先日、やんばるまで行ってきました。山原と書いてやんばると読む、あのやんばるです。沖縄県北部の名護市から北側をざっくりやんばると呼ぶのですが、今回は沖縄本島最北の国頭村にある「やんばる森のおもちゃ美術館」が目的地でした。お子サマーを遊ばせるために、わざわざ那覇から高速飛ばして向かったわけです。ペーパードライバーなのにめっちゃ頑張った!そんな背景もあって、自己満足度も施設の満足度も高い室内の遊び場レポートです。
沖縄本島北部の「やんばる森のおもちゃ美術館」で遊んできた!
「やんばる森のおもちゃ美術館」の場所。
「やんばる森のおもちゃ美術館」の場所は、沖縄本島北部の国頭村(くにがみそん)の山の上にあります。那覇市内からざくっと100km、時間にして1時間半以上かかりました。沖縄本島北部の大きな街・名護市からは30km以上離れていて、高速がないので45分ほどかかります。極め付けは、やんばる森のおもちゃ美術館へ向かう山道です。国頭村奥間から3kmほど山道に入るのですが、これがまぁーいいコースで。クネクネしまくりで、勾配キッツー。ペーパードライバーなのに無事故で帰れてよかったなと思ってます。
ただ、その分、やんばるの自然は満喫できました。人里離れた山の上にある施設ですから、緑が豊かで居心地が良いです。帰りに気付いたのですが、4年前に訪れたキャンプ場所がこの道沿いでした。急に見つけてびっくりしたわ!
営業時間と料金と注意事項。
「やんばる森のおもちゃ美術館」の営業時間、利用料金、利用に関する注意があったので記載します。こちらは2018年4月時点の情報です。新しい情報をキャッチ次第、こちらの記事も更新をかけますが、あくまでも参考程度に見てください。正しい情報は施設へお問い合わせするか、現地でご確認を。
営業時間
入ってすぐに、入館料と営業時間が張り出されていました。この施設は10〜16時に開館していて、最終入館は15時半です。定休日は毎週火曜日。
料金
入館料はおとな(中学生以上)は400円/人、こども(3〜12歳)は200円。ですが、国頭村の居住者とそれ以外とでは料金が異なるので、一応表にまとめておきます。いずれにしろ、時間無制限でこの価格は安い!近所にあったらめっちゃ通いたい。
国頭村外 | 国頭村在住 | |
おとな(中学生以上) | 400円 | 200円 |
こども(3〜12歳) | 200円 | 100円 |
3歳未満 | 無料 | 無料 |
料金に関する補足。
料金関連の補足も書いておきます。ご参考まで。
注意事項
利用について注意事項がありました。いずれも一般的な内容で、驚くものではなかったです。
この注意事項を意訳すると、こんな感じでしょうか。再入場が可能ってのが嬉しいですね。
木のおもちゃに囲まれたぬくもりのプレイエリア。
それではプレイエリアへ向かいましょう。エントランスから通路の先へ進むと...
たくさんの木のおもちゃに囲まれた、プレイエリアがありました。かなり理想的な遊び場です!というのも、なんとなく木のぬくもりを感じるおもちゃが好きで、いろいろ集めるならナチュラルテイストな木のおもちゃにしよう〜と思い描いていたのですが、気がついたら我が家にはカラフルなおもちゃが集まってしまいました。もはや遅いので、ナチュラルなものは外部に求めるよう切り替えました。
「やんばる森のおもちゃ美術館」はそれほど大きな建物ではなく、シンプルに事務所とエントランスとお手洗い、そしてこのプレイルームしかありません。
建物内は白を基調としながら、床やおもちゃはナチュラル系のカラーが多く、時々おもちゃの差し色がある程度。このバランス、理想的。いいなぁ、好きだなぁ。
プレイエリアは1フロアですが、中央に起伏があります。そこに向け、両脇にはスロープや階段が設置されていて、床遊びも楽しめます。
階段部分は1段ずつ仕切りがあるような感じがして、それぞれで世界観を持って遊べそう。
ふとみると、プレイエリアにも注意書きがありました。ポップテイストですが、施設側としては何らか困っているのかもしれません。こどもの面倒は見ましょうね。
なんて思ってたら、さっそくお子サマーが遊び始めていました。このスロープのおもちゃは、子育て支援センターでもお気に入りでした。指先も使いますし、かなり集中して遊んでくれます。
こちらはおままごとセットのキッチンです。通常は棚に収納されていますが、ここから移動させて遊ぶことも可能。
こちらは虫食い。穴の中に毛虫のおもちゃが仕掛けられていて、棒を入れ、いい具合に引っ張ると磁石の力で毛虫が出てくるのです、おもしろい!けれど、1歳児には理解ができなかったみたいでスルーされちゃった。
釣り堀には、様々な木の魚が泳いでいます。形によって木の重さが異なり、あまり大きな獲物を狙うと釣り上げらません(実体験)。そのギリギリ感がクセになるやつ。
手触り・食感が妙にしっくりくる木のおもちゃ(?)的なものもあれば...(どうやって遊ぶかは、自由自在・ルールなんてナシだそうです)
トンカチで穴に杭を打ち込むようなおもちゃもあったりして。こういうの、家にはないので外で遊ばせられて嬉しい。
わたしは人型の積み木が面白いのに、お子サマーは壁に貼り付けられたマグネットが気になるらしく、全然一緒に遊んでくれません。
カーチャンは木のボールプールで足裏マッサージ的なことをしてますが、お子サマーは床に転がってゴロゴロ。ちなみに、このボールプールの木の球は、卵型をしています。この施設ではヤンバルクイナの卵と呼ばれていて、ボールプールに5000個も入ってるとか!専任の職人さんが3ヶ月も時間をかけて作ったと聞いて、驚きました。すごいなぁ。
木のおもちゃといえば、コマもあるし...
いろんな形の積み木だっていーっぱいありました。創作意欲が掻き立てられます。
他にもプルトイと呼ばれる引っ張って音が出るおもちゃもあって、お子サマーはえらく気に入って遊んでいました。
ちゃぶ台があるので、おままごとセットと合わせていろんなシーンの遊びができそうです。そんなに広い施設ではありませんが、指先を使ったり、想像力を豊かに遊ばせたり、「やんばる森のおもちゃ美術館」ってこどもは楽しいだろうなぁという施設なのです。
おむつ交換台付きの授乳室も完備。
室内遊び場の多くには、小さいお子さんのために授乳室やおむつ交換台が用意されています。わたし自身も真っ先にそれを確認しました。するとお手洗いにはなく、プレイエリアの一角に授乳室が設けられていました。オムツ交換ができるベッドや、腰掛けスペースもあります。プレイルームに面して、カーテンで仕切るだけなので、その点が気になる方は難しいかもしれません。個人的には授乳室があるだけで助かるし、本当にありがたいです。
お土産も購入できます。
「やんばる森のおもちゃ美術館」のエントランスは休憩スペースも兼ねています。壁面には木のおもちゃがいろいろと飾られているんです。
これらの木のおもちゃは購入して持ち帰ることができます。価格もそこまで高くはないです。
プレイエリアにもあったヤンバルクイナの卵は、1個500円。木のおもちゃって質感や温度が柔らかいから、ベビーにもぴったりです。
お土産コーナーを物色していると、お子サマーはポスターのイリオモテヤマネコとヤンバルクイナに首ったけでした。
まとめ
ということで、沖縄本島北部にある「やんばる森のおもちゃ美術館」で遊んできました。木の優しさとぬくもりを感じられるおもちゃがいっぱいで、とっても理想的な室内遊び場でした。この施設のいいポイントは、①天候にも左右されず遊べること、②年齢問わずそれぞれで楽しめること、③指先や感覚を意識するような遊びが多いこと、の3点です。他の施設って体を大きく動かす系だけど、ここは知育系玩具がメインですから、そこが大きな差別化になっています。ここ、ほんと好き。まったりとした空間もいいですし、こどもたちがおもちゃに集中して遊んでいるもいい。
何より、巨大な国頭村森林公園内にあるってのもメリットです。この公園にはオートキャンプ場や多目的広場、辺土名湖もあるし一帯で楽しく遊べるんですよね。将来、お子サマーが大きくなったら、ここでキャンプしたいなぁ。沖縄の自然は海だけじゃないことを、このやんばるの森で教えてあげたいと思いました。
終わり。
住所:〒905-1411 沖縄県国頭村字辺土名1094-1
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩