那覇・松山の「お食事処 三笠」が現在の場所に移転したのは2016年12月のこと。あれから早くも3年が経過しようとしています。そういえば、移転後の記事を公開がまだでした。結構食べに行ってるもののド忘れです。お食事処 三笠(通称・三笠食堂)は那覇市内にいくつかありますが、今回の記事では三笠食堂 松山店でいただいた定食の他、場所・メニュー・近隣駐車場などをレポートしています。それではさっそくいってみよ〜!
那覇・松山「お食事処 三笠」について
移転後したお店はどこにあるの?
三笠食堂 松山店は国道58号線沿いの久茂地交差点の近く、沖縄セルラービルや路線バスの停留所・農林中金前の裏手側にあります。この辺りは飲屋街になっていて、昼間はサラリーマンや作業員のおっちゃんたちが、夜は飲んだ後のシメに食べにくるような食堂です。お客さんの身なりや持ち物から観光客利用も多そうだなぁと思います。毎回混雑しているので、事前に電話注文してお弁当を取りに行くことが多いです。
駐車場と近隣のコインパーキングについて
三笠食堂 松山店の駐車場は、お店の脇に2台分あります。写真に写っているセダンと手前の空車部分が駐車スペースです。ただ、サイズによっては道路にはみ出してしまうので、大きめの車は近隣にあるコインパーキングに停めることをオススメします。
三笠食堂 松山店の目の前には100円パーキングがあります。1本裏にも安い駐車場があるし、お店から徒歩5分以内に多数のコインパーキングが見つけられるはずです。路上駐車はもちろん、通行の妨げになるくらいなら100〜200円支払って安全策をとりましょう。
松山店の営業時間は?
移転前は24時間営業だった三笠食堂 松山店ですが、最近は朝8時15分〜24時までの営業となっています。それでも閉店時間が8時間しかないのがスゴい。飲屋街にある定食屋さんなので、飲み終わりの酔っ払い客、夜のお仕事の方々、近隣で残業したサラリーマン、近所の人たちが食べに訪れるのです。実のところ、夜の24時まで営業していると様々な使い方ができてありがたいです。
店内の様子
移転から3年の三笠食堂の店内は、まだまだ新しい印象を受けます。2名席・4名席とカウンター席が用意されています。テーブルも床も汚れが見当たらず、移転前より清潔感があって好きだなぁ。店内禁煙なのも嬉しいです。
キッチンには手際よく調理をするおばちゃんたち。彼女らがいなければ、この界隈のランチは回っていないことでしょう。注文が入るといくつもの強火コンロを前に、せっせと調理をし始めるのです。おいしい定食をいつもありがとうございます。
三笠食堂 松山店のメニュー
三笠食堂 松山店のメニューをチェックしましょう。いつもカウンター上部のメニュー札を見て注文していますが、卓上メニューもあるようなので、いつか見かけたら記事に追加します。こちらは2020年3月時点の情報ですが、価格が変更になる可能性もあるので現地にてご確認ください。
お店の外に食品サンプルもおいてあります。どれを食べるか決めてから入店しても良いかも。
実食!グルメレポート
カツ丼(650円)は野菜たっぷりの沖縄式。
カツ丼(650円)は、かつての三笠旧店舗でも食べた思い出の味。移転してもたっぷりごはんのボリュームは変わらず。変わったのは私の加齢と体型だけ... 味くーたーなカツ丼はカツを揚げるところから作り始められます。熱々で着丼です。
肉の厚みは薄め。頬張ると胡椒の存在感があります。直接お肉にたっぷりまぶしているのでしょう、味がしっかりなのでご飯がどんどん減ります。
沖縄のカツ丼って、野菜がいっぱいなんですよね。この日はタマネギ、レタス、ニラを豚カツと共に卵とじしていました。青菜のシャキ感と濃い口の味付け、そしてB級グルメの油っぽさがおいしい。
途中、コーレーグスで味変しました。熱々状態のうちにかけると、アルコールが若干飛ぶのかマイルドになる気がします。コーレーグスはかけすぎ注意です(この日は、ご覧の通りかけずぎた)。
スキヤキ(700円)はお皿に乗って出てくるもの。
沖縄式のスキヤキはお皿に盛られるのがデフォルト。三笠食堂 松山店のスキヤキ(700円)もすきやき鍋ではなくお皿で登場します。これがまた熱々で、食べる時に注意しなければ火傷しそう。
沖縄式のスキヤキには、お肉・青菜(この日はキャベツ)・タマネギ・豆腐・マロニー・生卵が使われています。この日は撮影のために生卵をそのままにしたのですが、他の具材が熱々のうちに卵の上に乗せ、半熟程度に熱を入れるのが好き。
甘じょっぱい味付けとたっぷりのマロニーがよく合います。白米なしでもお腹いっぱいになるほどのマロニーが使われていて、食べながら「あれ?スキヤキって麺類だったかな?」と錯覚するほど。
スキヤキは七味唐辛子で味変が好き。たっぷり振りかけて、マロニーをツルツルと啜ります。マロニーだけでなくお肉も野菜も豆腐もおいしいから、三笠食堂に何度も来てる人には試してもらいたい。
牛肉と豆腐のニンニク炒め(テイクアウトの弁当、650円)は三笠の人気メニュー。
三笠食堂 松山店では、定食のテイクアウトも可能です。お味噌汁はカットされますが、定食のおかずとごはんをパックに詰めてもらえます。晩酌用におかずだけ持ち帰りをお願いする時は、お店のおばちゃんが「値段変わらないからもったいないよ、ごはんも持って行きなさい」と何度も声をかけてくれます。この人情味がありがたいですよねえ。
この日自宅に持ち帰ったのは三笠食堂の人気メニュー、牛肉と豆腐のニンニク炒め(650円)です。スタミナがつきそうなガッツリ系で、ランチタイムに食べてるお客さんも多いんです。
このね、味がしみた豆腐がウマいんです。たっぷり入った豆腐がいい。牛肉とニンニクの旨味たっぷりの汁気を吸ったお豆腐は、ご飯ともにかきこむのが正解。三笠食堂の炒め物は味濃いめなので、お酒にもよく合います。店内でビールを注文しつつ、おつまみにしてほしいメニューです。途中でコーレーグスで味変しながら食べ終わる頃にはお腹いっぱいで満たされているはずです。
セルフサービスでバターごはんも試してみよう。
わたしは一人で食べに訪れることが多いので、カウンター席に案内されます。カウンターにはこんなマーガリンが用意されています。沖縄の人は白米にマーガリンをたっぷりのせて食べるんですよね。バターごはんならぬ、マーガリンごはん。これ、おいしいですよね。幼い頃、バターに醤油を垂らして食べてました。おいしいけれどカロリーもそれなり。大人になってからは試してませんが、勇気ある者はお試しください!
ちゃんぽん 三笠風(テイクアウトの弁当、650円)。
三笠のちゃんぽん、おいしいですよね。これが大好きでお店に通っている友人がいます。この日は夕飯用にちゃんぽんを持ち帰りました。パックにぎっしりつめられています。写真を見返してわかったのですが、2019年の夏以後に価格見直しがあったみたい。消費税10%の増税など三笠にも影響があったのでしょう。
増税があってもおいしい三笠のちゃんぽん。みじん切りのタマネギと豚挽肉をあまじょっぱく炒め、卵を溶き入れて頃合いの良いところでごはんにと乗せています。三笠のスピードメニュー且つ人気メニューです。このお皿2枚分のボリュームがありました。
味噌汁(テイクアウトの弁当、600円)
この日、三笠に電話をして「汁物も持ち帰れる?」と問い合わせたのです。すると「だいじょうぶよー。汁物は、味噌汁と沖縄そばとビーフスープがあるよー」との回答。そこで味噌汁(600円)をオーダーしました。汁物用の持ち帰りパックがあるんですねぇ。今後も活用しちゃいそう!パックにぎっしりの白米付きです。
三笠の味噌汁には、ポーク・キャベツ・わかめ・島豆腐、そして卵が落とされていました。卵の黄身は固まっていたけれど、きっと持ち帰りの間に固まってしまったんだと思います。お店だと半熟のまま食べられるんじゃないかなぁ。白味噌ベースでポークの塩気も出ておいしかったー。
スキヤキ(テイクアウトの弁当、750円)
味噌汁の持ち帰りができるならば、スキヤキ(750円)もイケるでしょ!とオーダーしてみました。これができるなら三笠のテイクアウト、めっちゃしちゃうわー。パックにぎっしりの白米もついてきます。
三笠のスキヤキについてはお店で食べた様子を前述していますがマロニーが多くてスキヤキって麺類だったのねと勘違いしそうになります。お皿が小さすぎて乗り切らず、実はお肉も野菜もマロニーも倍の量が裏手でスタンバッていました。持ち帰りだとマロニーが汁気を吸うので、食べてるとブツブツちぎれがちですがこれはこkれでおいしい。
ゴーヤーちゃんぷる(テイクアウトの弁当、650円)
ご主人サマーが「どこかでお弁当を買ってくる」というので、ゴーヤーまたは何かしらの野菜をリクエスト。この日のミステリーランチボックスは松山の三笠食堂でした。やったー、久しぶりのアンマーの味!感染症拡大で持ち帰りが増えたためか、期間限定なのかテイクアウトの弁当が50円引きだといいます。通常ゴーヤーちゃんぷる定食は700円ですが、持ち帰りで650円だったそうです。
三笠のゴーヤーちゃんぷるはクタッと感が好み。島豆腐もたっぷり入って、ポークと卵のバランスもよし。塩っぽい味付けが絶妙においしいのです。ごはんもたっぷり、弁当でもボリュームありました。おいしかったー!
まとめ。
ということで、リニューアル移転後の那覇・松山「お食事処 三笠(通称・三笠食堂)」に行ってきました。ランチ時はもちろん、ピークタイムには常に混雑している三笠食堂。24時間営業ではなくなりましたが、波布食堂の例もあるので英断だったと個人的には思います(後に、体力的な理由で閉店したと聞きました)。おばちゃんたちの体力と向き合いながら、地元サラリーマンたちの胃袋を支える食堂として、ここを目的にやってくる観光客のための食堂として、そして夜の世界の方達の空腹を満たす幸せなスポットとして、長く長く続けてほしいなぁと思っています。
終わり。
お店の情報
店名 | 三笠食堂 松山店 |
住所 | 〒900-0032 沖縄県那覇市松山1丁目12-20 |
営業時間 | 8時15分~23時45分 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あるが台数が少ない。近隣にコインパーキング多数。 |