国際通り「いつでも朝ごはん」朝も昼も夜も沖縄らしいごはんが食べられる定食屋さん。

やっぱりステーキ系列の朝ごはん屋さんができました。その名も「いつでも朝ごはん」。朝ごはんまとめの記事を作っているわたし的には、無視できない店名です。お店の場所は、国際通りのチャーリー多幸寿の跡地。建物にはまだチャーリー多幸寿のネオンが設置されたままですが、店舗は改装され、現在はすでに朝ごはん屋さんになっています。

店前に出された朝ごはんのメニュー。こちらのお店では朝7時から閉店の19時まで、いつでも沖縄の朝ごはんメニューがいただけます。店名はいつでも朝ごはんですが、朝食・ランチ・夕飯どのタイミングでも利用できるのは心強いですね。

階段を登り、2階のいつでも朝ごはんに入ると、タッチパネル式の券売機が置かれていました。どれにしようか眺めていたら店員さんがすかさず案内してくれて、まずはこちらで食券を購入します。

いつでも朝ごはんのメニューはこちら。いただけるごはんは朝そば、ゆしどうふ、ゆしどうふそば、ぼろぼろじゅーしー、優しい味噌汁、タコライスの6種類。それぞれ単品またはセットが選べるようでした。その他デザートやアルコール類も用意されています。

食券を店員さんに手渡し、客席へ。店内は沖縄らしさを備えつつ、濃い木目調で落ち着いた雰囲気。2名掛けテーブルが多いのかな。人数に合わせてフレキシブルに客席を使えそうです。

お水はセルフサービスです。備長炭入りのお水も用意されていました。奥はうちなー茶飲み放題（有料）のコーナーです。バタフライピー、ハイビスカスティー、緑茶、さんぴん茶があるようです。お茶だけの利用は700円、食事とセットにすれば250円でいただけるようでした。

この日わたしが注文したのは、優しい味噌汁セット（1100円）です。大きなどんぶりに入れられた具沢山の味噌汁に、じゅーしーと小鉢3点がついています。見るからにボリューム満点！

沖縄の味噌汁まとめを作るほどに味噌汁が好きなわたし、いつでも朝ごはんの味噌汁にレッツチャレンジ！

熱々の汁は、体の温まりそうな優しく甘い味わい。このお店の味噌汁は、いなむるちタイプの白味噌を使っているそうです。これ、珍しいですし、わたし的に好みです。丼にたっぷりスープが注がれているので、具材が顔を出すまで20回はレンゲを往復させました。

味噌汁の具材はレタス、ニンジン、タマネギ、香ばしい島豆腐、ポーク（スパム）、温泉卵。短冊切りのポークは塩気が強めで、ごはんが欲しくなります。食べ応えのある味噌汁です。

沖縄の味噌汁といえば生卵が落とされていて、それが半熟なのか完全に火が通っているかで好みが分かれます。いつでも朝ごはんはどうだろうと思ったら、なんと温泉卵！これも珍しいですよね。割ると、想定通りのまろやかさでした。このまま完飲を目指すもよし、七味を振って味変もよし。

最後、わたしはコーレーグスで味変しました。白味噌の甘さがほどよく引き締まり、全体感がキリッとします。

セットのじゅーしー。一口頬張ると、昆布っぽい香り。具材はニンジンと昆布が多めでしょうか。炊き方はやや硬めで、味付けは控えめ。味噌汁に入ったポークの味が濃いめだったので、じゅーしーまでしっかり味だと食べ疲れちゃうと思うのですが、これはそんなことなくバランスがよいなと思いました。

こちらもセットの小鉢3種。アンダンスーはとろっと甘め。味付け控えめのじゅーしーに乗せて食べてもおいしいです。もずくはちゅるん、さっぱりと。きゅうりの漬物は塩気が控えめで、緩急ついて良い感じ。

ということで、那覇市松尾は国際通り沿いある「いつでも朝ごはん」に行ってきました。国際通りには朝早くから営業している飲食店がほぼないので、朝食で飲食店を探している方向けの面白いお店ができたなぁと思っています。

気になったところが2点あって、まず一点目は、単価がやや高めな点。国際通りなので観光客がターゲットなのだろうと思いますが、お店から徒歩圏の食堂や沖縄そば屋さんはもう少し価格帯が低めなのです。地元客はサクッと支払えないかもしれないなぁと思いました。

もうひとつは朝ごはんとしてはボリュームが多いこと。わたしはランチタイムに訪れたのでスルスルッと食べられましたが、朝からこのボリュームはしんどいかも。もし自分が朝食利用するなら、沖縄そばまたはぼろぼろじゅーしーの単品オーダーが現実的かなと思いました。

全体間としてはいなむるちっぽい甘めの白味噌がおいしく、味噌汁ラバー的にはリピートありだと思います。久茂地サラリーマンとしては、いつでも朝ごはんというか、定食屋さんが一軒増えたことが嬉しいです。
終わり。