愛媛県松山市に行ってきました。このあたりは魚がウマい地域なので、この日の夜も海鮮をいただこうとGoogle検索。調べながらピンときたのが、こちらの「居酒屋まつだ」です。巨大なアーケード商店街・大街道の一本裏側にあります。外観に痺れるけれど、こういう店はおいしい確率が高いんですよねぇ。
暖簾をくぐり、ドアを開けようとしたところ、この張り紙。スマガツオ!塩タタキ!
事前に電話を入れていたため、スムーズに入店できました。店内にはカウンター席と小上がり席。20人入ったらパツパツの居酒屋さんです。こんな時期なので、ひとり・ふたりで飲むのがよさそうですね。
居酒屋まつだのドリンクメニューです。焼酎は麦・芋、泡盛・日本酒、もちろんビールもありました。
まずはいつものようにビールで乾杯です。陶器のジョッキに入ったスーパードライは1杯550円。お通しの酢の物が旅の疲れを癒してくれます。
店内に貼られた手書きのメニュー表を見ていると、お店の大将が「今日はね、石鯛がおいしいよ。刺身と焼きで出してあげるから。まずはそれを食べて、他はそれから注文するといいよ」と声をかけてくれました。こういうお店では大将のオススメに従うのがベストです。石鯛をお願いしつつ、他は注文せずに様子を見ることに。
さっそく石鯛のお刺身がやってきました。うわぁと歓声をあげちゃうほど見事なお造り。これは嬉しい!大人2人に子ども1名に十分な量です。
石鯛半身をお刺身にしています。身が透き通るように美しく、カットの厚さもしっかりと。
醤油皿に運ぶと、魚の脂が表面に浮かびました。石鯛の旨味と脂、そして身の引き締まったムチムチの食感がおいしかったなぁ。お子サマーもおいしかったのでしょう、モリモリとしっかり食べました。
湯引きした皮は、ゼラチン質がプルプルで磯の香りも楽しめます。これでお酒がすすむのは幸せだ... さらに肝にエンガワも乗せられて。こんなの、魚好きにはたまらんわ〜!
キリッとした肝は臭みがなく、おいしかったです。日本酒、欲しくなっちゃうなぁ。
続いては焼きを。石鯛の塩焼きは、檜葉の掻敷に乗せられてやってきた見事な一品。
身がしっかりと厚く、骨周りの身がおいしい。
火の入れ方も絶妙。いやぁ〜、これは贅沢だ。
パリッと焼かれた皮もいただきました。粗塩が強めで酒が進むのです。ウマい!
この日、居酒屋まつだではビールばかりいただきました。瓶ビール(600円)はアサヒスーパードライとキリンクラシックラガーの2種類を用意しているとのこと。魚を食べてビールを飲み、というのを繰り返しているとあっという間に瓶は空。
石鯛をいただき、もう少し食べられそうだねということで一品料理も注文しました。空豆唐揚(550円)はこの量!シンプルに素揚げしただけなのに、どうしてこんなにおいしいの。
こちらはじゃこかつ(600円)。じゃこ天ではなく、かつ。しかも2枚のボリュームです。これもウマかったなぁ。
そしてスマガツオの塩タタキ(時価)。大将が「食べられる?1/4でいい?」と確認するので、おすすめ通りの1/4サイズをいただきました。薬味の緑が鮮やか!
スライスしたニンニクやシソ、小ネギなどの薬味をたっぷり乗せていただきます。これまで食べたカツオのタタキの中でも上品な味わいだと思いました。カツオのクセは強くなく、とても食べやすいのです。これがスマガツオの特徴なんだって。ウマかった〜!
居酒屋まつだは小さなお店ですし、子連れで訪れても問題ないか心配していました。なので事前に「大人ふたりに子どもひとりでも大丈夫ですか?」と入電していたのですが、とてもよくしてくださって。大将がお子サマーに「ミートソーススパゲッティあるよ?食べるかい?」と声をかけてくださるほどウェルカム。ウスターソース味がおいしく、お子サマーもペロリでした。その節は本当にありがとうございました。
そろそろお会計のタイミングでスイカのサービス。食後にシャキッとするし、ありがたいデザートでした。
ということで、愛媛県松山市にある「居酒屋まつだ」でおいしい魚をいただいてきました。外観はシブいし、こちらは子連れだし、だけどこの日の夜はここしか考えられなくて。ダメモトで電話確認してみたところ快くOKをいただけて、おいしい石鯛とスマガツオをいただけました。お会計は14,000円くらいとちょっと食べ過ぎた感もあるけれど、石鯛一匹をお刺身・塩焼きでいただいたのでそのくらいになるのかも。おなかいっぱいで大満足の夜になりました。ご馳走さまでした!
終わり。
お店の情報
店名 | 居酒屋まつだ |
住所 | 〒790-0002 愛媛県松山市二番町2丁目2-8 |
営業時間 | 17時〜23時 |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | なし |