アメリカ気分に浸れるレストランへ行ってきました。向かったのは、嘉手納にある「シーサイド(旧・シーサイドリストランテ)」。米軍施設である嘉手納マリーナ内のレストランですが、身分証提示も不要。もちろんパスポートもいりません。誰でも食べに行けるという点と、アメリカンな雰囲気が楽しめるという点が気になっていました。やっと食べに行けた!嬉しい!ということで、さっそく「シーサイド」のレビュー行ってみよ〜。
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アメリカ気分に浸れるレストラン「シーサイド(旧・シーサイドリストランテ)」
どこにあるの?駐車場は?
今回訪れたシーサイドは嘉手納基地のレストラン。なので、嘉手納基地の近くにあります。国道58号線を北谷から嘉手納方面に走らせ、砂辺の交差点から1.5kmほど進んだあたりです。このあたりは結構飛ばして走ってる車も多く、急にレストランの看板とかゲートが現れるので通り過ぎてしまうかも。砂辺交差点を過ぎたら左車線に入り、ゆっくり走らせつつ通り過ぎないよう注意しましょう。敷地内に駐車場があるので、開いているところに自由に停めてOKです。
まるでアメリカ西海岸のような佇まい
嘉手納町は沖縄の西海岸だと思います。いつもの見慣れた沖縄の空と雲なのに、どうもアメリカの西海岸にいるような錯覚に陥るから不思議。数年前に行ったLAのような。何かの冊子で見たサンディエゴもこんな写真だった気がする。アメリカンビール好きとしては、このお店の雰囲気に憧れを感じずに入られません。
シーサイドの店内
それでは、さっそくシーサイドへ入ってみましょう。
ドアを開け、店内に入ると「Please Wait To Be Seated」という案内が目に入りました。すぐにレジ係の方がやってきて「Inside?Outside?」と聞いてくれました。意味がさっぱりわかりません。笑って誤魔化していると、店内席へ案内してくれました。
こちらがシーサイドの店内。日曜の13時過ぎ、店内には米軍関係者だけではなく日本人もチラホラ見受けられました。日本人率が以外と高く、4割はいたと思います。米軍関連施設ではありますが、従業員の多くが日本人なので、英語が通じないわたしのような人間でも気にせず食べに行けそうです。
店内にはバーカウンターもあって、お酒もしっかり楽しめそう。
そして、窓の外に広がるのは、嘉手納マリーナのビーチ!この時はちょうど干潮でしたが、それでも十分海の色が美しかったです。こちらのビーチでは米軍関係者が海遊びしていました。ビキニで焼いてるブロンド美人もいるし、がっつりラッシュガードを着込んだ日本人もいます。米軍基地内ですが、誰でも入れる穴場のビーチです。
そしてテラス席があることにも気付きました。海を眺めながら食事が楽しめるんです!このテラス席、めっちゃいい!暑いけど、いい!
案内スタッフに「Inside?Outside?」と聞かれたのは、テラス席と店内席のどっちがいいのかっていう話だったんですね。テラス席はめちゃくちゃ人気です。ほとんどのお客さんがテラスを希望しています。空席をひたすら待つか、もしくは早めに訪れてサクッと席を押さえましょう。
シーサイドのブランチ(ランチ)メニュー
ランチを食べに訪れたシーサイド。メニューを受け取ります。メニューは英語と日本語が書かれていて、料金は全てドル表示となっています。
ブランチのフードメニュー
こちらはブランチおフードメニューです。Classical Favoritesはみんな大好きとかお店の一押しみたいな意味だろうか。Morning Favoritesは朝ごはん向けとか、そういう感じ?あとはエッグベネディクトとシーサイドオムレツなんかもありますね。
メニューの裏面。サラダ&スープと、ハンドヘルド(軽食のこと?)、サンドイッチ、海の幸系、そしてトッピングが並べられています。改装前と比べると、ラインアップはあまり変わらない気がします。
サーバースタッフに「お食事ですか?」と確認されたので、デザートメニューは別にありそうです。あとはキッズプレートを食べているこどもたちがいたので、お子様向けメニューもあると思います。
ブランチのドリンクメニュー
ドリンクメニューも豊富。樽生ビールはミラーライト。これ、日本では飲めないヤツですね。さすが米軍基地の施設だけある!ノンアルコールビールも気になりますし、スペシャルカクテルの多さに目が行きます。ソフトドリンクが見当たらず、サーバースタッフに声をかけたところ、コーラやジュースなどを口頭で教えてもらえました。
お会計はドル支払い。チップもお忘れなく。
シーサイドのメニューは全てドル支払い。日本円は使えません。事前にドルを用意するか、それが面倒ならクレジットカード支払いで済ませましょう。ちなみに使えるクレジットカードは、この時はVISAまたはマスターでした。
カードの利用明細書に飲食代が記載されていますが、その下のチップとトータル部分は自分の手書きで書き加えます。これはアメリカ国内と同じ流れ。チップ代は10〜15%くらい乗せるのが普通だそうです。この明細をキャッシャーのお姉さんかテーブル係の方に渡して、支払いは終了です!
実食!グルメレポート
クラシックチーズバーガー
さあ、語力不足のことは忘れて、アメリカ気分のランチが始まります。まずはドリンクがやってきました。紅茶をオーダーしたところ、担当のテーブル係さんが「甘いのとノンシュガーがあります」と教えてくれました。甘いドリンクが苦手なので、ありがたい!もれなく無糖を選択です。
食事の前に、パンがやってきました。注文してはいませんが、お通しというか突き出しというか、メインが出てくるまでの間の場つなぎ的な感じで出てくるようです。これで2人分。細切りチーズ入りのオリーブオイルに浸していただきます。
パンを食べ終わった頃に注文の品がやってきました。わたしのお食事は、クラシックチーズバーガー(8ドル)にアボカドトッピング(+2ドル)。
角度を変えてドーン!クラシカルなハンバーガーですが、これがまたデッカイ!テンション上がる〜!USA!USA!
比較対象がないとサイズがわからないと思うので、ゴマたっぷりのバンズ(上)だけを持ち上げてみました。わたしは手が大きいのですが、負けないくらいバンズもデッカイ。まさに、アメリカンサイズ!USA!USA!
でっかいハンバーガーですが、バーガー袋がないのでナイフとフォークで食べることにしました。カットしたパティは、最近のグルメバーガー的な肉汁ジュワ〜系ではありません。が、このクラシックでトラディショナルなスタイルに好感を持てます。
ハンバーガーはそのまま食べてもおいしいけれど、ケチャップ好きとしてはたっぷりつけていただきたい。とろけすぎないチーズに、濃厚なアボカド、しっかり肉感のパティ、そしてそれらを受け止めるバンズ。お味は正直なところ大味ですが、それもまたアメリカナイズな雰囲気を出してくれます。
ナイフとフォークで食べ始めてみたものの、手で持ってガシガシ食べたくなりました。やっぱハンバーガーはこうでなくっちゃ!シーサイドのハンバーガーは自分で野菜を挟んで食べるスタイルです。サニーレタス、トマト、レッドオニオン、ピクルスをガガッとサンドし、ケチャップとマスタードを塗っていただきました。肉汁ダッパー系ではないので、案外綺麗に食べられます。ボリューム満点のハンバーガーにお腹が満たされた〜!
ハンバーガーの横には、細切りカットのポテト。これがまたウマいんだ。ほくほく食感と、ちょうどいい塩気。これがあれば延々とビールが飲めそうです。ハンバーガーでお腹いっぱいなのに、ポテトもほぼ食べちゃった。
サーロインステーキ
同席したオクマがオーダーしたサーロインステーキ(13ドル)。肉が分厚いんです!見た感じだと3cmくらいありそうでした。焼き方もお好みに合わせてくれるし、食べ応えも抜群だった模様。
ニューヨークチーズケーキ
滅多に来れないだろうからという理由付けをしてデザートも食べちゃいました。こちらはニューヨークチーズケーキ(5ドル)。甘くて、濃厚で、チェリーのシロップ漬けが懐かしくて、でも甘くて。濃いブラックコーヒーと一緒に食べたかったな。
フラットアイロンステーキ&エッグ
こちらはシーサイド改装後に食べた、フラットアイロンステーキ&エッグ(14.95ドル)。ステーキ肉はフラットアイロン(牛肩肉)とリブアイ、Tボーンから選べました。一番安いのがこのフラットアイロンです。注文時、焼き加減を聞かれたのでレアでお願いしました。やっぱりステーキのように鉄板で出てくると思ったのですが、お皿に乗せられてた!すっかり勘違い!
注文した通りのレア状態。ミディアムレアでもよかったかも。それにしてもフラットアイロンはとっても柔らかな部位ですね。日本語だとミスジというのかな。
ステーキは塩胡椒で味付けされているし、ステーキの下にハーブバターのソースが敷かれているので、このままでもしっかり味がします。でも英字ラベルのA1ソースをかけて食べてみたいじゃないですか。A1ソースが苦手ですが、何は無くとも試してみました。A1ソースは、味を補足するように使うとおいしいのかもしれません。この美味しさは、やっぱりまだよくわからないや。
ステーキ&エッグには卵料理と、ポテトフライまたはチーズグリッツが付いてきます。卵料理は選べるようで「スクランブルエッグとか目玉焼きとか」と言われました。目玉焼きを選ぶと、日本人向けのサニーサイドアップです。チーズグリッツがわからなくて、サーバースタッフに聞いてみたところ「オートミールのようなもの」で「自分は好きだが、他の日本人スタッフは誰も食べない」と教えてくれました。ナイスヒント!チーズグリッツを避けて、ポテトフライをチョイスしました
このポテトフライがめちゃくちゃウマいんです。そのままでもハーブソルトが効いてて捗るのですが、さらにケチャップでウマさ倍増。ビールが飲みたいわ〜。
ソフトドリンク(おかわり自由!)
ソフトドリンクを注文しました。いくつもあった中から甘くなさそうな、ノンシュガーのアイスティーを指定。グラスとポットに入って1.25ドルでした。安すぎる上に、一人じゃ飲みきれない量だ。これは2人以上で注文すべきだったー!
まとめ
ということで、嘉手納にある「シーサイド」へ行ってきました。ID確認はないけれどここは米軍施設内、つまりアメリカ。そう、沖縄のアメリカなのです!まるで西海岸のような雰囲気で、めちゃくちゃテンション上がりました。いただいた食事はどれもおいしかったなぁ。ドル支払いやチップ制もいつもとは全く異なるし、お客さんの多くがアメリカ人というのも珍しいですね。中には軍服のまま食べにきている人たちもいました。
リニューアルしても相変わらずのシーサイド。美しい海とアメリカンなフード。夏場は隣のビーチで楽しく遊び、フードをテイクアウトして外で食べることもできます。以前に増して観光客が増えたような気がしました。日本人観光客の他、おそらく台湾などのインバウンド客がちらほら見受けられました。なかなか知名度が上がってきているようですね!
終わり。
お店の情報
店名 | シーサイド |
住所 | 〒904-0200 沖縄県中頭郡嘉手納町 嘉手納マリーナ |
営業時間 | 火〜木曜:11時〜21時/金曜:11時〜22時/土曜:9時〜22時/日曜:9時〜21時 |
定休日 | 月曜 |
駐車場 | 敷地内に無料駐車場あり |