わたしが「Taste of Okinawa(テイストオブオキナワ)」を知ったのは、2016年6月頃のこと。那覇のビール好きの間で「新しいお店がオープンするらしい!」という情報が回りました。その後、お店のオーナーから連絡をいただいたり、思いがけないところで繋がったりするのですが、Taste of Okinawa(テイストオブオキナワ)の開業と子を宿していた時期が丸っと重なり、足掛け2年越しの記事公開です。
「Taste of Okinawa(テイストオブオキナワ)」ビアバー営業中心のレポート。
どこにあるの?
「Taste of Okinawa(テイストオブオキナワ)」は、那覇中心部の壺屋にあります。住所は壺屋ですが、牧志公設市場付近のアーケード街・サンライズなは商店街沿いにあります。国際通りからも徒歩で訪れられる場所なので地元客はもちろん、観光途中に立ち寄るのにも向いています。浮島通りから開南方面に抜けるこの通り沿いには、台湾料理の楊の店や、たこ焼きの蛸屋本店、タコライスの赤とんぼ、そしてらう次郎といったお店が並びます。ほんっといい店揃いだわ〜!最近、このあたりがお気に入りスポットであります。
沖縄料理体験とビアバーの顔を持つお店。
Taste of Okinawa(テイストオブオキナワ)は沖縄の食文化を世界に発信するお店です。わたしのようなビール好きの視点では、沖縄県内のクラフトビールを取り扱うビアバーとして見てしまいがちですが、このお店はそれ以外の顔があります。それは、沖縄料理の体験ができる料理スタジオとしての顔です。
Okinawan Cuisine Cooking Experience(沖縄料理体験プログラム)
沖縄料理体験は、主に訪日外国人向けのプログラム。日本語ではなく英語で行われるそうです。3時間のプログラムでは、牧志公設市場で地元の食材を学びながら購入し、その食材を元に沖縄料理を4品作るという構成になっています。海外ではその国の料理体験プログラムが人気だそうです。面白いサービスなので、英語が得意な友人が遊びにきたら参加してみようと思っています。
沖縄料理体験プログラムの詳細
営業日:火〜日曜
時間:15:30〜18:30
金額:大人6500円、こども3500円
言語:英語
予約:公式サイト Taste of Okinawa Cooking Experience
Craft Beer Restaurant & Bar(クラフトビアレストラン&バー)
わたしが訪れるのは、レストラン&バーの時間帯。沖縄県内にあるブルワリーを中心に、国内のクラフトビールをドラフト・ボトルで取り扱っています。フードは地元の食材を使ったパブメニューや創作料理。料理体験スタジオなわけですから、お料理がおいしい!
クラフトビアバーの営業時間
営業日:火〜日曜
時間:17:00〜23:00(料理体験のある日は営業時間が変更になる場合もあります)
店内の様子
では、ここから先はクラフトビアバーの様子を書いていこうと思います。店内は落ち着いたブラウンウッドのインテリアと、壁のグリーンが印象的。カウンター席とテーブル席があります。店内は禁煙で過ごしやすいです。
タップ数は7つ。だいたい沖縄県内のブルワリーのビールが繋がっています。この日はイベントデーだったので、沖縄サンゴビールのタップテイクオーバーでした。
ボトルビールも揃っていて、この日は沖縄県内だと宮古島マイクロブルワリーや沖縄サンゴビール、チャタンハーバーブルワリー、石垣島地ビールが。国内だとナギサビール、呉ビール、箕面ビール、宮崎ひでじビール、ベアードビール、大山Gビール、田沢湖ビール、ベアレン、松江ビアへるん、常陸野ネストビールなどがありました。
ジョッキは琉球ガラス、コースターも沖縄のやちむんで見られるイッチンのようなデザイン。Wi-Fiも使えるのはインバウンド観光客もありがたいでしょう。
2018年9月14〜16日に行われた2周年祭に行ってきた。
2018年9月14〜16日はTaste of Okinawa(テイスト オブ オキナワ)の2周年祭でした。この日はいつもとは異なるドラフトビールのラインナップ。沖縄サンゴビールのビールだけで全てのタップを占領してしまう、タップテイクオーバーでした。
オーナーの護得久さんと乾杯したビールは、2周年記念醸造のビール・5 o'clock Wheat Ale(パイント900円)です。最近流行っているヘイジーなタイプです。アルコール度数4%と飲みやすく、フルーティーな感じもあって、美味しかった!たぶん旬が短い思うので、見かけたら注文するべし。ビールのネーミングもおしゃれ!由来は、護得久さんに聞いてみてね。
自慢のフードはどれもおいしい。
料理体験スタジオも兼ねているビアバーのお料理ですから、どれを食べてもおいしい!これから訪れる度に食べるフードが増えてくだろうから、最初から追加できる構成にしておきます。
2周年記念メニューの前菜4種盛りプレート(1000円)
こちらは2周年記念メニューの前菜4種盛りプレート(1000円)。スターターにぴったり。県産豚肉のリエットに、島にんにくを使ったガーリックトースト、紅豚生ハム、島野菜の前菜です。
看板メニュー!1日限定3食のアイスバイン(1580円)
こちらは、訪れるたびにご主人サマーが注文する、1日限定3食のアイスバイン(1580円)。お店の看板メニューです。沖縄県産豚の前足を1本まるごと使った、ボリューミーな1皿です。
豚の前足のぷるんぷるん食感と、柔らかくてジューシーなお肉は、本当に贅沢!ハーブと共に1週間寝かし、沖縄県産のクラフトビールで煮込んだ手間のかかる1品です。添えられたポテトもウマし。ご主人サマー曰く「食べたい時に無かったら困るから、誰にも教えたくない」そうです。
アオブダイのソテー(980円)
お肉だけではなく、お魚もあります。こちらはアオブダイのソテー(980円)。沖縄らしく青いお魚です。身は淡白系なので、バターソースがよく合います。添えられたマッシュポテトもウマし。
飲み放題のコース料理
Taste of Okinawa(テイスト オブ オキナワ)には、飲み放題付きのコース料理が数種類あります。お料理の品数や飲み放題の内容によって価格が異なるので、ちょうどいいものが見つけられるんじゃないかな。わたしがいただいたのは看板メニュープラン(沖縄産クラフトビール3種を含む飲み放題、お料理7品)という1人3900円です。いただいたのはオープン当時ですが、現在も内容は大きく代わらなそうなので、飲み放題コースのお料理を一部ご紹介してみます。
バジル&ガーリックブルスケッタ
飲み放題コースのお料理、1品目はバジル&ガーリックブルスケッタです。カリカリのバゲットに、バジル&ガーリックで味付けされたトマトがたっぷり。こんなにジューシーなブルスケッタは初めて食べました。
マグロ&パイナップルのサラダ
こちらは沖縄県らしい1品、マグロ&パイナップルのサラダです。沖縄移住して初めて知ったことのひとつが、マグロの漁獲量。全国でも上位にランクインしているんですよね。さらに、沖縄の全漁獲量の50%以上をマグロ類が占めているという情報もあります。それをパイナップルと合わせるなんて!
石垣米のアランチーニ(ライスコロッケ)
まん丸のライスコロッケに憧れていた幼少期を思い出しました。おしゃれ外食といえば、ライスコロッケ。そんなことを思い出したのです。沖縄の飲み会ってガッツリ炭水化物が多いですが、Taste of Okinawa(テイスト オブ オキナワ)はそこまでガッツリではありません。でもさりげなく、石垣米をオシャレにいただけます。トマトソースもおいしい。
英国仕込みのフィッシュアンドチップス
パブメニューのド定番、フィッシュ&チップスもいただきました。これもボリューム満点でおいしかった〜。モルトビネガーをたっぷりかけていただくのが好き。ビアバーらしい1品です。
本部牛ハンバーグ
コース料理でもっとも記憶に残っているのが、この本部牛ハンバーグ。すんごくウマかった記憶がずーっと残っています。通常メニューにはハンバーガーもあったりして、沖縄のハンバーガーまとめ記事に追加したいと思っていながらハンバーガーはまだ未食... 次回こそハンバーガーを食べながらビールを飲まなきゃ。
アイスバイン
看板メニュープランのお料理には、もちろん看板メニューのアイスバインがついてます。初めて見た時、肉の塊がデカすぎて、口から感嘆符しか出てきませんでした。スンゲェ!って。
この日は特別にシェフがカットしてくれるおもてなし付き。ブロガーみんなで写真をパシャパシャ。
食べやすくカットされたアイスバイン。シェフの手にかかればとっても綺麗。シロウトがカットするとこれほどきれいな形状が保たれません。それくらい柔らかく、大きく、プルプルなのです。これは一度食べてほしい!
まとめ
ということで、那覇・壺屋にある「Taste of Okinawa(テイストオブオキナワ)」のビアバータイムにお邪魔したレポートでした。足掛け2年。1記事書き上げるまでに、そこまで費やしたお店は他にありません。お店のことを詳しく知る度に共感できることが増えていく、そんなお店です。オーナーの護得久さんはサンライズマーケットの中心人物でもあり、お店の周辺を巻き込みながら沖縄を賑わせようとされています。さすが熱血漢!沖縄のクラフトビールの認知向上のためにも、オーナーもお店も応援していきたいのです。
終わり。
住所:〒902-0065 沖縄県那覇市壺屋1丁目6-21
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩