台湾・高雄に滞在中、「浪人酒造(Surfer Brewery)」を訪れました。この日の前日、ご主人サマーと飲み仲間のBYが訪れていたこともあり、面識のある店主マイコーさんはウェルカムな状態でお迎えしてくれました。マイコーさんの函館朝市の前掛け、なまらいんでないかい!函館出身のわたし的には嬉しかったですし、親日家ということも一瞬で理解できました。
浪人酒造の店内はテーブル席が5〜6席あります。ベビーカーを入れられるスペースがあったので、そのまま乗り入れてテーブル席にお邪魔します。
こちらはタップハンドルを眺めながら飲食できるカウンター席です。一人飲みや、店員さんとお話しながら飲みたい時はこっちがよさそう。
店内には醸造設備もあります。ということは、ここはブルーパブだ!と思ったのですが、今はここでは醸造していないんだって。代わりに別の場所で造っているそうです。こんな立派な設備があるのに勿体無い!
店内を一通り眺めたら、ビールメニューをチェックします。浪人酒造では最大12タップが繋がっているそうです。全て浪人酒造の自家製クラフトビールで、となると全て飲んでみたくなってしまって、ビールメニューを目にしながら暫く悩みます。こっちがオモテ。
これがウラ。ボトルビールは4種類あるようでした。
日本人観光客も多く訪れるのでしょう、日本語メニューもありました。わたしはこちらを読んでビールを選びます。
まずは高雄ビール(TWD120)から。その土地の名前を冠にしたアメリカンラガーです。喉越しが良く、ゴクゴク飲んで気付いたらグラスが空になってしまうおいしいビールでした。
卓上には無料サービスの屁豆が。ポリポリ食感も味もビールによく合うのですが、屁豆だけに食べすぎるとお腹が張りそう。そこで、おつまみを注文することにしました。
浪人酒造のおつまみメニューです。おつまみの点数は多くありません。まぁ、ビールがメインのお店ですし、軽くつまむならこれくらいでちょうどよさそう。
浪人酒造は串焼も提供しています。他のお客さんが注文したのをみて、わたしもオーダーしてみました。
まずは煎餃(6個、TWD120)。そういえば、台湾で焼き餃子を食べたことってあったかな。しかも羽根つき焼き餃子なのです。そりゃ気になるでしょ。二口サイズの大きな餃子は、日本で言うところの棒餃子に近いイメージ。
餃子に合わせるのは一波入魂IPA(TWD120)。台湾で唯一のハンドポンプを使って提供されるイングリッシュIPAです。マイコーさんにすすめられ自分で注ぎました。勝手のわからない初心者は上手に注げません。
孜然羊肉串(1本TWD60)がやってきました。台湾の夜市でもよく見かける羊肉のクミン焼きです。独特の香りと味が特徴のおつまみ、大好き。
こちらは烤飛魚卵墨魚點香腸(TWD120)です。トビウオの卵入りソーセージはプチプチ食感が楽しく、イカスミ入りソーセージは味が好みでした。
ふと、店内に並べられたボトルビールが気になりました。ひとつは桜の味ビール、もう一つはフレンチセゾンのラヴィアンローズです。ラヴィアンローズという名前、めちゃくちゃ惹かれます。ZIGGYのラヴィアンローズは我が青春の1ページ。
そんな甘酸っぱい思い出を知ってか知らでか、「なまらいんでないがい」と函館特有の浜言葉の前掛け(見切れてる)をかけたマイコーさんが、ラヴィアンローズを注いでくれました。
バラの香りがほんのり香ります。わたしは視覚過敏がちで、柔軟材や香水など人工的なニオイが苦手。でもこのビールはふんわりと香るバラに嫌な感じがしませんでした。
どうやら香料ではなく本物のバラを使ったビールのようです。そっか、だから優しく柔らかな香りだったんですね。
ということで、台湾・高雄市にある「浪人酒造(Surfer Brewery)」で自家製クラフトビールをいただいてきました。人懐っこい笑顔がトレードマークのマイコーさん。彼が造るビール、おいしかったです。高雄に来たから出会えたローカル色の強いビール屋さんでした。日本で言うところの麦酒工房系列のような雰囲気かな。マイコーさんは日本語が通じるので、ビールやおつまみ、高雄の観光スポットについて教えてもらいました。確か別店舗もあるそうで、今回訪れた浪人酒造に常に出ているわけじゃないようです。もし訪れてマイコーさんに会えなくても、セラヴィな気持ちでクラフトビールを楽しんでください。ビールは一期一会なのです。
住所:800高雄市新興區新田路76號
(*・ω・)つ 台湾食べ歩き情報もどうぞー♩