先日の北海道帰省の際、わたしの好きなビール屋に立ち寄りました。登別で醸造している「鬼伝説ビール」さんです。都内のビアバーでも良く見かける、おいしいビールです。
登別駅ではクッマッボックッジョウ!のケイ太くん(12歳)が剥製になってお出迎えしてくれました。
駅前に1台停まっていたタクシーのおっちゃんに「わかさいもわかります?鬼伝説っていうビールなんですけど」と言うと、「あー、地ビールだべ?」との回答。おっちゃんに東京での鬼伝説人気を言うも響かず、どうやら地ビールより大手のビールが好きそうな反応だったので、後半黙りました。
そんなこんなで「のぼりべつ地ビール館」に到着。こちらの建物の1階で鬼伝説ビールが醸造されています。
ちなみに、のぼりべつ地ビール館のまわりはこんな感じ。この建物の他には何もないんだけど、このでっかさがTHIS IS HOKKAIDO!!!
さて、「のぼりべつ地ビール館」に潜入しますと、いろんなお菓子が売っています。鬼伝説の母体企業は北海道土産のド定番でおなじみ・わかさいも本舗さん。建物の1階はこんな感じでお土産屋さんなんですね。わかさいもやあげてん、それからケーキやクッキーなども売っています。北海道は広大すぎるので、長距離ドライブの休憩所で立ち寄る感じで使うことも可能ですね。
もちろん鬼伝説ビールも瓶で販売しています。ここから発送することも可能です。
さて鬼伝説のブルワー・柴田さんにご挨拶です。今回はちょっとしたお話がありまして、スーパー北斗で途中下車したわけです。
柴田さんと立ち話していた時に「工場見学していきますか?」とお誘いを受けたので、鬼伝説の工場内に入らせてもらいました!めっちゃくちゃ嬉しい!
翌日仕込むピルスナー用の麦芽を粉砕したものを見せてもらったり、煮沸釜、ワールプール、発酵タンク、貯蔵タンクなど一通り見学させてもらいました。樽の洗浄も初めて見せてもらいまして、長年の疑問が解消されましたよ。
定番の金鬼ペールエールはホップ別のバージョンがありますが、それらの作り方も教えてもらいまして。柴田さんの説明を聞きながら、これから金鬼を飲むのがより一層楽しめるようになるな~なんてと思いました。
柴田さんからは作り方だけじゃなく、効率的なホップの使い方を工夫していることを教えてもらったり、まだIPAを造ったことがない話やその理由も教えてもらったり、一緒に醸造している山本さんがクリアな麦汁にするための工夫を考えた話を教えてくれたり、小一時間の間にたくさんのお話を聞かせてくれまして。とっても興味深かったのですが、途中から頭の回転がついていかず、思考停止になりそうでした。まだまだだな!ひー(大汗)
それからリアルエール用の金鬼タンクを見せてもらったり、SSS、フランボワーズ、甘いホワイトエール、今年6月に行われるわかさいも創業祭用の限定ビールの試飲もさせてもらっちゃいました。いろいろといただいちゃいまして、めちゃくちゃ楽しかった!ありがとうございます!
ここ数年、鬼伝説ビールは都内のビアバーでもよく見かけますけれど、実は注文がかなり入っているため生産が追っつかないほどだとか。まだシーズン前なのにな~と思いつつ、今年の夏は大変そうだな~と思いましたがが、満足できる品質のビールを流通させる為には出荷制限を検討するかもしれないとのことでした。ただ造って出荷させるんじゃなくて、作り手としてはおいしいビールを世の中に出したいと思うのは当然のことでしょう。飲み手としては、鬼伝説の生産量増加を狙った工場増設を願うしかないなぁ。
あと、柴田さんには函館のPost@barで飲んだ3種の金鬼ペールエールのことと、その中でもチヌーク・センテニアルver.が一番好きだったことをお伝えしました。チヌークとセンテニアルの特徴を聞いてみたら、それらは確かにわたしの好みのホップだな~と思いました。これからはどんなホップが使われているのか気にして飲んでみよっと。
ということで、素晴らしい環境(=醸造所の中)で小一時間も滞在しちゃいまして、ビール醸造の知識が増えました。好きなことを勉強するのはとても楽しい!
この後、2階にある「レストラン桜」であっさりしたランチを食べました。
この時オーダーしたのはつけとろろそば(760円)。この日は平日だったからすぐに案内されましたが、以前土日に来たときはレストランが混雑しすぎて入れなかったほど。ドライブイン代わりに使う方も多そうですね。
北海道北竜産のそば粉を使ったお蕎麦は、とてもコシがあっておいしかったです!玉子の卵黄がとても大きくてびっくりしました。アッサリな食事を求めていたわたしには丁度よいランチだったかも。
それからテイスティングセット(400円)も注文しました。左から青鬼ピルスナー、赤鬼レッドエール、金鬼ペールエール。3つの見比べ出来て400円なら安いんでないかい?
数年前に札幌から函館へ車移動した際、両親と鬼伝説に立ち寄ったことがあるのですが、その時のことを柴田さんが覚えていてくださって「またご両親と一緒にきてくださいね」とお別れの挨拶をしてくれました。お言葉に甘えて、今度は家族と一緒に向かいたいと思います!鬼伝説ビールも柴田さんも大好きだ~!
終わり。
住所:〒059-0463 北海道登別市中登別町96-6
(*・ω・)つ ビール飲み歩き情報もどうぞー♩