那覇市松山にある「お食事処 三笠」は何度も訪れている食堂です。1966年創業だそうで、通称・三笠食堂と呼ばれ親しまれています。三笠という食堂は那覇市内にいくつかありますが、今回は松山にあるお店を取り上げます。こちらで食べたおいしくてボリューミーな定食の他、場所・メニュー・近隣駐車場などをレポートします。それではさっそくいってみよ〜!
那覇市松山にある「お食事処 三笠」について
どこにあるの?
三笠食堂 松山店は国道58号線沿いの久茂地交差点の近く、沖縄セルラービルや路線バスの停留所・農林中金前の裏手側にあります。この辺りは飲屋街になっていて、昼間はサラリーマンや作業員の方が、夜は飲んだ後のシメに食べに訪れるような食堂です。お客さんの身なりや持ち物から観光客利用も多そうです。訪れる旅混雑しているので、事前に電話注文してお弁当を取りに行くことも多くなりました。
駐車場とコインパーキングについて
三笠食堂 松山店の駐車場は、お店の脇に2台分あります。写真に写っているセダンと手前の空車部分が駐車スペースです。ただ、車のサイズによっては道路にはみ出してしまいがち。大きめの車は近隣のコインパーキングに停めることをオススメします。
三笠食堂 松山店の目の前には100円パーキングがあります。1本裏にも安い駐車場があるし、お店から徒歩5分以内に多数のコインパーキングがいくつも見つけられるはずです。路上駐車は通行の妨げになるので、100〜200円支払って安全策をとりましょう。
営業時間と定休日は?
以前は24時間いつでも営業していた三笠食堂 松山店。コロナ禍を経た現在は、平日9時〜21時半(L.O.21時)、金〜日曜は9時〜22時(L.O.21時30分)、木曜日が定休日となっています。この先また24時間営業に戻るかどうかは今のところ不明ですが、どうも人手不足でギリギリ営業をまわしているような話を耳にしていますので、難しいかもしれません。こちらは2023年1月時点の営業情報なので、最新はお店でご確認ください。
店内の様子
松山の三笠食堂の店内は、まだまだ新しい印象を受けます。2名席・4名席とカウンター席が用意されています。テーブルも床も汚れが見当たらず、移転前より清潔感があって好きだなぁ。店内禁煙なのも嬉しいです。
キッチンには手際よく調理をするおばちゃんたち。注文が入るといくつもの強火コンロを前に、せっせと調理をし始めるのです。おいしい定食をいつもありがとうございます。
カウンターの端っこには、マーガリンや調味料が用意されています。必要な分だけ席から取りに向かうのですが、特筆すべきはやはりマーガリン。沖縄の人って、ごはんにマーガリンをたっぷり乗せて食べるのが好きなのです。これ、おいしいんですよね〜!
また、お店には子ども用のフォークなども揃っているようでした。これを見て、子連れで食べに行けるのが嬉しいなぁと思った次第です。観光客慣れしているだけありますね!
三笠食堂 松山店のメニュー
三笠食堂 松山店のメニューをチェックしましょう。いつもカウンター上部のメニュー札を見て注文していますが、卓上メニューもあるようなので、いつか見かけたら記事に追加します。こちらは2023年1月時点の情報ですが、価格が変更になる可能性もあるので現地にてご確認ください。
カウンター上のメニューが見にくいかもしれないので、電話注文用の紙メニューも掲載しておきます。見やすい方を参考にしてみてくださいね。こちらも2023年1月時点の情報です。
お店の外に食品サンプルも置いています。どれを食べるか決めてから入店しても良いかも。
実食!グルメレポート
ちゃんぽん三笠風
三笠食堂といえば、やっぱりちゃんぽん(2023年1月、650円)ですよね。沖縄でちゃんぽんといえば、麺類ではなく野菜炒めの卵とじをごはんに乗せたものを指します。三笠食堂のちゃんぽんは少し変わっていて、甘辛い味付けのタマネギのみじん切りとひき肉を卵でとじています。軽く振られた胡椒の香りそそるんですよね。
お店で食べるちゃんぽんは久しぶり。メニューの中には値上げに踏み切っているものもありますが、このちゃんぽん三笠風は3年前から価格が変わらないことに驚きます。ありがたいことです。
今回は通常サイズで注文したけど、ボリューム多いから少なめにすればよかったかも。子どもとふたりでも十分満足できそうなボリューム感です。
後半、七味で味変しました。ピリ辛と複雑な七味の風味が、甘辛い味わいによくあっておいしかったです。
カツ丼
カツ丼(650円、2019年7月時点)は、かつての三笠旧店舗でも食べた思い出の味。移転してもたっぷりごはんのボリュームは変わらず。変わったのは私の加齢と体型だけ... 味くーたーなカツ丼はカツを揚げるところから作り始められます。熱々で着丼です。
肉の厚みは薄め。頬張ると胡椒の存在感があります。直接お肉にたっぷりまぶしているのでしょう、味がしっかりなのでご飯がどんどん減ります。
沖縄のカツ丼って、野菜がいっぱいなんですよね。この日はタマネギ、レタス、ニラを豚カツと共に卵とじしていました。青菜のシャキ感と濃い口の味付け、そしてB級グルメの油っぽさがおいしい。
途中、コーレーグースで味変しました。熱々状態のうちにかけると、アルコールが若干飛ぶのかマイルドになる気がします。コーレーグースはかけすぎ注意です(この日は、ご覧の通りかけずぎた)。
スキヤキ
沖縄式のスキヤキはお皿に盛られるのがデフォルト。三笠食堂 松山店のスキヤキ(700円、2019年7月)もすきやき鍋ではなくお皿で登場します。これがまた熱々で、食べる時に注意しなければ火傷しそう。
沖縄式のスキヤキには、お肉・青菜(この日はキャベツ)・タマネギ・豆腐・マロニー・生卵が使われています。この日は撮影のために生卵をそのままにしたのですが、他の具材が熱々のうちに卵の上に乗せ、半熟程度に熱を入れるのが好き。
甘じょっぱい味付けとたっぷりのマロニーがよく合います。白米なしでもお腹いっぱいになるほどのマロニーが使われていて、食べながら「あれ?スキヤキって麺類だったかな?」と錯覚するほど。
スキヤキは七味唐辛子で味変が好き。たっぷり振りかけて、マロニーをツルツルと啜ります。マロニーだけでなくお肉も野菜も豆腐もおいしいから、三笠食堂に何度も来てる人には試してもらいたい。
ちゃんぽん三笠風(テイクアウト)
三笠のちゃんぽん(650円、2020年3月時点)、おいしいですよね。これが大好きでお店に通っている友人がいます。この日は夕飯用にちゃんぽんを持ち帰りました。パックにぎっしりつめられています。
みじん切りのタマネギと豚挽肉をあまじょっぱく炒め、卵を溶き入れて頃合いの良いところでごはんにと乗せています。三笠のスピードメニュー且つ人気メニューです。このお皿2枚分のボリュームがありました。
牛肉と豆腐のニンニク炒め(テイクアウト)
三笠食堂 松山店では、定食のテイクアウトも可能です。お味噌汁はカットされますが、定食のおかずとごはんをパックに詰めてもらえます。晩酌用におかずだけ持ち帰りをお願いする時は、お店のおばちゃんが「値段変わらないからもったいないよ、ごはんも持って行きなさい」と何度も声をかけてくれます。この人情味がありがたいですよねえ。
この日自宅に持ち帰ったのは三笠食堂の人気メニュー、牛肉と豆腐のニンニク炒め(650円、2019年7月時点)です。スタミナがつきそうなガッツリ系で、ランチタイムに食べてるお客さんも多いんです。
このね、味がしみた豆腐がウマいんです。たっぷり入った豆腐がいい。牛肉とニンニクの旨味たっぷりの汁気を吸ったお豆腐は、ご飯ともにかきこむのが正解。三笠食堂の炒め物は味濃いめなので、お酒にもよく合います。店内でビールを注文しつつ、おつまみにしてほしいメニューです。途中でコーレーグースで味変しながら食べ終わる頃にはお腹いっぱいで満たされているはずです。
味噌汁(テイクアウト)
三笠に電話をして「汁物も持ち帰れる?」と確認してみたところ、「だいじょうぶよー。汁物は、味噌汁と沖縄そばとビーフスープがあるよー」との回答。そこで味噌汁(600円、2020年3月時点)をオーダーしました。汁物用の持ち帰りパックがあるんですねぇ。今後も活用しちゃいそう!パックにぎっしりの白米付きです。
三笠の味噌汁には、ポーク・キャベツ・わかめ・島豆腐、そして卵が落とされていました。卵の黄身は固まっていたけれど、きっと持ち帰りの間に固まってしまったんだと思います。お店だと半熟のまま食べられるんじゃないかなぁ。白味噌ベースでポークの塩気も出ておいしかったー。
スキヤキ(テイクアウト)
味噌汁の持ち帰りができるならば、スキヤキ(750円、2020年3月時点)もイケるでしょ!とオーダーしてみました。これができるなら三笠のテイクアウト、めっちゃしちゃうわー。パックにぎっしりの白米もついてきます。
三笠のスキヤキについてはお店で食べた様子を前述していますがマロニーが多くてスキヤキって麺類だったのねと勘違いしそうになります。お皿が小さすぎて乗り切らず、実はお肉も野菜もマロニーも倍の量が裏手でスタンバッていました。持ち帰りだとマロニーが汁気を吸うので、食べてるとブツブツちぎれがちですがこれはこkれでおいしい。
ゴーヤーちゃんぷる(テイクアウト)
ご主人サマーが「どこかでお弁当を買ってくる」というので、ゴーヤーまたは何かしらの野菜をリクエスト。この日のミステリーランチボックスは松山の三笠食堂でした。やったー、久しぶりのアンマーの味!感染症拡大で持ち帰りが増えたためか、期間限定なのかテイクアウトの弁当が50円引きだといいます。通常ゴーヤーちゃんぷる定食は700円ですが、持ち帰りで650円だったそうです。
三笠のゴーヤーちゃんぷるはクタッと感が好み。島豆腐もたっぷり入って、ポークと卵のバランスもよし。塩っぽい味付けが絶妙においしいのです。ごはんもたっぷり、弁当でもボリュームありました。おいしかったー!
まとめ
ということで、那覇市松山にある「お食事処 三笠(通称・三笠食堂)」へ行ってきました。ランチ時はもちろん、ピークタイムには常に混雑している三笠食堂。24時間営業ではなくなりましたが、それでも地元の常連さんに支持され続けて、いまも人気の食堂です。
地元サラリーマンたちの胃袋を支えるため、おいしい定食を食べにやってくる観光客のため、そして夜の世界のみなさんの空腹を満たす幸せスポットとしても、長く長く続けてほしいなぁと思っています。おいしいごはんを作ってくれる、おばちゃんたちの体力と向き合いつつ、どうか頑張って欲しいものです。
終わり。
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お店の情報
店名 | 三笠食堂 松山店 |
住所 | 〒900-0032 沖縄県那覇市松山1丁目12-20 |
営業時間 | 平日:9時〜21時半 金〜日曜:9時〜22時(ラストオーダーはいずれも30分前) |
定休日 | 木曜 |
駐車場 | 近隣にコインパーキング多数あり |