安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり Christmas acoustic LIVEに参戦してきた。

2023年12月31日

2023年12月25日「安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり Christmas acoustic LIVE」のフライヤー

新型コロナウイルスの流行中に始まった、ANCHANGのアコギライブ。川崎クラブチッタ アティックと大阪POTATO KID(ポテトキッド)をメインにソロライブをしているのはずーっと知っていたけれど、マシンガンズじゃないANCHANGのライブがどんなか想像できず、参戦せずにおりました。

今年の遠征は、11月の札幌で終わりと思っていたけれど… わたしの出来心?気まぐれ?勢い?に任せて、弾丸で大阪に突撃。そんなわけで、クリスマスに行われた「安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり Christmas acoustic LIVE」へ行ってきました。

2023年12月25日「安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり」参戦レポ

どんなノリなのかさっぱりわからない状態で向かった、おじさんひとり。ANCHANGソロライブということは、会場に足を運ぶのは確実にコアなANCHANGファンだろうs、と思います。

なのでなかなか足を運べないわたしのような地方マシンガーや、ゆるゆるANCHANGファン&マシンガーのみなさん向けに、どんなイベントだったのかレポしてみます。雰囲気が伝わって、次回行ってみようかな〜と思っていただければ幸いです!

ライブ会場「POTATO KID」の様子

この日は18時半開場、19時スタートのスケジュールでした。大阪の地理に疎いわたしは、ライブ会場のPOTATO KIDまで歩いて5分かからない宿を押さえました。ホテルを出発し、ラブホ街や飲み屋街を歩くと、ハコ前に入場待ちのお客さんたちがいたので、迷わずに到着しました。

2023年12月25日に行われた、「安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり Christmas acoustic LIVE」の入場待ちをするお客さんたち

POTATO KIDは梅田の飲み屋街にあるスペインバー兼ライブバーで、雑居ビル1階にあります。

「安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり Christmas acoustic LIVE」はPOTATO KIDで行われた

入口付近にお芋中心のメニューが飾られていたので、通常営業の際は注文できるのでしょう。うーん、お腹が減ったぞ…

大阪は梅田にある「POTATO KID」のフードメニュー

18時半ぴったりに入場開始。入口にはおじサンタならぬ、あんサンタ!このかわいいサンタデザインをXことTwitterで見かけて、「あああ!カーチャンにもサンタさんが必要だ!これは行きたい!チケットを取らねば!」と覚醒しました。しっかり釣られたな〜。笑

2023年12月25日「安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり Christmas acoustic LIVE」POTATO KIDの入口

予約は電池チケットだったのですが、入場時に紙チケットをいただきました。さらにぷっくりシールや飴ちゃんが入った、お土産まで!クリスマス特典なのでしょうか、めっちゃ嬉しい〜!ちなみにPOTATO KIDは2ドリンク制みたい。2ドリンクなハコって、人生で初かも。

2023年12月25日「安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり Christmas acoustic LIVE」のチケットとこの日の入場特典

ハコ内は結構狭く、この日の30人前後のお客さんが入ってパツパツ。入場順に好きな席に入ります。客数=椅子数で用意してるっぽかったです。ただ荷物置き場にされてる椅子があったりして、座る席確保に困っちゃうな〜と思ったり。こういうのも含めて地域性かもしれないし、ヨソ者は郷に入れば郷に従えでどうにかこなします。ハコ内には段差がないので、後方で立ち見したほうが良く見えるかも。

POTATO KIDの会場内

店内を見回すと… もしかしてBUCK-TICKの櫻井あっちゃんでは?と思わせる写真が飾られていました。iPhoneカメラの望遠の限界で詳細確認できずでしたが、2023年に亡くなったミュージシャンの中でもあっちゃんの死は衝撃的でしたから、つい目が留まりました。

POTATO KIDに飾っていた

セットリスト

おじさんひとりのライブでは、SEX MACHINEGUNSやザ☆メンテナンスなどの既存曲やカバーに加え、アコースティックでのオリジナル曲も演奏していました。アコギオリジナル曲には「※印」をつけてます。

01.みかんのうた(SEX MACHINEGUNS)
02.宇和島のみかん ※
03.ワクチン(SEX MACHINEGUNS)
04.廃屋(SEX MACHINEGUNS)
05.ヘビーメタルのおじさん ※
06.熟年 ※
07.つぼ ※
08.とうちゃん(SEX MACHINEGUNS)
09.チャンピオン(アリス)
10.カビハイター ※
11.ルパン三世のテーマ その2(チャーリー・コーセイ)
12.不思議なお家 ※
13.洗濯してね(SEX MACHINEGUNS)
14.灰色の猫 ※
15.Flyaway(SEX MACHINEGUN / ザ☆メンテナンス)
16.コブラツイスト(ANCHANG)

上記のアコギオリジナル曲の表記ですが、この日ANCHANGが曲始まりの際にコールしていたタイトルをそのまま書いています。曲名・漢字変換など、正式かは定かではありません。この点、どうぞあしからず…

ライブの感想

ANCHANG、というか安藤弘司名義のライブ「おじさんひとり」の初参戦の感想としては、真っ先に「ゆるゆる」が浮かびます。そして、わたしも含めてコアなANCHANGファンが多いことは肌感覚的に伝わるし、実際、女性客がほとんどでした。きっとコアなリピーターも多いでしょう。

大阪の地元っぽい方もいるし、関東圏や近畿エリアの遠征組もチラホラと。ちなみに沖縄からの遠征組なんてのは、わたしだけだろな。笑

ハコの入り口付近、一段高いところにステージが設けられています。19時になった頃、スーッと白いパーカー男性がステージ方面に歩いていったな〜と思ったら、それがANCHANGでした。オーラがゼロでびっくりしちゃった。笑

サンタ帽を前日に買いに行ったら100円ショップには既になく(お正月用品に切り替わってたらしい)、ドンキホーテに移動して買ったそう。ボンボンを前に持ってきてるのが、なんとなくダサかわ。そういうところも嫌いじゃないから、忘れたくなくて手元のメモ張にイラストを描きました。こういうヲタ視点、わかるでしょ?笑

で、アコギを抱えつつ、まずはビールで喉を潤すANCHANG。自称お酒弱いのに、飲んじゃうんだ!笑 どこかのMCで「今日のテーマは、ビールを飲んで後半だんだんダメになる」的なことを宣言しちゃうあたりも、嫌いじゃないです。ガチで戦いにくるマシンガンズとは別のANCHANGが見れるのは、ヲタ心理的に嬉しいねぇ。

各曲の前後で説明が入るのも、なんだか配信みたいでいいな〜と思いました。チャンピオンは「がなる歌い方」、廃屋は「実は切ない歌」、ヘビーメタルのおじさんは「自分自身の歌、いつまでできるんかな」と。ルパンの時は、確か「滋賀のハードオフでワルサーP38を見つけたけど、嬉しい様子を店員さんにバレないよう頑張った」的な話をしていました。

アコギオリジナル曲の歌詞もANCHANG節でよろしかったです。熟年の「ぴらぴら(?)」や「ぐにゃらせる」とか。お友達の実話をモチーフにした不思議なお家は「知らないおじさんが座ってる」けどスルーして生活を続けるような歌詞で、なんだか笑っちゃったりして。灰色の猫は「あなたの雫に僕の汗が混じり合う」といったエロティックさがあり、そういう歌詞はマシンガンズでは採用しないだろうなぁと思いました。

クリスマスの思い出も。「20代半ば当時の彼女とブーツを買いに行き、嫌な思いをした」そうで。こんなトークもANCHANGファンの少人数ライブだから楽しめるんだろうなぁ。ちなみに「40歳を超えてからはクリスマスはどうでもよくなった」らしい。それ、既婚になったからじゃん!www

ANCHANGの声量がすごかったのは、洗濯してねとFlyaway、両曲のサビ部分。マイクボリューム触ってないだろうに、声量・声の太さとも心地良くって。四半世紀近く追っかけてるわたしは、すっかりANCHANG節に染まってます。

他にも「サンタ帽を脱ぐとハゲてます!」とか「ふしだらなおじさん」といった発言や、ツボなフレーズが多数ありました。それってANCHANGじゃなく、ゆるゆるおじさんの安藤弘司名義だから言えるんだろうなぁ。マシンガンズのライブではビシィィィッ!とキメキメですけれども、こんなゆる〜いANCHANGを見れる企画は、コア&ヲタなファン的にめっちゃオイシイです。ひじょ〜〜〜にレアなANCHANGを拝めて楽しかったから、ヲタな皆さまに激推しできます。笑

ちなみに「アコギはもうええかな」という発言も。コロナ禍で始めたものだし、そろそろ緩くなってきているし、やらんでもいいでしょ的な感じみたい。でも、2024年1月18日に川崎で「おじさんとトーマス リベンジ」の予定もありますし、コア&ヲタなファン向けライブは、これからも細く長く続けてもらいたいなぁ。あと川崎・大阪以外でもやってほしい…

アフターパーティーの様子

ライブ後にアフターパーティーもあり、こちらも参加してみました。

基本的に人見知りで、超ネガティブなわたし。最推しがその辺にいても、なにを話せば良いかキョドッちゃうわけで、こういうアフパは普段参加しない性格です。が、クリスマスという特別な日だから、この日だけはノリで参加しちゃおうかな〜って。

ライブ会場の配置換えのため、15分くらいハコ外で待ち。参加費+1ドリンクを支払って再度入場します。店内にはテーブル席ふたつと、それを取り囲むように壁側に席が設けられていました。

この日のアフターパーティーは、大皿料理がドーンと運ばれてくるスタイル。お店のマスターはもちろん、ANCHANGも運んでいたような。テーブルに座る方々が取り分けて料理を回してくれる様子に感謝しつつ、もぐもぐと。こちらはサラダやカナッペ、それに揚げ物的なアペタイザー。

2023年12月25日「安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり Christmas acoustic LIVE」アフターパーティーでいただいた、POTATO KIDマスターの手料理

そしてムール貝のパエリア。POTATO KIDマスターのお料理、おいしかった。

2023年12月25日「安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり Christmas acoustic LIVE」アフターパーティーでいただいたパエリア

デザートは2種類。ブルーベリーのケーキとチーズケーキ。こちらもおいしい!

2023年12月25日「安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり Christmas acoustic LIVE」アフターパーティーのデザート

お食事を食べている間も、ANCHANGは会場内で質問コーナーを繰り広げています。ファンからの質問に回答しつつ、サラリーマン時代、彼女じゃない彼女(!?)がいてエレベーターでチューしたとか、24歳の時に付き合っていたミュージシャンの彼女に振られた話とか。ビールやハーパーを飲んでいい気分なせいか、ふしだらなおじさんトークにめっちゃ笑いました。www

その他「バンド系でマシンガンズファンは多い。でもそれを公表してるのは半分で、ファンだと隠してるのが半分」という業界トークもありました。ああ、あと、この日はお友達(会場にもいて、運営サポートされていたナカノさん)のお家にとまるぜーとのこと。酔ってもナカノさんがお持ち帰りしてくれるから、安心ですね。笑

あとツイートもしたけど、わたしとも乾杯してよー!お客さんが30人いるかいないかの少人数なのに、わたしは乾杯をスルーされ、エアーポンプの空気みたいな微笑みで「塩対応すんなー」とCRUSHクリスマスを小声で歌いましたwww といいつつも、わたしは人見知りのMob属性、そしてヲタ気質なもんですから、最推しに遠慮しちゃうんですよねぇ。これ、絶対挙動不審に見えてるだろうなぁ。命がけで乾杯したい積極性な方は、自主的にグイグイ乾杯しに行った方がいいですよぉぉぉぉおおお、くそーーーー(やっぱ悲しい)。

この日の物販

そしてからの福袋!過去のANCHANGソログッズや新しいグッズが詰め込まれて、1袋5000円で販売していました。おじさんひとりのライブ初参戦なわたし。これまでのANCHANGソログッズを買ったことがないですし、ひとつ買ってみることに。

2023年12月25日「安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり Christmas acoustic LIVE」で販売された福袋

ホテルに戻り、ワクテカしながら袋を開けると、こんな感じでグッズが詰め込まれていました。

2023年12月25日「安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり Christmas acoustic LIVE」で買った福袋には、ANCHANGソロのグッズが入っていた

入っていたのは以下。内容は袋によって異なるそうです。

  • オリジナルポーチ
  • スタッズトートバッグ
  • ステッカー
  • In The MirrorじゃなくてAn The Mirror(本名漢字サイン入り)
  • 2024年カレンダー

ポーチとトートバッグの定価で6000円は行くので、だいぶお得!特にカレンダーは嬉しいなぁ。会社のデスクに置いて、萌えキュンをガソリンに仕事を捗らせて、また遠征しようっと。

ライブ前後のANCHANGや関係者のSNSを埋めとく

今回のライブにまつわる関係者のSNS投稿を埋め込んでおきます。

まとめ

ということで、2023年12月25日にPOTATO KID(大阪・梅田)で行われた「安藤弘司(ANCHANG)のおじさんひとり Christmas acoustic LIVE」に行ってきました。メインターゲットはANCHANGファン(特にコア&ヲタ層)向けな印象でしたが、ゆるゆる〜とした雰囲気ですから、誰でもにんまり楽しめるかも。参戦のおかげでわたしは元気と笑いをもらい、免疫アップしたはずです。

大阪遠征は2003年のSEX MACHINEGUNS LAST TOUR HEAVY METAL TEACHER FROM HELL ~FINAL ATTACK~(グランキューブ大阪)ぶりかな、と思ったけど、よーーーく思い出したら2014年7月に梅田Shangri-Laのライブ遠征したなぁ。あの時はKEN'ICHI脱退後の久しぶりのワンマンで、LEONが加入すると知って飛んだはず。それ以来ということは、実に9年振りの大阪遠征みたいです。時が経つの早すぎ問題… つーか、けんちゃん脱退から12年近く経過してるんか。早えええ。

沖縄から大阪への移動方法もシミュレートできたし、次回はANCHANGソロと言わずマシンガンズやメンテでも遠征したいなぁと思った次第です。今回の大阪滞在は27時間あったか、どうか。弾丸遠征なんて久々だったし、この感覚がちょっと懐かしくもありました。
終わり。

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ユッキー@毎日ビール

沖縄移住10年のブロガーによる、定番グルメからローカル店まで沖縄情報。国内外の旅グルメ・ビアバーめぐりの情報も。クラフトビール歴は16年、ブログ歴12年、カーチャン歴7年。

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