年末年始は台湾第二の都市と呼ばれる高雄(たかお・カオション)に行ってきました。沖縄〜高雄間はピーチアビエーションが就航しており、とても安く往復できます。今回は元旦生まれのご主人サマーの誕生日プレゼントとしてホテル宿泊費用を贈呈しました。彼が遠慮なく選んだホテルは、高雄の四つ星「リーズホテル(麗尊大酒店/THE LEES HOTEL)」。言い出しっぺはわたしだけど、カード支払い金額に怯えたわ... 高雄といえど、年末年始は高いんですね。勉強になりました。ということで、リーズホテル(麗尊酒店)のレポートいってみよ〜!
四つ星ホテル「リーズホテル(麗尊酒店)」で年末年始の休暇を満喫してきた。
どこにあるの?高雄国際空港からのアクセスは?
ホテルの場所。
リーズホテルは高雄市内の中心にあります。高雄市内を走るMTR(高雄捷運、地下鉄)のオレンジラインの信義国小駅が最寄りです。信義國小駅の4番出口から地上に出て、リーズホテル方面に歩いて行くと10分程度で到着します。この途中にローカルなマーケットがあって、午前中は小吃やフルーツ、肉、衣服などが売られ、狭い通りをバイクや人が行き来する様子が楽しめます。
高雄国際空港からのアクセス方法。
高雄MRTで移動
高雄国際空港からリーズホテルに向かう場合は、高雄国際空港でMRTレッドラインに乗り込み、美麗島駅でオレンジラインに乗り換えて2駅で最寄りの信義国小駅に到着です。そこから歩いてホテルに向かいましょう。
タクシーで移動
高雄国際空港からホテルまでは9km弱しか離れていません。なのでタクシー移動も可能です。日本国内にいる間にタクシー乗り場の場所と、行き先を告げる方法(現地語だったりホテル名の手書きだったり)を準備しておきましょう。国際空港に待機しているタクシーはサービス料がかかったり、またトランク利用料も加算されます。とはいえ台湾のタクシーは安いので運賃は250〜300NTDくらいかなと思います。
Uberが安くて便利
UBerはご存知ですか。タクシーのようなサービスで、手元のアプリ上で目的地を指定でき、乗車前に料金が確定できる優れものです。ドライバーと言葉を交わす必要がないこと・数分以内に配車されること・ぼったくりの心配がないことから、台湾旅行の際は重宝しています。ツイートのリンク先から登録すれば最大1500円分の無料乗車ができるので、まだ利用してない人は一度チャレンジしてみて。
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ホテル周辺の街並み。
リーズホテルの目の前は五福一路という交通量の多い道路です。通り沿いには高いビルもあれば、低層の建物もあったりして。中学校や官公庁などの公共施設もあれば、一般階級向けスーパーに単価の安い食堂もあったりして。この通りの裏側に行くと、地元民が住む上に高いアパートやお寺、日本語や英語が全く通じない食堂もあります。身振り手振りで買い物を済ませるのですが、日本語が通じやすく観光地化した台北とは少し異なるローカル旅が楽しめます。
チェックイン/チェックアウトの時間
さて、チェックインとチェックアウトについて書き残しておきます。利用する宿泊プランによってレイトチェックアウトとかあるかもですが、基本はこちらの時間です。海外でのホテル滞在時は、宿泊客全員分のパスポート提示を求められるので、出しやすい場所に用意しておくとスムーズです。
チェックイン | 15:00(最終チェックイン24:00) |
チェックアウト | 12:00 |
フロントでの日本語対応と、ロビーなど共用設備。
フロントでの日本語対応は弱かった。
公式サイトに「英語・日本語対応」と書いてあったんです。台北で利用したグリーンワールドグランド南京も常に日本語対応可能なスタッフがフロントにいましたから。でもフロントで日本語対応可能なスタッフにお会いすることは一度もありませんでした。4泊して4〜5回はフロントに立ち寄ったと思うんですが、一度もいませんでした。
そのかわり、わかりやすい英語でのコミュニケーションと、いよいよ話が通じないぞという場合はフロントから内線で日本語が話せるスタッフに繋いでもらうことはできました。例えば、我々が滞在した年末年始の日程で、周辺の夜市は営業しているの?という質問に対し、日本語が話せるスタッフが電話で「観光地は営業している」「レストランは混み合うから予約したほうがいい」等と案内してくれました。そういう意味では日本語対応と言えるかもしれませんが、わたしのように田舎っ子で英語が話せないタイプだと、公式サイトの「日本語対応」を信じ切ってしまうといざ現地で通じず緊張の連続になるはずです。
ロビー周辺
我らが訪れたのは年末年始休暇でした。クリスマス直後のため、ロビーには大きなツリーが飾られていました。
ツリーの土台に近づき「かえる!」と叫ぶお子サマー。えーなになにー?としゃがみこむと、本当に蛙がいた!その場でカエルジャンブし始める年齢なのでどうなることやらと思いましたが、高級ホテルの空気感を察知したようでセーフ。
カフェラウンジ
フロントの右隣にはカフェラウンジがあります。ここ以外に座る場所がないのか、チェックインの手続きを済ませる間、ずっと立って待っていました。
早めにルームキーを受け取り、客室へ。
空港からホテルに直行し、到着したのが14時過ぎ。荷物だけ預けて、遅いお昼ごはんを食べつつ15時のチェックインを待とうと考えていました。手続きをしていると、フロントスタッフに「Wait 10 minutes」と言われました。「ステイヒア?」と確認すると、首を縦に振ります。じゃあ待とうかーとロビーで立ったりお子サマーとじゃれたりで10分待ちました。フロントに再度向かうとルームキーを手渡されます。サンキューフォーアーリーチェックイン!
フロントスタッフの計らいにより、予定より30分以上早く客室に向かうことができました。エレベーターホールから客室までが遠い!廊下右側の窓は8階まで吹き抜けになっているので、高所恐怖症なら怖いかも。
デラックスダブルルームの客室。
今回は20階2016号室のデラックスダブルルーム(38平米)に滞在しました。元旦に誕生日を迎えるご主人サマーが「こどもが寝た後のことを考えると、2部屋あるとラクだよね〜」と言うので、奮発して豪華な部屋にしました。ホンネを言う、正月料金で結構高かったのですが、最近予約サイトで確認したところ同じ部屋が1室1泊7000円台で予約できたりして、結構お手頃なホテルだと思います。
ゴッホのひまわりが飾られたアンティークなリビング
ということで、まず鍵を開けて目に飛び込んできた風景がこちらです。アンティーク調の家具やカーペット。壁にはゴッホのヒマワリ。リーズホテルって芸術文化へのこだわりを持ったホテルなんですよ。廊下やロビーにも絵画などの芸術作品が並べられていましたし、客室も上等に整えられています。ああ〜、さすが四つ星ホテル!ライティングデスクに32インチのテレビ、2名がけのイスにテーブル、照明が配置されています。
人生初のウェルカムフルーツ!
テーブル上に置かれたフルーツに、すぐ気づきました。ああ、これは高級ホテルのチェックインサービスじゃないですか!おもてなしのウェルカムフルーツ!正月料金はたいて泊まりに来ただけあるなぁ、報われた気がするなぁ、と思っていたら...
フルーツが目に飛び込んだのは、わたしだけではありませんでした。お腹ペコペコのお子サマーが「ばなな!」と皮ごとかぶりつき、慌ててむいてあげるという。この意味でも、ウェルカムフルーツがあってよかったです。
リビングの奥には、もう一部屋ありました。向かってみましょう。
ベッドルーム
リビングの隣には独立したベッドルームがありました。こちらにもライティングデスク、32インチのテレビ、イスとテーブル、照明が配置されています。ちょっとした雑誌や高雄のフリーペーパーも用意がありました。
ダブルベッドはほどよい硬さ。枕が4つ。枕元にはコンセントはありませんでした。
ベッドの上に、ターンダウンサービスやマッサージサービスの案内がありました。このターンダウンってなんだろうと思ったら、お客さんを迎えるため装飾されたベッドを、寝やすいように準備し直してくれるサービスのことなんですね。初めて知りました。しかも帰国してから知りました... お願いすればよかったなぁ。
サービスドリンクや冷蔵庫、無料のミネラルウォーターなど。
デラックスダブルルームの客室サービスはまだまだ続きます。こちらはサービスでついているドリンク類です。ネスカフェのカプセルコーヒーメーカー、嬉しい!このコーヒーメーカー後ろのコンセントでスマホや大容量バッテリーを充電しました。部屋が大き過ぎて、どこに何を置いたか忘れてしまうので、高い位置に置こうと考えたのです。
冷蔵庫にはソフトドリンクがありました。こちらは有料じゃないかと思って手をつけていません。
ベッド横にはミネラルウォーターのサービスも。毎日2本ずつもらえるのは大人はもちろん、子連れにありがたいサービスだと思います。
クローゼット周辺
クローゼットの左半分を開けると、バスローブがかけられていました。
右半分には小型金庫や身だしなみ整える系のセットなど。3段ほどの引き出しがあったので、4泊5日分の衣類や紙おむつをここにセットしました。背負ってきたバックパックは数日間クローゼットで休憩です。
水回り(バスルーム・トイレ・洗面台)とアメニティ類
トイレ・バスタブ・シャワールームが横一列
ベッドルームの奥にトイレやお風呂、洗面台が揃ったバスルームがありました。この部屋はかなり広く、写真1枚に収まりきらなかったほど。まずはトイレとバスタブ、シャワールームの様子です。
シャワールームはガラス張り。シャワー中にお子サマーが遊びに来ると落ち着かないので、このバスルーム自体の鍵を閉めて入りました。シャワーが2種類あって、オーバーヘッドシャワーではないものお湯の出方を調整できる上からのシャワーが気に入りました。ぼたぼた落ちてくるようなヒーリング効果がありそうなタイプです。滞在中はずっとゆらぎのシャワーと読んでいました。湯量も湯温も問題なし。
こちらは温水洗浄機能付きのトイレ。台湾はトイレットペーパーが流せないと思っているのでゴミ箱に捨てていましたが、そういえばどこにも「流すな」という張り紙がありませんでした。フロントに確認すればよかったな。
バスタブがあって本当に助かりました。お子サマーが気に入って毎日入浴していました。朝・晩入る日もあったほど。ツルツル滑るので、滑り止めマットは必須です。
しばしお風呂で遊んだ後は、バスタオルに包まりアンティーク調の室内をウロウロ。親バカ目線と自覚しているものの、どうしてもお風呂上がりの貴族に見えます。
バスルームに併設された手洗い場と化粧台
バスルーム内には他にも手洗い場と化粧台が併設されており、まるで2面鏡のようになっています。鏡の面積が広く、バスルームが異様に広く感じたのはこの鏡のおかげでもありそう。わたしにとって大事なヘアドライヤーは化粧台の引き出しにありました。
アメニティ類
アメニティ類もしっかり揃っています。歯ブラシ、コーム、コットン、綿棒の他、マウスウォッシュもありました。一度手をつけると翌日には補充されるのが本当にありがたい。
並んだ4本のボトルはシャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、バスソルト。そして手前にあるのは石鹸です。シャンプー類も一度手をつけると翌日には補充されるシステム。髪の毛がきしんだり、香りが強すぎることもなく、使い心地がよかったです。
全然気付かなかった、玄関近くの個室トイレ。
我々が滞在したデラックスダブルルームには、実はトイレがもうひとつありました。全然気付かなかったのですが、玄関入ってすぐの場所に広々とした個室トイレがあったのです!こちらは温水洗浄機能付きではないのですが、バスルームが埋まっている時もトイレが使えるというのは、ファミリー滞在としてはメリットでしかありません。
フリーWi-fiについて。
客室内には当たり前のようにフリーWi-fiが飛んでいます。PC作業もスマホ利用も問題なし。速度も極端に遅いわけではなく、かといってめちゃくちゃ早い感じもなく、ごくごく普通です。
ベビー・チャイルド用品も用意してもらった。
フリフリの可愛いベビーベッド
ホテルを確保する時に、「大人2名、幼児1名(1歳児)」で予約しました。すると事前オーダーしていなかったのに、こんなに可愛いベビーベッドが!フリフリ!
お子サマーには小さすぎるし、ここでは寝ないだろうと思っていたものの、まずは悪くない印象。旅の疲労感もあったようで、寝かしつけた後ベビーベッドに移動しても朝まで爆睡でした。但し、毎朝6時半にギャン泣きで起こされましたけれど。
そっと置かれたベビーバス
バスルームに入ると、ベビーバスに目が止まりました。1歳児と言えど、1歳になりたてか2歳に近いのかで様子が大きく異なります。我が家のお子サマーは2週間後に誕生日を控えた1歳児でしたので、ベビーバスは利用しませんでしたが、おもてなしに感謝です。
問い合わせてみるも、ベビーカーはなかった。
出国前、ホテルに「ベビーカー(英語ではストローラーというらしい)はありますか?」と問い合わせしましたが、答えはNoでした。宿泊施設によっては用意している場合もありますし、今なくとも将来的に導入の可能性もゼロではありません。日本から持ち込むのが大変な場合は現地で借りることも検討しましょう。
日中、部屋にいたらメッセージが差し込まれていた。
4泊5日の滞在中、天気が悪く、日中も外に出歩かない日がありました。お子サマーはバスタブでバシャバシャー遊んで楽しそうにしていたのですが、玄関周りにこんなメッセージが残されていました。どうやらルームクリーニングサービスのお知らせです。我々が部屋にいたのでルームクリーニングができなかったみたい。夕食を食べに出る際、フロントに立ち寄ってルームメイクをお願いして出かけました。
20階からの眺め。
ホテルは21階建てで、今回の滞在した客室は20階でした。なので眺めもそこそこよく、高雄の街並みが遠くまで見えてよかったです。高雄めっちゃ広いの!高雄は神奈川県の広さよりも大きいそうです。そんな高雄の街並みを載せておきます。
ホテルから東側の眺望
20階エレベーターホールからの眺めです。ホテルの東側には自來水公園や高雄市役所文化局がありました。この通りをまっすぐ行った突き当たりには、北凱旋公園という大きな公園があります。街並みのいたるところに緑があるの、いいですねぇ。
ホテルから南側の眺望。
こちらは客室からの眺めです。我々が滞在した部屋からは、ホテルの南側には地元民の住宅やビルが立ち並びます。滞在中、常に空がガスがかっていたのですが、季節的なものなのか排気ガスかはわかりませんでした。ピーカンの青空を見てみたい。
同じく客室から、夜の風景です。通り沿いに並ぶ飲食店が明るく照らします。高雄の夜は真っ暗になることはありませんでした。雲またはガスのせいかなぁ。ガスとか気になる方は事前に調べて、マスク持っていきましょう。目的がわかりませんが、高雄現地の人の多くがマスクをしていました(特に中高年の女性)。
プールやジャグジー、ジムなども利用可能。
リーズホテルにはカリビアンレジャーワールドという施設があり、ホテル滞在客は無料です。カリビアンレジャーワールドには屋内温水プールがあります。泳いでる人少なめで静かだし、なかなか使い勝手良さそう。
児童用プールもあります。お子サマーを遊ばせようかと思ったものの、身長制限でひっかかりました。大人用プールは身長140cm以下利用NG、児童用プールも身長110cm以下はNGです。
その他にもプール脇のジャグジー、ジム、サウナ、スチームサウナ、美容SPAなどを取り揃えているそうです。
滞在客以外の利用料金や、利用可能な時間、お休みなどはこちらのインフォメーションを参考にされてください。こちらは2019年1月時点の情報なので、事前に調査もしくは現地で確認してくださいね。
まとめ
ということで、台湾南部の都市・高雄にある四つ星「リーズホテル(麗尊大酒店/THE LEES HOTEL)」に宿泊してきました。正月休み期間中に4泊5日して思ったのは、スタッフのどこかおぼこさを残した雰囲気の印象です。これは決して悪い意味ではないのですが、フロントスタッフのまとめ髪、日本語対応の覚束なさ、ドアマンとの「你好」の挨拶、どれもちょっと田舎感がありました。前回台北で利用した四つ星ホテルが東京ならば、今回の高雄は地方都市の高級ホテル。日本で感じる地域差を台湾でも感じることができるとは。こういう経験ができて、とても面白かったです。高雄の町自体、日本語や英語を話せない人が多いので、ホテルもそうなのでしょう。大きな都市でありながらも台湾の地元感が残る雰囲気が味わえてよかったです。
終わり。
住所:No. 105號, Wufu 1st Road, Lingya District, Kaohsiung City, 台湾 802
(*・ω・)つ 台湾食べ歩き情報もどうぞー♩