マシンガーの聖地巡礼!SEX MACHINEGUNSが誕生した鹿児島でゆかりの地+αを巡る。

2024年5月27日

噴煙を上げる桜島
毎日ビール.jp プロフィールカード用

ユッキー@毎日ビール

沖縄在住のグルメブロガー。観光客向けの定番グルメから、地元民向けのローカル店まで、沖縄グルメを食べ飲み歩きしています。旅とビールが好きで、国内外のグルメ・ビアバーの情報も。時々ライブ遠征・母子旅に出かけてはブログを書いています。

先日、SEX MACHINEGUNSが13年ぶりに鹿児島ライブするというので、わたしも遠征してきました。鹿児島県はSEX MACHINEGUNSが結成された場所であり、ライブ定番曲のモデル(というか曲名そのまま)となった桜島があったりして、それらはマシンガーにとっての聖地です。

わたしにとって2度目の鹿児島県ですが、鹿児島市や桜島を観光するのは初めて。せっかくの聖地巡礼です、見て回った場所をブログに残しておきたい!

ということで、今回の鹿児島遠征の足跡をまるっとサマリーします。

1日目:鹿児島市内へ移動

OKA→KOJはA列がベスポジ!

わたしの住む沖縄から鹿児島へのフライト(直行便)は、いまのところソラシドエアの1日2便だけ。乗り換えすれば他にも手はありますが、700kmに満たない隣県に行くのに乗り換えはちょっとなぁ…と、ソラシドエア以外の選択は考えませんでした。

那覇空港(OKA)から鹿児島空港(KOJ)の着陸直前に、桜島横を通過するんですねぇ。飛行ルートなんて全く意識してなかったけど、座席がA列だったので眺められ、感動で目がうるみました。桜島に特別な思い入れを持つマシンガーです。

那覇から鹿児島へ向かうフライトは、桜島の横を通過して感極まった

フライト時間は1時間15分ほど。早朝便なので、鹿児島到着は9時前でした。ほんっと近くていいなぁ。降機すると、霧島連山が見えました。

沖縄発 鹿児島行のSNA84便(鹿児島空港到着後に撮影)

レンタカーを借りて出発

鹿児島空港に着陸した後は、レンタカーを使ってフットワーク軽く観光しつつ、鹿児島市内へと向かいました。

国道10号を走らせていると、緩い右カーブの先に桜島が見えて、つい「おお〜!」という声が出ました。ドライバーなので撮影できず、仕方なくGoogleマップを埋め込んでおきます。

鹿児島はもちろんですが、九州は全般的にドライブが楽しいんです。山間部と海沿いの眺め、街路樹や山の木々、視線の奥に見える家屋の仕様。ふだんは東南アジア的な景色に囲まれているので、この日本らしい風景にホッとします。

仙巌園

レンタカーを走らせること40分。最初の目的地「仙巌園」に到着しました。こちらは薩摩藩の島津家の別邸で、世界文化遺産にも登録されているそうです。

駐車場で車を降りて、まず目に入ったのは、仙巌園に隣接した鶴嶺神社(つるがねじんじゃ)の鳥居。こちらは島津家ゆかりの神社で、歴代当主らが奉祀されています。

鹿児島の仙厳園にある鶴嶺神社(つるがねじんじゃ)

広い仙巌園をのんびり過ごしていると、あっという間に半日費やしてしまいそう。時間に限りがあるため、見る場所をババッと決めて回りました。こちらは島津家別邸の御殿。

鹿児島の仙厳園内にある御殿

こちらに入場する/しないで、仙巌園の入園料が異なります。わたしはかの有名な幕末大名・島津斉彬公が好きで、その彼が島津家28代目の当主なものですから、わたしは入場することに。28って数字、マシンガーとして縁を感じます。

御殿の玄関にある下駄箱でも28を選びました。

こちらは1658年に19代当主によって建てられた島津家の別邸。要人を招く迎賓館などに利用したそうです。

鹿児島の仙厳園内にある御殿の一室

建物内には大きな薩摩焼の壺が展示されたり、池を配した中庭があったり、また当時の寝室やお風呂・トイレなども現代との違いを観察できて、とっても楽しい。さらに、お庭と桜島の景色。これ、最高すぎやしませんか。何時間でも眺めていられるよ…(といいつつ、駆け足の旅でわりと時間がない)。

鹿児島の「仙巌園」で桜島の景観を楽しんだ

いろんな見所がありましたが、この御殿の中で強く印象に残ったのは、こちらの釘隠。御殿には11種類の釘隠が施されています。なかでもお殿様のお部屋近くには、コウモリ型ばかり。

鹿児島の「仙巌園」の御殿でコウモリ型の釘隠しを見た

わたし的には「DEVIL WINGやんけー!」と大喜びしましたが、鹿児島では縁起の良い存在だそうで、それで島津家の別邸に用いられたのでしょう。海岸線をドライブ中、猛禽類に混ざってコウモリが飛んでいったのも縁を感じました。

今回、なぜ仙巌園を訪れたのか。それには理由があります。がんサバイバー仲間のHちゃんが、初めて御朱印をもらったのがこの猫神社(ねこがみしゃ)だと言っていたのです。

鹿児島の仙厳園の猫神社(ねこがみしゃ)へ向かう看板

彼女が長い眠りについたこと、そして彼女の2匹の愛猫が穏やかに生活できるよう、わたしなりにお祈りしてきました。

鹿児島の仙厳園の猫神社(ねこがみしゃ)

猫神社といっても建物があるわけではなく、祠(ほこら)があるだけ。

日本全国探しても、猫の神様を祀る神社は少数。猫神社は仙厳園の奥の奥にありますが、滞在中の僅かな時間に3〜4組訪れていたので、知る人ぞ知るスポットなのでしょうね。

鹿児島の仙厳園の猫神社(ねこがみしゃ)には2匹の猫が祀られている

猫神社のすぐ近くに、猫グッズのお土産販売所がありました。そこにはお守りや絵馬が並びますが、わたしのお目当ては御朱印です。猫神社の御朱印は、御殿近くのこちらのお土産コーナーに用意されています。

鹿児島の仙厳園内にある猫神社の御朱印は、こちらの建物で販売している

御朱印帳は荷物になるので、旅先に持って行かない派のわたし。猫神社の御朱印は書き置きですが、これで十分です。それにしても特別かわいいなぁ。

仙厳園にある猫神社の御朱印

仙厳園のお土産ショップで気になったのは、桜島モチーフのティッシュケース。ティッシュを引き出すと、どかんどかんな噴煙が永遠に上がり続けます。

鹿児島の仙厳園で売っていた、桜島モチーフのポケットティシュ入れ

あと、桜島ヴォルケイノというお菓子もツボでした。ボルケーノではなく、わざわざ「ヴォ」と「ケイノ」を採用するとは、厨二病感があってよろしい。笑

スターバックス鹿児島仙巌園店

スタバアプリで店舗スタンプを集めているため、いつでもどこでもスタバに行こうとします。もちろん、仙巌園のすぐお隣にある「スターバックス鹿児島仙巌園店」にも立ち寄りました。

このモダンな建物も島津家にまつわるもので、登録有形文化財「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」をリノベーションして店舗にしています。

スターバックスコーヒー 鹿児島仙巌園店の外観

こちらのスタバ店員さんがとてもフレンドリーで。那覇空港店のレシートでワンモアコーヒーを注文したところ会話が弾み、そこから「ライブで鹿児島にきた」と伝えました。ミュージシャン名を聞かれたので、SEX MACHINEGUNSと答えると、店員さん2名がそろって「おー!」「きてるんですか!?」と声高に。これはとっても嬉しかったなぁ。

スターバックスコーヒー 鹿児島仙巌園店で桜島を眺めながら休憩

鹿児島で誕生したバンドだからでしょうか。鹿児島県民からの知名度が高いみたい。いい気分のまま、2階席でコーヒーをいただきつつ眺める桜島も最高でした。

ランチ(鹿児島の郷土料理)

初日は、鹿児島市の中心部でランチをいただきました。

鹿児島名物といえばさつま揚げ、黒豚、ラーメン、お刺身、鶏飯など様々ありますけれども、今回わたしは鹿児島の郷土料理を食べたくて、「熊襲亭」を訪れました。こちらは後日ブログを書く予定です。

13年ぶりの鹿児島ライブ

今回最大の目的は、13年ぶりのSEX MACHINEGUNS鹿児島ライブでした。前回は2011年、東日本大震災の年だったんですね。そんなことを思いながら、薩摩の灰まじりの小雨が降る中、天文館にある「Speed King」へ向かいました。

2024年5月22日に鹿児島 Speed Kingで行われたSEX MACHINEGUNS「ドカン!と地獄めぐりツアー」に参戦した

ソールドアウトしたこの日のライブレポートは、別の記事に書きました。バンド誕生の地・鹿児島ライブは、とにかく最高に盛り上がった〜!最高すぎて記憶がない!笑

SEX MACHINEGUNS「ドカン!と地獄めぐりツアー」at 鹿児島 Speed King に参戦してきた。 - 毎日ビール.jp
SEX MACHINEGUNS「ドカン!と地獄めぐりツアー」at 鹿児島 Speed King に参戦してきた。 - 毎日ビール.jp

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ひとり打ち上げ

ライブ後、さすがにお腹が減りました。そこで天文館で50年前後営業を続ける「おはし」へ。いわし料理が評判のお店だそう。どのおつまみもおいしかったー!こちらについても、後日ブログをアップします。ただ、いつになるかわかりません…

2日目:聖地「桜島」へ

フェリー「桜島丸」で移動

翌朝、7時半頃に目覚めました。わたしにしては遅めの起床です。ライブで暴れ倒したので、首から両腕、背中、お腹、ふくらはぎなど、体のあらゆるところが筋肉痛。

バンテリンを塗りまくり、最低限の身支度だけして、ホテルをチェックアウト。そしてレンタカーで向かったのは、鹿児島港の桜島フェリーターミナルでした。車でフェリーなんて初めてで、乗船方法が分かりません。なんとなく誘導されて、無事に乗り込みました。

レンタカーで桜島フェリーに乗船した

甲板に出ると、結構な風。寒さはないものの、エクステが絡んで面倒なことになりそう。それで客席内へと移動しました。

桜島フェリーで桜島を目指す

船内をぐるり歩くと、「やぶ金」という蕎麦・うどんのお店が!出汁のいい香りに惹かれます。

が、胃全摘のワイ、ここで炭水化物を食べたらお腹ピーピーするのは確実… 桜島フェリーは15〜20分程度で向こう岸に到着しますから、OPPしている暇なんてありません。仕方なく、諦めました。せめて出汁だけでも啜りたかったなぁ。

桜島フェリーにあるやぶ金 桜島フェリー店

ライブも最前列どセンだったけど、桜島フェリーも最前列どセンの客席に座って出航。さあ!いざ、聖地・桜島へ!

桜島フェリーの甲板は風が強い

桜島フェリーは24時間、ピストン輸送しています。鹿児島県にふたつある半島(薩摩半島と大隅半島)を繋ぐこのフェリーは、鹿児島県民の足なのでしょう、乗船運賃がとっても安かったです。大人1人200円、普通車は1台1400円(ドライバー1名分の運賃込み)でした。

桜島上陸後、乗ってきた桜島丸が戻っていく様子を見送ります。

桜島フェリー「桜島丸」を見送る

そうそう。
船内でいいものを発見しました。桜島フェリーには御朱印ならぬ御船印があると、船内のポスターで知りました。ただ船内では売っておらず、鹿児島港か桜島港の乗船券販売所まで購入しに行く必要があります。

桜島フェリーには御船印があるらしい

収集癖に従い、桜島港ターミナルの乗船券販売所へ。その場でスタンプを借りて、自分で日付を押すスタイルです。

桜島フェリーの御船印に自分で日付スタンプを入れる

桜島フェリーの御船印は、全部で6種類。その中から自分が乗ってきた桜島丸デザインをチョイスしたところ、「今日は桜島丸がよく売れています」と受付の方。上陸しているマシンガーが多いからかな?

桜島フェリーの御船印

月讀神社

桜島港のすぐ近くにある「月讀神社(月読神社)」にも訪れました。

西暦700年初頭にはあったと伝わる、由緒を感じさせる神社です。が、どうやら1914年の大正噴火で、社殿や社宝が溶岩に埋もれたそう。その後、1940年にこの場所に移ったそう。

桜島フェリー乗り場からすぐの月讀神社

参拝や社殿の見学、そして展望台にも登りました。でも、御朱印が置かれた社務所は一向に開かず…。

出発予定時刻はとっくに過ぎていたので、今回は諦めようとレンタカーのエンジンをかけたその時、社務所に人影が!車を出そうと左右確認した時に気付きました。神様は見ておられる。笑

月讀神社の御朱印(書き置き)をゲット。社務所というか授与所が開く時間は明確でないけれど、わたしが手にできたのは10時50分頃でした。

桜島の月讀神社で御朱印を購入した

社務所のガラス扉をスライドしたところ、指先がザラリ。「あ、これ火山灰だ」と思ったら、神社の方曰く「昨日、3000メートルクラスの大きめの噴火があったから、灰がすごいんです」と。ええー!そうだったの!?

後から調べたところ、2024年5月22日17時18分に爆発的な噴火があり、確かに3000メートルの噴煙が上がったそう。桜島の南岳山頂火口から大きな噴石が飛んだみたい。その時間、わたしはホテルでライブ参戦の準備をして気付かず、噴煙は見れませんでした。(前回の鹿児島滞在で噴煙を見たから、ヨシ!)

桜島マグマ温泉

活火山の近くにあるもの、それは温泉です。桜島には2〜3ヶ所くらい日帰り温泉があるみたい。

今回わたしは手ぶらだったので、シャンプーやボディーソープ、タオルのレンタル&販売をしている「桜島マグマ温泉」を訪れました。桜島港からすぐの場所にあります。

平日の11時過ぎ、女湯の先客は地元のおばぁ2名だけでした。入浴料は大人390円と、嬉しい銭湯価格です。

桜島マグマ温泉で入浴した

桜島マグマ温泉はナトリウム塩化泉という泉質ですが、鉄の香りを感じます。濁りのないお湯が赤っぽく、それが「マグマ」に似てるから「マグマ温泉」なのだとか。温度は高めで加水あり、白っぽいぷつぷつとした湯の花も舞います。湯上がりの肌はキシキシ感。短時間で体を温めてくれる、いいお湯だったなぁ。

お風呂上がり、エクステ長髪デンジャーが災いします。髪の毛が乾くまで、やたらと時間を要しました。タオルドライの時間があまりにも短かった… このロスがこのあとの行程に響き、聖地巡礼が駆け足になっちゃった。

帰りに気づいたのですが、駐車場のお隣に停まった鹿児島ナンバーが、ボンネットとトランクがめちゃくちゃ汚れていて。「フロントガラスはピカピカなのに、なんで?」と目を凝らすと、サビで塗装がバリバリだったんです!こんな車、初めてだわ。これも薩摩の灰の影響なのでしょうか… 桜島すんげえ…

桜島の車の塗装が割れ、錆びていた

退避壕と水無川

桜島の周遊中、コンクリートの建屋が一定間隔で並んでいることに気付きました。これ、最初はバス停だと思ったんです。でも、あまりに近い場所に連続して並んでいて。気にして見ると、「退避壕(たいひごう)」と書かれています。

この退避壕、わたしが見かけたものは、いずれも桜島に背を向けていました。ああ、これは噴火時の噴石から身を守る建物だ… いくら軽石といえど、どかんどかんと大量噴出されては、身の危険を感じます。

黒神埋没鳥居の目の前にある退避壕

退避壕の内側には、桜島火山ハザードマップがあり、噴火警戒レベルとその際の防災対応も張り出されていました。

また、フェリーが発着する桜島港以外にも、島全体に退避港が設けられていると知りました。緊急時に島外避難するための避難港が、1周35kmの桜島に大小合わせて22もあるなんて。

桜島の火山ハザードマップ

そして、車を走らせてる最中、いくつかの橋を渡りました。どうも川があるみたい。でも、そこに水の流れはありません。

桜島の河川には水がないので「水無川」と呼ばれているそうです。鈍感なわたしもさすがに気付きました。この水無川は水を流すものではなく、溶岩や土石流用なのだろう、と。

桜島の河川には水が流れておらず「水無川」と呼ばれている

運転で撮影できなかった為、フリー素材を差し込む

桜島が噴火することで生じるデメリットは多いでしょう。ですが、それによって得られるメリットもあります。鹿児島ライブ中、ANCHANGがMCで話していた農作物への良い影響や、豊富な温泉、それに雄大な景観だって火山の恵みと言えそうです。

活火山とともに生きる。レンタカーで桜島を巡り、火山災害を前提とした生活基盤を知りました。

有村溶岩展望所

桜島港近くには湯之平展望所がありますが、それとは逆サイド側の「有村溶岩展望所」にも立ち寄ってみました。

レンタカー旅だからここまで来れたけど、なんせ桜島マグマ温泉で時間を食ってしまい、トイレ休憩とお土産屋さんに軽く立ち寄った程度の滞在でした。溶岩原を散策することは叶わず… 悔しい。

桜島にある「有村溶岩展望所」のお土産屋さん

お土産屋さんのおじいのコミュ力、すばらしいですね。飴ちゃんを買っている間に、いろいろと教えてもらいました。桜島には噴火口がふたつあり、おじい曰く「いま、ほとんどの噴火は南岳山頂火口で起きている」と言います。もうひとつの昭和火口は「最近、噴火してない」とのことでした。

後から調べたところ、確かに昭和火口は2023年に4回しか噴火していません。それも6年ぶりだそう。一方の南岳山頂火口は同年に85回噴火しているので、偏りがありそうです。

有村溶岩展望所のおじいが火口が2つあることを教えてくれた

お土産屋さんの建物には、さまざまな写真が飾られていました。おじいに「写真を撮ってもいいよ」とすすめられたまま、素直に撮影。こういう地元の方との会話が楽しく、今回の聖地巡礼でもそんな旅ができてよかったなぁ。

有村溶岩展望所のお土産屋さん店内の写真

ランチ(ブランド養殖カンパチ)

この日のランチは、垂水市の「味処 海の桜勘(おうかん)」でいただきました。海の桜勘とは、垂水市漁業協同組合が出荷するブランド養殖カンパチの名前。カンパチの養殖に成功した垂水市は、その生産量が日本一と言われています。

海の幸が大好きなわたし。カンパチで舌鼓を打とうと、一旦桜島を離脱しました。こちらのランチの様子は、後日ブログにまとめるつもりです。

黒神埋没鳥居

ランチ後は桜島に戻り、「黒神埋没鳥居」へ向かいました。この鳥居、もともとは3メートルの高さだったのに、1914年の大正噴火でわずか1日で2メートルの火山灰が降り積もり、現在の姿になったそう。

ここまで何度も耳にしている大正噴火ですが、噴煙の高さは1万メートルにも達したとされ、遠く離れた宮城県仙台市まで降灰が届いたそう。めちゃくちゃ規模がすんごい…!

桜島にある黒神埋没鳥居

埋没鳥居の奥には、腹五社神社(黒神神社)があります。大正噴火の被害で、御神体の一部は燃えてしまったらしく、それでも燃え残った部分が現在も祀られているとのこと。

黒神埋没鳥居の奥には腹五社神社がある

時間切れで空港へ

このあたりで時間切れ。バッファを持って鹿児島空港へ向かいました。

その後は牛根大橋を通って大隅半島側に抜けました。その周辺も「大正噴火で溶岩が流れて、桜島と大隅半島が繋がった」とお土産屋さんのおじいに聞いた場所です。大正噴火の影響がどれだけ凄まじかったのか。想像するだけで恐ろしい…

聖地・桜島は半周しかできなかったし、鹿児島空港へ向かう途中にある宇喜多秀家の潜居地や道の駅たるみず、黒酢屋さん、前回立ち寄った太崎観音にも寄れませんでした。森三のお菓子も買えず… 霧島市隼人町の鹿児島神宮(大隅正八幡宮)にも立ち寄りたかったし、前夜おはしでオススメされた龍門滝や佐多岬にも行けずじまい。

よーし、また鹿児島を訪れよう!

第一工科大学には立ち寄る

とはいえ、SEX MACHINEGUNS誕生の地である、「第一工科大学」にはちゃっかり立ち寄ります。なんせ鹿児島空港への道筋にあるので、無理に頑張らなくても寄れちゃうのです。

ANCHANGの出身校は第一工業大学ですが、2021年4月に「第一工科大学」へと学名が変わってます。

前回の鹿児島旅行時はまだ名前が残ってたんだよなぁ。あの時は近くの回転寿司・めっけもんで腹ごしらえしたし、大学にも立ち寄ってパッと撮影して移動したなぁ。

ヲタにレンタカーを与えると、こういう聖地巡礼になっちゃう。笑

鹿児島空港へ

そんな感じで「鹿児島空港」周辺に到着です。事故なくレンタカーを返却できたし、2日間で100キロ以上走行したのにガソリン代は1000円程度で済んで、めちゃくちゃ安かったー。

鹿児島空港近くのガソリンスタンド、レギュラー1リットル178円!(2024年5月時点)

レンタカー屋さんの送迎で鹿児島空港に入ると、急に血糖値が落ちた感覚になり、具合が悪くなってしまった… こういう時は甘いものでカバーします。

薩摩蒸気屋のかすたどんはバラ売りしてなかったので、持ち歩いてる非常食・ブラックサンダーで持ち直します。わたしが「俺のケツからかすたどん」するのは、沖縄の自宅に戻ってからのこと。ふわふわ・とろんでおいしかったー!

ジャーマンパワーのやりすぎで、俺のケツからかすたどん!

コンパクトな鹿児島空港ですが、お土産屋さんは充実。このくらいの規模感だと、迷うこともないし便利ですね。前回の空港利用から5〜6年経っていますから、お土産屋さんもリニューアルしたのかも。

ヲタが喜びそうなお土産アイテムがいろいろありました。お名前シール、あんどうは羽田空港で見かけたけど、おおくぼは初かも。ふるや・たまきは今回も見当たらず。

鹿児島空港で気になったお土産品の一部

手荷物検査場を抜け、搭乗ゲート付近で最終の腹ごしらえ。ここでは鶏の炭火焼きをいただきました。鹿児島は鶏の炭火焼も有名で、わたしの好物です。テイクアウトはコーヒーカップに入れられていたので、2回くらい間違ってカップを飲もうとしてしまった。笑

鹿児島空港の手荷物検査場を抜けた先で食べた、地鶏の炭火焼き

KOJ→OKAもA列がベスポジか

搭乗手続きが開始し、そろそろ那覇空港(OKA)へ戻る時。帰り便はソラシドエア85便です。空がまだ明るい。

ソラシドエアSNA85便で鹿児島から沖縄へ向かう

上空に飛び立つと、霧島市周辺の街並みと山の景色。帰りはF列だったので、桜島は眺められませんでした。沖縄←→鹿児島のフライトは、いずれもA列がオススメかも。噴火状況や風・天候で航路が変わるとは思うけど、A列なら上空から桜島が拝められそうです。次回からそうしようっと。

離陸直後のソラシドエアSNA85便の窓の下

まとめ

ということで、SEX MACHINEGUNSの聖地・鹿児島県および桜島を巡礼してきました。レンタカーを手にしたマシンガーことわたしは、自由自在に行き来を楽しむ旅となりました。13年ぶりの鹿児島ライブにも参戦できてよかったし、鹿児島滞在はおいしく、楽しく、感慨深いものだったなぁ。梅雨前線の影響でピーカンな桜島ではなかったし、どかんどかんな噴煙も拝めなかったし、サムネイルはフリー素材だけど、まあそれヨシ!

ライブの定番曲・桜島。20世紀の日本において、最大規模の噴火とも呼ばれる大正噴火の災害っぷりと、それでも活火山の麓に生きる人々の覚悟をに触れました。歌詞の「どかんどかんどかんどかんどかんどかん」は表現方法であり、火山災害を伴うものなのだなぁと改めて… クラブチッタのスモーク(特効)とか比じゃないから!

遠征費用の面では、かなり安く抑えられました。宿もレンタカーも飛行機もお手頃価格。沖縄から鹿児島はわずか1時間ちょっとのフライトですし、近くて安くて楽しいとなると、子連れで訪れない理由はありません。直行便が飛んでる九州の他県と鹿児島を巡る旅なんてのも、またやりたいものですね。

東南アジアな植物が多い沖縄と比べると、鹿児島含む九州の景色はTHE日本。この風景に心がホッとするので、レンタカー旅はウキウキだったりします。ほんっと、車の運転ができるようになってよかったなぁ。

というわけで、次の鹿児島滞在はいつになるでしょう。また必ず訪れたいです。その時にまたマシンガンズのライブが重なれば万々歳だけれども、10年に1度、13年に1度の周期だと、わたしが生きてる保証もないですから、勝手にまた巡礼へと向かおうとしています。笑
終わり。

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沖縄在住のグルメブロガー。観光客向けの定番グルメから、地元民向けのローカル店まで、沖縄グルメを食べ飲み歩きしています。旅とビールが好きで、国内外のグルメ・ビアバーの情報も。時々ライブ遠征・母子旅に出かけてはブログを書いています。

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