沖縄市にある「東南植物楽園」へ行ってきました。ふだんは観光客でいっぱいの施設だと思いますが、県外のお客さんが少ないタイミングで訪れました。さらに有料施設のため週末でも公園のように人は集まりません。広大な敷地の屋外植物園なら密にならず、こどもは自由に駆け回れるし、大人は日々の運動不足を解消できるはず。そんな思惑でしっかり楽しんできました。ということで東南植物楽園のレビュー、さっそく行ってみよ〜!
沖縄の観光スポット「東南植物楽園」について
どこにあるの?駐車場は?
東南植物楽園は沖縄本島の中部、沖縄市にあります。那覇空港から35kmほどなので、わたしの経験上、一般道だと1時間以上かかるかも。なので、沖縄自動車道を使って移動するとスムーズですね。沖縄北ICで降りれば5分ほどで目的地に到着です。車で訪れるのが最も多いパターンだと思いますが、東南植物楽園は最大350台停められる専用駐車場を完備しているので、満車では入れない!みたいなことはなさそうかなと思いました。
営業時間と入園料金
営業時間
通常の営業時間の他、年度やシーズン・曜日によって営業時間が異なるようです。。以下は2020年の一例ですので、公式サイトなどで必ず営業時間をご確認ください
営業時間 | オープン | クローズ |
通常 | 9時 | 18時 |
6月下旬〜9月末の土・日曜、祝日 | 7時 | 18時 |
11月末〜4月上旬 | 9時 | 22時 |
入園料
東南植物楽園の入園料はいくつかのパターンに分かれています。入園するだけ、入園とガイドツアー付き(おてがるコース30分、じっくりコース60分)、入園とランチがセットになったチケットです。年齢によって金額が異なります。この他、ウォーキングツアー(ガイドツアー、500円)、トラムツアー(水上楽円をカート移動、500円)、園内周遊バスのヤッシー号(ひとり1周300円、1日乗り放題500円)などもあります。尚、こちらの料金は2020年8月時点の情報です。最新は公式サイトまたは現地受付にて必ずご確認ください。
入園料 | 入園料+ガイド(30分) | 入園料+ガイド(60分) | 入園料+ランチ | |
大人 | 1540円 | 1800円 | 2000円 | 2800円 |
シニア(60歳以上) | 1000円 | 1500円 | 1800円 | 2485円 |
高校生 | 1045円 | 1350円 | 1650円 | 2485円 |
中学生 | 550円 | 900円 | 1200円 | 2200円 |
小学生 | 550円 | 900円 | 1200円 | 1540円 |
幼児(6歳未満) | 無料 | 500円 (おひざ抱っこの子は無料) |
800円 (おひざ抱っこの子は無料) |
4〜6歳は660円 |
入園料を支払うと、チケット代わりの丸いシールを渡されます。肩や胸、帽子など目につくところに貼っておくとよいでしょう。
割引クーポンはあるの?
東南植物楽園には様々なクーポンがあるようですが、年会費や会員登録が不要で簡単に手続きできそうなものをいくつか掲載しておきます。以下は2020年8月時点の内容で、割引やクーポン内容は都度変わる可能性があります。必ずご自身でご確認ください。
HISクーポン
入園料10%OFF+300円分金券付きということで、通常だと大人1,540円のところ1,385円に割引され、さらに金券がもらえます。但しイベント期間などは対象外です。
his-coupon.com
【最大170円割引】東南植物楽園のクーポン・チケット料金情報 | 【HISクーポン】
トクトククーポン
通常大人1,540円のところ、1,370円になります。但しイベント期間などは対象外です。
tokutoku-coupon.jp
トクトククーポン
ガイドツアーの評価が高い
東南植物楽園ではガイドツアーを行っています。そんなことは知らず、この記事を各段階で初めてしったわたしは未体験... ですが、1300種類もの植物があるという施設ですから、ガイドさんがついてると四季折々の植物や説明が楽しめるのではないでしょうか。所要時間やタイミングによって参加できるガイドツアーは変わりそうですので、ぜひ受付で相談してみてください。
訪れる際の注意点
東南植物楽園は所々木陰はあるものの、基本は太陽の光を受け止めながら体験する観光スポットです。帽子・ラッシュガード・日焼け止め・日傘などの日焼け対策をしましょう。所々で自販機がありました。水分補給もお忘れなく。広大な敷地を歩き回りまわるので、足元はスニーカーなど歩きやすいものがよいでしょう。
水上楽園の様子
広大な敷地の東南植物楽園は、大きく2つのエリアに分かれています。湖や動物との触れ合いが楽しめる「水上楽園」エリアと、有名なユスラヤシ並木のある「植物園」エリアです。まずは受付で支払いを済ませ、こちらの門を潜って水上楽園へと向かいます。
少し歩くと、早速南国らしい雰囲気が!ここから2時間近く外歩きの始まり始まりー!
繁栄の湖
水上楽園で最初に目が行くのは、おそらくこちらの噴水です。ここは繁栄の湖というらしい。
大人の目線では噴水が気になるけれど、3歳児的には南国植物に囲われた道路の方が気になるようで、グイグイ勝手に進んでいきます。
見晴らしの丘へ向かう上り道のテッペン付近にはトーチャンが。お子サマーが駆けて行くけれど、車はいないし人の数も少なくて、ここでなら好きに走らせられるぞと安心できます。早くも、わんぱく大好きなこどもと一緒に訪れるのに最適だなーなんて思いました。
四季折々、いろんなお花が咲いている
東南植物楽園には四季折々でいろんなお花が咲いています。我が家は広大で安全な場所にお子サマーを開放することが目的で、植物を愛でにやってきたわけではなかったので写真点数は多くありませんが、季節によってヒスイカズラやハスなどが楽しめるそうです。こんなふわふわなオオベニゴウガンなんてのも。
春先にはブーゲンビリアのフェアも行われているようで、ブーゲンフェアのタイミングに訪れました。
受付でもらったボタニカルアートカードをブーゲンビリアに合わせてみたりして。このカードは園内様々な場所で楽しめます。
園内にはこんなお花が咲いているぞ〜と思ったら、こちらは造花でした。造花もあるんかい!
大王ヤシ広場のあたり
少し進むと背の高い木に囲まれた広場が現れました。木陰がほとんどないけれど、過ごしやすそうな季節に¥レジャーシートを敷いてのんびりできそう。
大王ヤシ広場近くにあったこちらの馬車は、みるからにイルミネーション用。東南植物楽園は冬場にイルミネーションをしているので、きっとその時に訪れるときらびやかで美しいのだろうなぁ。
ツリーハウスや遊具もある
大きく枝が広がった木の下に、何か遊べそうなものがありそうだぞと近寄ってみることにしました。
木の上にはツリーハウス!階段が設置され、我が家のお子サマーでもひとりで登れました。
ツリーハウス横の木に立てかけられた梯子もグングン登ってく。落ちたり踏み外す危険を感じて降りてもらったのですが、怖いもの知らずもいかがなものか。
そうそう、このくらいのシーソーで遊ぶくらいが、見ている側として安心できます。
足跡をついてくと、いちむし村
遊歩道についている白い足跡がついていました。この足は、写真左上の真っ白なカウアートの足跡なんだろうか。ともかく足跡についていくことに。
足跡の先にあったのは、いちむし村でした。最近カピバラの赤ちゃんが3匹生まれたとニュースを見かけましたが、ここで見ることができそうです。お子サマーをハンドリングできず今回は立ち寄れなかったのですが、そのうち見に行ってみよう。
タコノキステーションで釣り堀体験!
タコノキステーションという小屋の裏側には釣り堀が広がっています。釣りをしたいと申しますので、カーチャンは釣りをさせることに。しかし、乙女心か秋の空かお子サマーかっていうくらい興味の移ろいが激しく、この後暫くカーチャンがひとりで釣りをしていました。
釣り体験は基本的にセルフサービス。釣竿・餌・バケツは300円、釣り餌の追加は100円です。
ガチャガチャのマシーンに300円を入れて餌をゲット。餌は虫じゃないので手で取り付けられました。バケツに水を入れ、餌をつけた竿を垂らし、暫く待つとアタリが!さっそく1匹釣れたので爆釣を期待したのですが、その後全く釣れずに終わりました。他のお客さんはめっちゃデカい魚を釣っててびっくりしたー。
カピバラ&リスザルに餌やり(ふれあい体験)
東南植物楽園は植物だけでなく動物とふれあう体験ができます。ここではカピバラとリスザルへの餌やりが楽しめます。体験時間は1日4回。我が家も少し待ちながら、ふれあうことにしました。
餌は事前に購入してから入室です。1つ100円だったかな。
スタッフに導かれるままに、餌入りのコップを持って飼育小屋へ入ります。小屋の中は手入れが施され、臭さや汚さは感じません。
コップは手でフタをしていなければ、すばしっこいリスザルの襲撃で餌を奪われてしまいます。他のお客さんは一瞬でコップを奪われ、餌が空っぽに... ピョンピョン飛び回る小さなリスザルは、餌を求めて頭や背中に乗ってきたり人懐っこいです。
カピバラは静かにモシャモシャと葉野菜を食べていました。最初は怖がっていたお子サマーですが、カピバラが大人しいとわかり安心して楽しんでいました。
仲良しチャンプルー広場でウサギ&カメを観察
ウサギやカメ、モルモットなどがいる仲良しチャンプルー広場へ移動です。こちらでも餌やりは可能です。小動物やスローな相手なので、こちらの方がゆったりまったり過ごせるかも。
やたら密集している小型のカメ。密です。
大きなカメは、キャベツをもぐもぐ。口元の動きが恐竜みたい。
動物ふれあい広場で餌を待つヤギ
餌やりは様々なところで体験できます。こちらはヤギ用の餌(100円)。両替機はないので、小銭をジャラジャラ持ち歩きましょう。
ヤギが首を長くして待ち構えています。早よ、早よ。
沖縄県民にとってヤギは馴染み深い生き物、だから餌やりで立ち寄る人は少なく... サービスで柵の隙間から顔を出し、餌をねだってくれました。
バードオアシスで鳥さんの観察
バードオアシスという鳥類のコーナーがありました。柵が高く、中の様子が伺えません。妙に気になって入ってみることに。
内部は仕切りがなく、遊歩道が設置されています。
ホオジロカンムリヅルが出迎えてくれました。
何も持っていないのに、餌をあげるフリをするご主人サマー。素直なホオジロカンムリヅルは目線を上げて期待しています。餌をもらい慣れているなぁ。
この日は暑く、フラミンゴは休憩。
ホロホロチョウも小屋の中で休憩。体にブツブツの模様があり、トライポフォビア(集合体恐怖症)気味なわたしは近くで見たら恐怖だったかもしれません。
シロクジャクのオスには弄ばれました。羽を広げそうで、広げない。広げそうで、広げない。何度も繰り返すので人間側が折れ、バードオアシスを退場しました。
ヤギ島でヤギに追いかけられる
こちらはおもいやりの湖に浮かぶ小さなヤギ島です。入り口で100円の餌を購入し入り口に近づきます。
ヤギ島で飼育されるヤギは人間が近づくと扉から顔を出して餌をねだります。
スタッフは常駐していませんが、中に入って餌付けすることもできます。少し昔話になりますけれど、忘れもしない4年前、お子サマーがお腹にいる時にも東南植物楽園を訪れました。ヤギ島で餌付けしようと思ったら、わたしの斜めがけバッグに足を乗せ立ち上がるヤギ2匹!デカい!顔が近い!
あれから4年。あの時お腹にいた子もキャッキャ言いながらヤギから逃げ回ることになろうとは。
ヤギ島はヤギに追いかけられるのが楽しい場所でした。外から餌付けするだけではもったいないなぁ。
思いやりの湖
ユスラヤシに囲まれる思いやりの湖。空の抜けが気持ちいい。この辺りの遊歩道は木陰もあって歩きやすかった気がします。
人懐っこいバリケンは、その辺りをうろうろ歩き回っていました。
お土産ショップ
沖縄の観光スポットにはお土産コーナーも併設されていることが多いです。東南植物楽園にもショップがあり、沖縄のお土産品や植物園にまつわるようなものが販売されています。カフェも併設とのこと。
映え系フォトスポット
屋内にフォトスポットがありました。観光客に楽しんでもらうために色々と工夫されているなぁ。
キッズコーナー
ショップの脇あたりにこどもが喜びそうな遊び場がありました。キッズコーナーで喜ぶ年齢のお子さんにオススメです。
植物園の様子
ここからは植物園の様子です。水上楽園のエリアとはこのように道路で分断されています。
こちらが植物園の入り口。水上楽園を散々歩き回った後に植物園を訪れると、我が家のように見どころを見逃すパターンに陥るかもしれません。疲れから、ユスラヤシ並木まで辿りつかずに終わりました。皆様におかれましては、しっかり回られますようご注意ください。
内部の雰囲気
植物園に入ると南国リゾートっぽい雰囲気。ヤシの木にハスにシダ系の植物がそこらじゅうにいっぱいあるんです。人はなぜ南国リゾートっぽさに触れると無条件で癒されるのでしょう。人類の遺伝子に組み込まれた何かしらがそうさせているのではと最近思ったりします。
普段の生活では決してみることのない大きなサボテン。「チクチクするよ、試してみる?」と触れさせてみました。
芝の上にいくと、たくさん何かの実(?)が落ちていました。お子サマーが「どんぐり!」と拾い集め、カバンに忍ばせます。この後、バレないようカバンからこっそり取り出して置いて帰るまでが一連の流れです。
自然が豊かな植物園には育児でも様々な発見があります。お子サマーが「カタツムリ!」と指差した先には、わたしの予想以上に小さな小さなカタツムリがいました。いや、もしかしたらカラだけかもしれない。1cmもない小ささなのに、よく見つけられたなぁと関心しました。こどもはなんでも見ているものですね。
神秘的なヘゴ林
どういうわけかヘゴ林へ立ち寄りたがるお子サマー。ここは神聖な場所だと書いているし、騒がしくしたり走り回ってはいけないよと言ってる間に置いて行かれました。言うことを聞かない3歳児。
ヘゴ林は短いコースで、普通に歩いたら所要時間3分もかからない場所です。
巨大なゼンマイっぽいシダ植物が気に入りました。山菜食べたい。
ジャコウアゲハを見かけた
そろそろ帰ろうかなというところで、蜜を吸う蝶を見かけました。黒に赤の組み合わせが印象的で、帰宅後に調べたところジャコウアゲハという名前のようです。珍しい希少種だそうなので、見かけてラッキーでした。
夏季限定の巨大エアプール
毎年7月〜8月に楽しめる東南植物楽園の巨大プール。4歳のお子サマーを連れて訪れてみました。2021年は滑り台が設置されていないようでしたが、それでも十分遊べる施設でした。入場料は200円。プールで遊ぶ子どもはもちろん、見守るだけの大人も同料金が必要とのこと。
プールの周辺にはミストが出ている場所や、シャワーのように水を吹き出しているところもありました。
水の量は20センチメートル前後でしょうか。浅いので子どもだけで遊ばせても安心できそうです。
更衣室やシャワーはないだろうと思っていたら、ありました!トイレは少し離れた場所にあるので、余裕を持って訪れたいですね。
プールの脇には大きなテントが用意されていました。日除けを用意してもらえてありがたい上に、テーブル・イスまで使わせてもらえるなんて!風通しがよい上に、大きな扇風機も回してもらえていました。小さな売店もあり水分補給も可能でした。
まとめ
ということで沖縄市にある「東南植物楽園」に行ってきました。広大な植物園で見所が多く、エリアも2箇所に分かれていることから、めちゃくちゃ長いブログになってしまったのですけれど、何かのお役に立てれば嬉しいです。有料の観光スポットなので人や密を気にせずこどもを遊ばせられるのがとてもよかったです。各所に手洗い場があるのも安心ですね。屋外を歩き回るのでスニーカーや直射日光対策(日焼け止め・帽子・ラッシュガードなど)があると良いかもしれません。汗をかく時期は水分補給もお忘れなく。いつかレジャーシートを持って行き、ピクニックしてみたいなぁと思っています。
終わり。
お店の情報
店名 | 東南植物楽園 |
住所 | 〒904-2143 沖縄県沖縄市知花2146 |
営業時間 | 9時〜18時(時期や曜日によって変動あり、要確認) |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 専用無料駐車場あり(350台分) |