那覇・久茂地「抱瓶（だちびん）」雰囲気のある古民家の沖縄居酒屋で飲み放題コース。

那覇・久茂地の「抱瓶（だちびん）」を訪れました。久茂地川沿いにある古民家の佇まいが印象的なお店です。東京の方との会食があり、電話確認をしてみたところ、コース料理に飲み放題3時間がつけられるそうなので予約を入れました。抱瓶の正面玄関から入ると、我々の予約席は2階とのこと。別の入り口に案内され、階段を登って2階席に向かいました。沖縄居酒屋ですからBGMは沖縄民謡系。店内にも行灯が吊るされて、いかにも沖縄的な雰囲気を感じられます。

さて、この日は抱瓶9品コース（2000円）に飲み放題3時間（1500円）を加えた、ひとり3500円のコースを利用しました。まずはドリンクメニューからチェックです。抱瓶を選んだ理由のひとつ、それは飲み放題のビールがオリオンドラフトであること。発泡酒でも新ジャンルでもなく、オリオンドラフトなのです。これはビール好きにはありがたい！その他は泡盛やハイボール、酎ハイ、ソフトドリンクと一通り揃っています。

まずはビールで乾杯。ビール党のわたしはほぼずーっとビールを飲んでいましたが、よくよく考えると店名が抱瓶（泡盛を入れる陶器の酒瓶）なのだから泡盛も飲んでおけばよかった、と書きながら猛烈に反省しています。

ここから先は、抱瓶9品コースのお料理です。まずはササッと出てくるものから。苦菜の白和えと、ミミガーです。中ぐらいのお更にドーンと出てきました。沖縄に来てから初めて知った苦菜の白和え、大好きです。抱瓶のは苦味がしっかりわかるタイプでした。

こちらは島野菜をたっぷり使った、島人サラダ。島ニンジンにハンダマ、スターフルーツ、田芋などが盛り付けられていました。

海ぶどうも大盛りです。これは内地から来ている観光客が喜びそう。

5品目は、近海魚3点盛りです。この日は生マグロ、タマン（ハマフエフキ）、カジキの3種。どれも新鮮ですが、この日はタマンがおいしかったー。

6品目はフーチャンプルーです。ゴーヤーもいいけど、フーチャンプルーもおいしいんですよね。モヤシシャキシャキで、炒め具合ばっちり。

チャンプルー系にはコーレーグスを合わせてもおいしいです。わたしは温かい沖縄料理ならなんでもかけます。お料理が冷めてからより、温かいうちに数適かけるのがオススメ。

7品目はテビチ唐揚げ。ゼラチン質のプルプル感が楽しめます。

8品目もお肉系。見た目からしてガッツリ系のソーキ照り焼きです。肉質がホロホロに柔らかでした。

9品目は、シメのチャーハン。角切りのゴーヤーがほろ苦く、いいアクセントでした。パラパラのチャーハン、ウマかったなー。

飲んでいると、店員さんが2階席の窓をガラガラと開け始めました。窓の外には何故か旗頭！旧盆でもないのに何故？と思ったら、那覇祭の大綱引きに向けた資金集めの道ジュネーだそうです。旗頭は含露涼（がんろりょう）。響きがかっこいいですね。

この道ジュネーはいつでもやっているわけではないので、内地勢に沖縄文化を見てもらえたのはラッキーでした。

ということで、那覇・久茂地にある「抱瓶（だちびん）」で沖縄料理のコースを食べながら3時間飲み放題してきました。まず、リーズナブルにおいしくお腹いっぱい沖縄料理が食べられるのが凄いなぁと。そしてこの佇まいは沖縄らしさを十分感じますから雰囲気の点も満足でした。客席はお座敷席やカウンター席もあるようです。人数や用途に合わせて使い分けられそうな点もいいな〜なんて思いました。