東京遠征を控えたわたし、新たに町寿司という言葉を知りました。今回ランチで向かった東浅草の「金太楼鮨 本店」は、まさに町寿司ではありませんか。高級寿司店と回転寿司の中間でどっしりと構える風貌、グッときます。この金太楼鮨は大正13年創業の老舗店で、浅草を中心に東京・千葉・茨城に展開しているそうです。さっそく店内へ。
金太楼鮨 本店に入ると、長いカウンター席が目に飛び込みます。この日待ち合わせをしていたNちゃんと共に座りました。カウンターにはベテランの板前さんおふたりが立たれていて、温和な雰囲気を醸しています。気張らずに食べられそうで安心。
店内にはお座敷席も用意されています。数名で訪れるならこっちもよさそう。あとから調べたところ2階席もあるようでした。結構な大きさです。
カウンターには江戸前寿司のネタケース。何をいただこうか気持ちがはやりますね。
金太楼鮨 本店にはランチのお得な握りセットがあります。でも、東京で食べる江戸前寿司がひさしぶりのわたしは、ランチ以外のメニューを物色。握りとちらしがあり、いずれも特上・特・上・ふじ・さくらの5段階あるとのこと。
もちろん、お好みのネタを1貫ずつ注文もできます。でも、ネタを選ぶ思考リソースさえもNちゃんとの会話に注ぎ込みたく、ちょいと豪勢に特握りの1.5人前でお願い。板前さんから「おっ!いいねぇ!」と返されて、こちらの気分まで上がります。ちなみに特1人前は2600円と良心的ですが、それが1.5人前にするとおいくらになるのかは未確認です。
お寿司を待つ間、サッポロ黒ラベル(瓶、715円)で喉を潤します。年季の入った町寿司には瓶が似合うな気がして注文しましたが、樽生もあるとのこと。
握られては並べられていく特1.5人前のお寿司たち。特1.5人前が何貫で、この日のネタが何かは確認しませんでした。もちろんどれを聞いても問題ありません。ですが、わたしは金太楼鮨 本店に非日常を楽しみにきたわけで、板前さんに聞いてはメモって…を繰り返すのも風情がないな〜と思って。
といいつつ、ズラッと並ぶまで食べるのを待ちます。本来、握られたら即食べるのが粋でしょうけれど、ブログ用の写真は撮らねばなりません。この、粋とブログのバランスがなかなか難しい。それがお寿司!
握ってもらったネタは、おそらく中トロ3貫、開いて茹でたエビ、白身、ハマチ、イカ、イクラ。酢飯はさっぱりとクセがなく、魚介本来の味を邪魔しないシンプルなタイプ。このシャリの感じ、好きです。白身もおいしかったし、イカも沖縄のそれとは全く違いました。イクラを食べた時の感動も忘れられません。お子サマーに取られずにこの軍艦を頬張れる日がくるなんて!
巻物は鉄火巻きでした。赤身たっぷりでウマい。海苔の風味も濃くていい。
おつまみの玉子に、タレをかけた穴子。うまかった〜!特1.5人前ということで、他にもいくつか握られていた気もしますが、Nちゃんとの会話に集中していて、デジタルデータ的には残せていません。
お寿司とセットで、お椀物とサラダがついてきました。1.5人前はボリューム満点、お腹パンパンです!
ということで、東浅草にある「金太楼鮨 本店」でランチをいただきました。昔ながらの町並みに佇む町寿司。こういうローカルなお店、わたし的には大好きです。酢飯の味付けもサイズ感もちょうどよく、江戸前のネタもめっちゃよかったです。ただひとつ、1.5人前は多かった。笑 もしまた食べに行けたら、このお店のこはだや光り物は絶対食べたいし、金太楼鮨が発祥と言われるねぎとろにばくだんも食べてみたいな。
終わり。
お店の情報
店名 | 金太楼鮨 本店 |
住所 | 〒111-0025 東京都台東区東浅草1丁目21-7 |
営業時間 | 11時半〜21時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし |