台湾のTHE WALLでライブを見た後、公館夜市で遅めの夕飯を食べようと思っていました。帰り道だし、夜市なら多少遅くても食べ物屋さんはやっているだろうと。しかし、ライブハウスを出たのは23時近く、しかも日曜の夜なのです。公館夜市に向かうと閑散として、営業しているお店も少なく、困ったなーと思いながら歩いていたら、食事をしているお客さんがいる食堂を見つけました。お店に店名が見当たらず、Googleマップ上では「夜市肉羹蚵仔煎」とされているものの、この記事では「名無し食堂」とします。どなたか店名をご存知の方は問い合わせフォームまたはツイッターでご連絡ください。
名無し食堂の入り口で「綜合麺」と告げてみました。読み方がわからないので、それっぽく「そうごうみぇん」と適当に。店員さんに「ホット?コールド?」と確認され、ホットと答えて入店しました。店内はごく普通の食堂です。
綜合麺がやってくるまで、カウンター席に乗せられたお箸が気になりました。日本のように同じサイズが均等に並ぶわけでなく、いろんなサイズがバラバラと入っています。年齢別・好み別で好きなものを選べるし、最初から設置しておけば店員さんに声を掛けることなく使えます。これはこれで合理的。
そんなことを考えているとお料理が運ばれてきました。あれっ、想像していたものと違う... 私の考えていた綜合麺は、牡蠣とモツの台湾では定番のヤツ。これは...何...(おそらく、綜合羹(TWD75)と思われる)。
これもひとつ旅の経験、と思いそのままいただきました。とろみのついたスープは、カツオのような魚出汁が薄く、味も薄く... 優しい味というか、味がないというか。ただ、この日の夜は気温が下がっていたので、体が温まってよかったです。
麺を持ち上げると、ソフト麺的な柔らかさの丸麺があらわれました。この麺はスープ絡みもよいと思うんですが、如何せん味がしないので物足りない... 台湾ではこのくらいの薄さがデフォなのかしら?
こちらは麺に乗せられていた揚げ物。日本の駄菓子で食べたような記憶です。いかフライみたいな印象。スープに浸しても、スープが薄くておいしくならない...
こちらは魚のすり身的なもの。これも味薄でした。
おもしろいなと思ったのが、麺に台湾バジルが入っていたのです。今回の台湾旅行で気付いたことのひとつに、台湾のB級グルメにはこのバジルがよく使われているという点です。日本で食べるバジルよりミント感が強く、ミントなのかバジルなのか最初は区別できませんでした。印象の薄いお料理にバジルが入ると、印象がパーッと明るくなって良かったです。
ということで、台北・公館夜市の名無し食堂で綜合麺を注文したつもりが、全く違うお料理が出てきたお話でした。中国語も英語もわからないので、こういうことも起こり得るよなー。旅のいい思い出です。最後に、店名がわかる方は問い合わせフォームまたはツイッターでお知らせいただけると嬉しいです!よろしくお願いします。
終わり。
住所:100 台湾 Taipei City, Zhongzheng District, Lane 136, Section 4, Luosifu Road, No. 1-2
(*・ω・)つ 台湾食べ歩き情報もどうぞー♩