7月上旬に3泊4日で北海道に帰りました。今回の目的は「Sapporo Craft Beer Forest(サッポロクラフトビアフォレスト)」。2013年から始まった札幌の夏の屋外ビールイベントで、夏の盤渓スキー場を貸し切ってビール祭りの会場にするのです。わたしの周りのビール好きが毎年のように飲みに行き、SNS投稿を見かけていたので、今年こそは!と飛んで行きました。結果はシンプルで、控えめに言って北海道のビールイベント最っっっ高!って感じでした。また行きたい!
短い夏を満喫する「サッポロクラフトビアフォレスト」は最高。
「サッポロクラフトビアフォレスト」について。
開催場所は札幌市中央区のスキー場。
サッポロクラフトビアフォレストは、札幌市内からタクシーで15〜20分ほどのさっぽろばんけいスキー場で行われます。真夏のスキー場って想像できますか?わたしは全くイメージできませんでした。学生時代に何度もバイクで走ったはずなのに、あんまり記憶に残ってなかったな。
販売チケットや入場料について(2018年版)。
2018年に行われたサッポロクラフトビアフォレストのチケットは、前売り券と当日券がありました。料金表を作ってみるとこんな感じ。
チケットの種類 | ビール券の枚数 | グラス付き/なし | 料金 | 入場料 |
前売り券 | 6枚 | あり | 3000円 | 不要(前売り券に込み) |
7枚 | なし | |||
当日券 | 1枚 | なし | 500円 | 必要(1人500円) |
追加のビールチケット | 1枚 | なし | 500円 | 不要 |
前売り券は2種類。料金は同じですが、ビール券の枚数やオリジナルグラス有無という違いがあります。また当日券はありますが、入場料が別途発生するため、前売り券の購入がお得です。ビールチケットは追加購入もできて、1枚単位での販売とのことでした。
尚、前売り券を買ったのに行けなくなってしまった場合は、実行委員各店舗での金券として利用可能だそうです。これ、めちゃくちゃ優しいシステムだと思いました。利用期間は限られていますが、万が一のフォロー案まで用意してくれるビールイベントがあるとは。札幌サイコーすぎる!
サッポロクラフトビアフォレスト実行委員各店舗について。
このイベントは、札幌のビアバーが中心となって行われています。実行委員の各店舗・ブルワリーは下記の通り。
- Beer Bar NORTH ISLAND(ノースアイランド)
- Maltheads(モルトヘッズ)
- Kalahana(カラハナ)
- 月と太陽ブルーイング
- BIA HOI カタコト
- 忽布古丹醸造(HOP KOTAN BREWING)
会場のさっぽろばんけいスキー場へのアクセス。
サッポロクラフトビアフォレストへ向かう方法としては、①無料シャトルバス、②路線バス、③タクシー、④自家用車があります。我々は無料シャトルバスで向かいました。
まずは札幌市営地下鉄東西線の円山公園駅へ向かいます。到着後は3番出口から地上に出て、円山バスターミナル東向かいにある「さっぽろ円山乳腺クリニック」周辺へ歩きました。この写真は朝10時半過ぎですが、この時点でこれだけの人が無料シャトルバスの列を作っていて驚き。なんせすごい人の数なのです。
列に並びながらパンフレットをチェックします。どんなブルワリーが来て、フードがあって、どこをどう回ろうか...など脳内シミュレーションで時間を潰します。
円山公園駅を出発する無料シャトルバスは11時〜15時に運行。会場→円山公園駅の便もありますが、こちらは17時〜19時過ぎと割と遅め。お子サマー連れのためそこまで長居する予定ではなく、帰りはタクシーで戻りました。会場から西12丁目付近まで2000円ほどだったと記憶しています。
会場に到着後、バスを降りてから受付までの様子。
補助席までぎっしり満員の無料シャトルバスに揺られて、さっぽろばんけいスキー場に到着した後は、徒歩で会場まで向かいます。歩く時間はほんと数分。意外と近くてホッとしました。
設置された階段があみあみになっていて、なんとも懐かしい。
会場に到着後、そのまま受付に並びます。ここで前売り券とグラス&ビールチケットを引き換えます。
受付にイベントのキャラクター・モリくんがいました。どうも、お初です!
無事に引き換えが終わり、振り返ると受付待ちの長蛇の列!我らは割と早めに到着したのでサクッと交換できたけど、めちゃくちゃ混雑している時間帯は受付班と場所取り班に分かれ動くことをオススメします。
会場マップ(2018年)と出店ブルワリー。
こちらは2018年の会場全体マップです。ロッジ周り、ビールブース、フードブース、客席という、わりとシンプルな構成です。ただ、ビールを飲めばトイレも近くなります。不測の事態になる前に、お手洗いの場所だけは最低限確認しておきましょう。
こちらはブルワリーリストです。今回は26ものブルワリー&インポーターが出店していました。思い返すと、ビールイベントなんていつぶりでしょう。オラ、わくわくすっぞ!!
山の中でクラフトビールをいっぱい飲もう!
イベントは12時ちょうどからスタートです。どのブースもフライングすることなく、時間ぴったりにサービングが開始になりました。お目当のブースに並ぶお客さんたち。
わたしもビールチケットを持って、大好きなブルワリーへと向かいます。
1杯目は、登別にある鬼伝説の柴田さんの元へ。どうも、ご無沙汰でした!会いたかった!
鬼伝説のフランボワーズや金鬼ペールエールも大好きですが、ここはひとつ限定の鬼に腹巻IPAでスタート。なまらいんでないかい!
鬼伝説のブース前で先に口をつけてしまったけれど、席に戻ってビール仲間たちと乾杯。
さくさく飲んで、2杯目は伊勢角屋麦酒の出口さんのところへ。新作のステイゴールドIPAをいただきました。ビールのイベントは限定ビールを飲む楽しみもありますが、それ以上に、ブルワーさんとお会いしてお話しできるのも楽しいです。大好きなビールを作っている人と直接話せるって、ファンにとって嬉しいことなの!
会場にやってきた北海道のクラフトビールファンたち、関東からの遠征組たちと乾杯に乾杯を重ね、ビールがぐいぐい捗ります。いやー楽しい。みんなに会えてとっても嬉しい!
3杯目はワイマーケットブルーイングのでこっぱちです。沖縄ではあまり見かけないワイマーケット、入荷しても即撃ち抜かれてしまうわいマーケット。北海道でしっかりいただきました。柑橘系のウマいヤツ!
ここ最近、訪れてみたい北海道のブルワリー、それはニセコビール。サッポロクラフトビアフォレストにも出店していて、この日は3種類のビールが繋がっていました。
今回は定番のIPA(深雪)をいただきました。函館のピアエイチテーブルで別の銘柄を飲んだことはありますが、ニセコのIPAは初めて。もっといろいろ飲んでみたくなりました。あー、ニセコビール行ってみたいなぁ。しかしニセコは宿が高いのです。悩む!
だいぶ経ってから気付いたのですが、グラスの洗浄用のお水も用意されていたんですね。イベントなのに、ちゃんとしている!
こちらは悪友Yが飲んでいた、北海道麦酒のフルーツ系ビール。ビールイベントっていろんな種類があるから、みんなで少しずつシェアするのも悪くない。
これはなんだったかな... サンクトガーレンの何か。いろんな人との再開が楽しすぎて、記憶が薄くなる点だけがサッポロクラフトビアフォレストのデメリットです。
フードについて。
サッポロクラフトビアフォレストはフードブースが充実しています。すごいと関心したのは、ban.K ジンギスカン。モクモクと煙を出しながらビールとジンギスカンを楽しむわけです。これぞ北海道!わたしも食べたい!
こちらはロッヂ内にベルクヒュッテというレストランです。1オーダー制ですが、天候関係なく利用できるメリットが強み。落ち着いて飲むならここがオススメです。
こちらは屋外のMori's Kitchen(モリズキッチン)というフードブース。11店舗が出店していました。どこも混雑して並びまくり。
フードブースは長蛇の列だし、かといってお子サマーの面倒も見なきゃダメだしで、フードは諦めてたんです。が、悪友Yがアレコレ買って来てくれて... ほんとに助かりました、ありがとう!ヨルコワリのお得な盛り合わせ(プロシュート、モルタデッラ、チョリソー、1200円)と、スパイシーチーズつくね(500円)と、砂肝のアヒージョ(800円)。ウマかった!次回札幌滞在の際はお店に行ってみたい。
たこ焼き専門店「かまくら」の特製ソース(400円)と、ねぎしお(450円)。青のりなしで、食べても気にならないので助かる〜!
石窯ピザ移動販売「UTTINO(ウティーノ)」の石窯で焼き上げたピッツァ。寿都産 真イカとオリーブのニンニク風味をいただきました。焼き上がりまで40分かかったけど、そんなの忘れるくらい、うんまー!また食べたい!
懐かしの美濃屋あられもありました!横浜でビールイベントと言えば美濃屋さんだったのです。ナポリタン味とか出してたけど、今はグリーンカレー味もあるんですね。外国人ウケがよろしいそうです。ガリガリ食感が相変わらずウマい!
客席について。
サッポロクラフトビアフォレストは2018年からテント席ができました。これで雨でもイベントを楽しめる!テント席を想定せずに訪れたのですが、テーブルもイスも使えるし、直射日光も遮られるし、とても助かりました。来年以降もテント席は用意いただきたい。
もちろん斜面に沿った芝生も利用できます。こちらはレジャーシートやペグ打ちなしのテント利用が可能です。
みなさん野外でビールを飲むのに慣れっこで、アウトドアチェアや簡易テーブルを持ち込んでワイワイ楽しんでいました。テントもいいけど、こっちもいいなぁ!
トイレの行列が大変なことになっていてビックリ!
ビールを飲むと、必然的にお手洗いが近くなります。これは自然の摂理なので仕方がないことですが、わたしが訪れた初日は気温が低く、余計にトイレが近くなってしまったんです。何度かロッヂのトイレを借りに行きましたが、時間を追うごとに行列が伸びていく...
ロッジのお手洗いはいくつも個室があるんですが、15分待ちくらいは当たり前で。それでも初日の14時くらいにはものすごい行列になっていました。当日を思い返すと、初日は曇りで2日目が雨という天気予報が出ていました。それで初日の来場が増えてしまい、気温の低さとビールの利尿作用で見たことないくらいの行列になってしまったんじゃないかなぁと分析しています。
ロッヂだけじゃなく、屋外にも簡易トイレは用意されているのですが、こちらの行列もものすごいくて、30分待ちは固いだろうと早々に切り上げる判断となりました。
北海道のビール仲間と再開&撮影。
トイレの心配があったので、サクッと飲んで会場を後にしました。帰る前に北海道のビール仲間と撮影した記念写真を何枚か。撮りそびれてしまった方もいるので、またいつかリベンジするぞー!
モリくんとも撮影しそびれたので、来年以降またリベンジしよう!
地元で盛り上がっているSCBFに参加したまとめ。
ということで、我が地元・北海道で盛り上がっているクラフトビールのイベント「Sapporo Craft Beer Forest(サッポロクラフトビアフォレスト)」に行ってきました。2013年から始まったこのイベントはわたしのクラフトビール仲間たちにも知られていて、わざわざ東京から飛行機に乗ってイベント参加する人も少なくありません。そうさせる魅力は一体何かを考えながら参加したのですが、自然の中、とりわけスキー場というか山中でビールを楽しむ開放感は他のビールイベントにはない特徴だなと思いました。我々が参加した2018年の初日は寒いくらいでしたが、この涼しい気候もメリットです。夏の北海道も、おいしいクラフトビールも、そして地元のビール仲間に会えるのも、どれもこれも気に入りました。また遊びに行かなければ!
ただ、沖縄から向かうには遠すぎること(那覇の自宅→札幌の移動に8時間弱)、札幌市内の宿が年々高額になっていること(すすきのに3泊4日で6万円以上)は、どうにか策を打たねばなるまい。そんなこともメモ程度に書き残して、イベントレビューをシメたいと思います。ともかく、サッポロクラフトビアフォレストは楽しかった!道産子としての贔屓目ももちろんありますが、こんなにも開放的で楽しいイベントは他にありません!
住所:〒064-0945 北海道札幌市中央区盤渓410
(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩