読谷村にあるローカルな「渡具知ビーチ(とぐちびーち)」へ行ってきました。ここは海水浴場ではなくライフセーバーも不在の、完全自己責任な遊び場です。ですが、遠浅であること、そして通常時は比較的波も穏やかなため、子連れで遊ばせやすい天然ビーチでもあります。今回は4歳児にアームヘルパーを付けて遊びに行きました。ということで、さっそくレポート行ってみよ〜!
読谷村の「渡具知ビーチ」について
どこにあるの?駐車場は?
渡具知ビーチは読谷村の南側にあります。近くにはイオンタウン読谷ショッピングセンターがあるので、目印に訪れると良いでしょう。また米軍基地トリイステーションもあり、米軍関係者と思われる方が家族で訪れる姿も見られます。無料駐車場も多数用意されているので、ここなら駐禁を気にせず安心して遊ぶことができそうです。
利用上の注意点
駐車場からビーチに向かう際、利用に関する禁止事項が出されていました。
テキストにも起こしてみます。
- 車両・オートバイの乗り入れ
- バーベキュー食材・機材・ビン類(ワレモノ)の持込み
- 花火・たき火・木炭・カセットコンロ・発電機の使用
- テント・タープの持込み及びキャンプ
- ゴルフの練習や硬いボールでのキャッチボール
- 犬の放し飼いや排泄
- 公園施設を壊したり汚したりすること
- 樹木や植物の伐採、花・果実・種子などを採取すること
- 他の利用者への迷惑行為や風紀等をみだす行為
こちらは2021年5月時点の情報ですが、その後更新の可能性があります。現地を訪れた際は必ずご確認ください。
渡具知ビーチの様子
雲が殆どない恵まれた週末のこの日。朝、起きてすぐに「よーし、今日は海に行こう!」と訪れました。
初めて渡具知ビーチを訪れました。砂浜から少し離れた場所に、立派な東家が設けられています。
最低限の荷物だけ持って海の中へ。海水が気持ちいい!
海岸付近は砂地と珊瑚が混ざった状態でした。このくらいなら素足で歩いても問題なしでしょう。
大人なら、奥の岩あたりまで歩いて行けるほどの遠浅です。干潮になるともっと水が引いて、子どもも歩いて行ける深さになります。満潮と干潮では見せる顔の異なるのが渡具知ビーチです。沖のリーフが消波しているためか、海岸付近の波は穏やかでした。
砂浜で穴掘りも楽しめます。
砂地を歩く小さなヤドカリ。いつの間にかお子サマーも捕まえられるようになっていました。子どもの成長を確認できるのも、海遊びの醍醐味です。
干潮時は沖まで歩ける
この日の沖縄、14時頃に干潮時刻を迎えます。渡具知ビーチもどんどん水が引いていき、奥の大きな岩まで歩いていく人たちも出始めました。海が深すぎず浅すぎずの、ちょうどいい時間帯に遊びに来れてよかったなぁ。
岩場の手前がすっかり浅くなってしまった様子です。沖の白波が立っているあたりがリーフで、そこから先は急に深くなっているはず。海流もあるだろうし、シュノーケルとかはちょっと怖い。ならば安全な遊びを楽しもうというのが、磯遊びです。
海の生き物と触れ合う磯遊び
すっかり水が引いてアーサだらけになった海岸付近。大きなおじさんが探しているのは小魚やカニなどです。渡具知ビーチに遊びに来ていた女の子が、磯遊びを教えてくれました。小魚用の魚すくい網を貸してくれたので、浅瀬に取り残された小魚を捕まえます。
クモヒトデなんかもめっちゃいて。海の中を歩いてる間に、クモヒトデもナマコとかも絶対踏んでるだろうなぁ。マリンシューズやグローブをつけててよかった。
シャワーと更衣室
渡具知ビーチはおきなわポークビレッジという施設と隣接していて、更衣室やシャワーが完備されています。
シャワーは1人200円、コインロッカーは1日500円だそうです。
売店とレンタル品
おきなわポークビレッジでは売店とマリングッズのレンタルもしているそうです。お店のあたりはカフェスペースにもなっているので、ここで日に当たらず過ごせそう。
ドリンク類やレンタル品のメニューです。レンタルはSUP、カヤック、ボディボードの他、シュノーケル、ライフジャケット、うきわ、パラソルなど準備しているようでした。
沖縄を旅する床屋!?
シャワーや売店のある建物前に、何やらギンギラギンの車体が停まっています。青い海、あかがーらの海の上、太陽を反射させるシルバーのエアストリーム。かっこいいけど、急にどうした!?
このエアストリームは3MuraiLife & 3Cafeという移動式の床屋さんなのだそう。景色の美しい沖縄を旅しながら散髪するアイデア、めっちゃよいですね。渡具知ビーチなら、きっとこんな風景を眺めながらの散髪になるのだろうなぁ。
公園遊びもできちゃう
渡具知ビーチにはちょっとした遊び場もあるんです。こちらにも東家とテーブル&ベンチが用意され、またトイレも完備されていました。
岩場を登ったら、左側にある2本の滑り台をシューッと滑ってきます。ひとつだけ困ったのは「そろそろ帰るよ」と声かけしているのに、岩場を登って逃げまくるお子サマーを捕まえにくいこと。岩場で遊ぶのは全身運動で良さそうですが、逃げたわんぱく小僧を捕まえられないのは想定外でした。
小さなコンビ遊具もあります。こちらなら1〜2歳でも遊べそう。
階段もあるので登ってみると、なんとヤギが飼育されていました。
泊グスク
渡具知ビーチと隣接して、泊グスクがありました。このあたり、遊歩道が整備されて歩きやすくなっています。
トゥマイグシクと書かれています。風光明媚な観光名所になりそうな地形ですが、立ち入りできないよう柵が設けられていました。落石とか崩壊の危険があるのかもしれません。
渡具知泊城の石碑です。手彫りだね。
岩場をよーーーく見ると、向こう側に波打ち際。プライベートビーチみたいで良さそうだけど、向こうに行くのは困難そう。こういう時の諦めはとっても早いのがわたしです。
比謝川の河口付近の眺め。海の色が綺麗ですね。
まとめ
ということで、読谷村のローカルな「渡具知ビーチ(とぐちびーち)」で遊んできました。海水浴場ではないのでクラゲネットがなくライフセイバーが不在ですので、あくまでも自己責任で安全に遊べる方向けのビーチです。とはいえ遠浅で天気の良い日は波も穏やか、シャワーも更衣室もあり、駐車場も完備。干潮時には景色がガラリと変わりますが、その時は磯遊びで小魚やヤドカリを捕まえられます。ここ、子連れで遊ぶには100点のビーチでは。大人には少し物足りないと思うけれど、西海岸なのできっと夕日も綺麗だろうなぁと思います。
終わり。
お店の情報
店名 | 渡具知ビーチ |
住所 | 〒904-0315 沖縄県中頭郡読谷村渡具知228 |
営業時間 | なし |
定休日 | なし |
駐車場 | 無料駐車場あり |