那覇市「玉城豆腐のみそ汁屋」松山の飲み屋街に発見！できたて豆腐を使ったみそ汁専門店。

那覇市の中心部、松山周辺で駐車場を探していたところ、新しいお店に気付きました。その名も「玉城豆腐のみそ汁屋」です。こちらのお店、玉城と書いてたまきと読みます。たましろ・たまぐすくではありません。店名にある通り、西原町の玉城豆腐店で作られた、ゆし豆腐や島豆腐を使ったみそ汁屋さんです。

店内はおしゃれでカフェのよう。カウンター12席ほどと、テーブルが5つほど用意されていました。店内ではひーぷーさんのラジオが流れています。落ち着いた空間で静かに食事できる、そんな雰囲気です。

わたしが訪れたのは平日の12時台で、かりゆしウェアの会社員が複数食べに訪れていました。地元客が多めな感じかもしれません。

こちらが玉城豆腐のみそ汁屋のメニューです。写真を左右にスライドするとすべてのメニューを確認できます。

入店してすぐ券売機があり、こちらで食券を購入します。この時のメニューはみそ汁（にんにくワンタン風餃子あり/なし）とゆし豆腐、そしてみそゆしの3種類。

みそ汁とみそゆしはサイズが選べるので、お腹の減り具合に合わせて注文できます。最近はミニサイズもあるみたいですね。キッズ向けに良いかもしれませんね。

券売機で食券を買う

イラスト付きメニュー

みそ汁のサイズは2つある

店員さんに食券を渡し、待つこと10分。わたしが注文したみそ汁（800円）がやってきました。みそ汁の器は、中城村の朝日陶器で作られたもの。沖縄のみそ汁を食べる時、やちむんに盛り付けられていると、わたしはテンションが上がります。

まずはみそ汁のスープから。玉城豆腐のみそ汁屋では、首里の玉那覇味噌醤油の首里みそを使用しています。この味噌蔵、創業から160年以上で、琉球王家御用達の味噌だそう。いただいてみるとやや味噌味が強めのスープは、熱々すぎずで食べやすいです。

沖縄のみそ汁ですから、具材はたっぷり。タマネギにニンジン、レタスと青ネギ、それからポーク。2〜3cmの厚みの島豆腐もドドーンと入っています。これが玉城豆腐店の島豆腐！食べ応えがあって嬉しい〜！

青菜がウマい。チューリップのポークもウマい。これでごはんが進みます。

卵は加熱しっかりタイプでした。みそ汁に落として加熱してないんじゃないかなぁ。目玉焼きみたいな形状してるもんね。

いただいてみると、黄身が固まっています。個人的な好みとしては半熟が良いなぁ。次は事前にお願いしてみるか、生卵トッピングにしようっと。

玉城豆腐のみそ汁屋では、みそ汁の味変をオススメしています。みそ汁に特製辛味噌やパジャンを加えて韓国風にする提案や、ゆし豆腐にキムチだれを加えて沖縄水産高校野球部の伝統の味にしてみたり。はたまたごはんの生卵＋特製辛味噌やパジャンなTKGを推してみたり。食べ方で遊んでもらいたいようです。

そんなわけで、わたしも卓上調味料に手を出してみます。豆腐にキムチだれを乗せてみたところ、鼻に抜けるシャープな香り。特製辛味噌はほんの少しだったのに、甘辛く、口の中がヒリヒリするほどの辛さでした。かけすぎ注意です。

ちなみに、卓上に出ていない塩・ニンニク・ショウガもあるそう。店員さんにお声がけしてみてくださいね。

さて、このお店では、新潟県産のコシヒカリを使っているそうです。お米にこだわる定食屋さん、間違いなくいいお店ですよね。胃無しのわたしはごはんをいっぱい食べると体調が崩れがちなので、ごはんは半分くらいにしてもらいました。

ここでお出まし、トッピングの納豆（＋100円）です。味がついていないので、卓上調味料で好きな味にするのもよし、味噌汁に入れるもよし。わたしはだし醤油をかけていただきました。最後にみそ汁をかけまわしてフィニッシュです。

ということで、那覇市松山にある「玉城豆腐のみそ汁屋」でランチを食べてきました。沖縄にはみそ汁専門店がいくつかありますけれど、松山の飲み屋街に朝7時からオープンのみそ汁屋さんができたのは意外でした。なんせ早朝の松山なんてガラが悪い感じもしないでもないですし…

ただ、24時間営業の食堂は減る一方の中で、朝ごはんをカバーしてくれるお店ができたのは、ありがたいことでもあります。周辺にはビジネスホテルもいくつかありますので、宿泊客を集客できればオイシイかもしれません。また、14時で閉店ですから、あまり遅い時間のランチには向いてないかも。

この界隈にはかつていっちゃん食堂という、おじいおばあが営業していた食堂がありました。味があってよかったのですが… いつの間にか閉店してしまって。24時間営業をやめた三笠食堂、みかど食堂はまだ健在ですけれども、営業時間が玉城豆腐のみそ汁屋ほど早くありません。こぼれ球をカバーするような時間設定、とてもいいなと思います。
終わり。