西原町の「琉球麺 茉家(まつや)」に行ってきました。茉家はスープと麺にこだわった沖縄そば屋さんで、もともと南風原町で営業されていましたが、2015年11月に西原へ移転。そのころお店の情報を得て、一度食べに行ってみたいと思っていました。お店は住宅がポツポツと立ち並ぶ、西原のすーじぐゎーの奥にあります。
茉家の暖簾をくぐると、こんな張り紙が。茉家はただでさえ人気店ですし、1日に提供できる量が決まっているので、事前に予約したほうが確実に食べれると思います。
さっそく店内へ。客席はカウンター席テーブル席が2つのみ、客席数はMAXで16席ほどです。
茉家のメニューは思っていたよりも種類があって、どれもおいしそうで迷ってしまいます。こういう時は、お店イチオシに従うことにしています。今回もメニュー表の最初に書かれている食事をオーダーしました。
待つこと数分。やってきたのは、こちらの炙りソーキそば(1100円)です。どどーん!と大きなお肉は別盛りです。茉家はスープと生麺にこだわっているそば屋です。スープと生麺の風味・食感・喉越しを楽しんで欲しいという意向から、具材は別皿で提供しているんですって。お店のご主人からも「そばの最初の一口は、そのまま味わってください」と案内を受けました。
まずはスープからいただきます。器を持ち上げスープを口に含むと、ニンマリ笑みがこぼれます。なんだ、このスープは!あっさりで、旨味が感じられて、めちゃくちゃおいしい!県産豚2種類と鶏ガラ、鰹、昆布などを1日以上極弱火で煮出し、完成後は冷蔵・冷凍で熟成させているそうです。手間暇かけておいしく仕上げているのですね。塩は、ぬちまーすを使用とのこと。これは究極のスープだ!
ツルツル・プリプリ食感の生麺も、これまたウマし。茉家オリジナルの縮れた麺がスープと絡んでおいしいです。スープと麺だけでこんなにおいしいなんて… いくらでも食べられそう。
スープと麺に夢中になってしまったけれどが、別皿に盛られた炙りソーキも忘れちゃいけません。このソーキ、めちゃくちゃでっかい!
どうやって食べたらいいのかわからず、とりあえず持ち上げてかぶりついてみました。でも端だけでお肉が骨から外れるほど柔らかく調理されています。じっくり煮込まれたホロホロのお肉は、余計な脂分を落とすために炙っているのですが、この焦げた風味が香り高く、お口直しにもなってくれます。添えられたワサビと合わせると、また違った味わいも楽しめました。
スープと生麺の量も残すところあと僅か。ここで別皿の薬味を投下。
さらにテーブル上の調味料も使って、味変タイムです。味変なんてしなくても、最後まで食べきれそうなくらいおいしいのですが、入れたらどんな変化があるのか楽しみたい欲求が勝ちました。
ここで登場したのは、やっぱりコーレーグース。茉家のスープとコーレーグース、異様なほどよく合います。まろやかなスープが、コーレーグースを入れる事で味がより一層美味くなるのです!
最初にスープをいただいた一口目から、最後の最後に飲み干すまで、ずーっと「おいしい」しか言えずに完食。食後の写真はアップしない派のわたしですが、あまりのおいしさにスープを飲み干したことを伝えたくて、珍しく掲載してみます。
ちなみに、ご主人サマーとシェアで、じゅーしー(250円)もオーダーしてみました。でもそばだけでお腹いっぱい。麺のボリュームがかなりあるようです。じゅーしーは一口しか食べられませんでした。
ということで、西原町の「琉球麺 茉家(まつや)」で炙りソーキそばをいただいてきました。あっさり系のおいしい沖縄そばは何店舗もありますが、中でも茉家はトップクラスのおいしさだと思います。沖縄そばにしてはお値段がちょっと高め設定に思ったけれど、茉家の大将が時間と手間をかけて理想のそばを作り上げている姿を想像すると、価格に納得できますね。あっさり系スープ&ぷるぷる生麺が好きな方は、一度足を運んでみてください。究極の沖縄そばに満足できるはず!わたしもまた食べに行きたいと思います。
終わり。
住所:〒903-0116 沖縄県中頭郡西原町幸地62-4
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩