータ)は回転が遅めのカフェだと思うので、長時間粘るか、あるいは諦めて次点のお店に向かうかするしかないと思います。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」の駐車場

お店の様子

お店の入り口。波羅蜜(パラミータ)は店内の様子がわかりにくく、開け放たれた入り口の奥は漆黒の闇に感じられて、躊躇するというか緊張するというか… 世界観をビンビン感じます。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」の外観

少しの勇気で、一歩入ってしまおう。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」入り口付近のグリーンとテーブル席

奥に進むと非日常の空間。天井の高さ、積み上げられたブロック壁、大きな絵、木目のインテリア。この空間に呼ばれたな、と思いました。この日わたしは波羅蜜(パラミータ)を訪れるべくして向かったのです。駐車場も残り1台でギリ停められたし、客席も1席だけ空いていたし。スポッとそこに収まる居心地の良さを覚えました。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」の店内

どこを切り取っても絵になる空間。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」店内の何気ないテーブルも素敵

お子サマー連れで訪れていなければ、波羅蜜(パラミータ)だけであっという間に1日が終わりそう。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」カフェカウンター

雑貨類も販売していて。手にとって眺めているだけで時が経ちます。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」店内で販売されている雑貨類

メニューについて

波羅蜜(パラミータ)のメニューです。こちらのカフェでは定番メニューと、日替わりで差し変わるメニューがあります。それが季節のケーキに、11時半から提供開始の今日のひと皿です。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」この日のメニュー(その1)

ドリンクメニューをめくると、パンケーキやスイーツ類のメニュー。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」この日のメニュー(その2)

その裏にはサンドイッチメニューもありました。今日のひと皿は日替わりのランチプレートです。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」この日のメニュー(その3)

実食!グルメレポート

今日のひと皿(1540円)

ランチ目当てで訪れたものの、今日のひと皿(1540円)が11時半からの提供開始と知らなかったわたし。少し早めに到着してしまいました。先にドリンクだけ注文して後から追加で今日のひと皿をオーダーしようとしたところ、「大丈夫ですよ、準備が出来次第お持ちしますね」とお店の方。それとなく、やんわり受け入れてくださる対応も居心地の良さに繋がりました。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」今日のひと皿(1540円)というランチプレート

そんなありがたいエピソードとなった今日のひと皿。フードコーディネーターの根元きこさんが作るワンプレートには、野菜を中心としたおかずが並びます。カリフラワーのフライ 人参ディップ、これ、めちゃくちゃおいしい。リーフレタスとブロッコリー、紫大根、いんげんは、固めに茹でた食材の食感が楽しめます。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」ランチプレートのカリフラワーフライがとってもおいしかった

椎茸と蒟蒻、割干し大根、島人参は味わい深く、もずくとピーマンの土佐酢は食材の組み合わせが新しいし、ズッキーニのツナ(トンボマグロ)和えもおいしかったなぁ。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」もずくとピーマンの土佐酢、切り干し大根など

カフェ飯だしボリュームはそんなにないだろうと思っていたんです。けれど無農薬米のごはんはボリュームがありました。新じゃがのすり流し じゃこオイルも食材の組み合わせに驚き。わたしには作れない食事だなぁ。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」無農薬米と新じゃがのすり流し

日替わりのお昼ごはんを注文すると、食後のドリンクが330円でいただけます。わたしは自家焙煎のコーヒーを。受け皿とコーヒーカップの組み合わせ、そして渋色の木目がお見事。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」食後の自家焙煎コーヒー(ランチとセットで330円)

季節のケーキ(780円)

お子サマーはケーキを食べたいというので、この日の季節のケーキを注文しました。いちごのショートケーキ(780円)です。名護のまんまるファームで作られたいちごで作ったそう。クリームたっぷり、イチゴのカットも厚めで満足だったよう。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」季節のケーキはいちごのショートケーキ(780円)

いちごのショートケーキに合わせたドリンクは、シトロンソーダ(570円)。だいだいや柚子、甘夏などの柑橘シロップをソーダで割ったもので、お子サマー曰く「おいしい」とのことです。よござんした。

今帰仁村「波羅蜜(パラミータ)」シトロンソーダ(570円)

まとめ

ということで、沖縄本島北部の今帰仁村にある「波羅蜜(パラミータ)」でランチをいただいてきました。大胆にデザインされた空間に圧倒されつつ、落ち着いて腰を据えてしまう雰囲気、そして意外とボリュームのある今日のひと皿。また戻ってきたいと思わせる理由がそこにはありました。率直に、いいお店だったなぁ。このカフェはまた必ずリピートします。
終わり。

お店の情報

店名 波羅蜜(パラミータ)
住所 〒905-0401
沖縄県国頭郡今帰仁村仲宗根278−3
営業時間 11時半〜16時(L.O.15時20分)
定休日 火〜木曜
駐車場 専用駐車場あり


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ユッキー@毎日ビール

沖縄移住10年のブロガーによる、定番グルメからローカル店まで沖縄情報。国内外の旅グルメ・ビアバーめぐりの情報も。クラフトビール歴は16年、ブログ歴12年、カーチャン歴7年。

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