「ポケットマーニー 首里本店」ニンニクがクセになる！地元民に愛される老舗カレー店。

地元民に根強い人気の「ポケットマーニー 首里本店」へ行ってみました。古都首里にあるこちらのお店は、創業40年を超える老舗カレー店。その名の通り、ポケットマネーで食べられる安さとボリュームが秘訣です。首里高校の裏手にあるので学生はもちろん、周辺住民や近隣で働く方がお腹を満たしにやってきます。首里の他、名護にもお店があります。

ポケットマーニー 首里本店には駐車場がないため、近所のコインパーキングを利用しました。

首里城方面に少し戻ると、すぐにDパーキング那覇市首里寒川町第1がみつかります。首里エリアは道路が狭く、駐車場も高い傾向にあります。そんな中、徒歩1分の距離に40分200円のコインパーキングがあるのは強い！

この駐車場、とても広々としています。おそらく停められないことは少ないでしょう。高台にあって絶景です。

車を置いてから、平日13時半に入店しました。遅めのランチにも関わらず、店内は半分以上の席が埋まっています。夜まで通し営業なのがありがたいですね。

ゆいレール駅から離れ、移動手段は車がメインのお店ということもあり、お客さんの多くが地元民で賑わっています。店内にはカウンター席が6つ、テーブル席2〜4名掛けが5つありました。1〜2人で食べに訪れるお客さんが多そうです。

こちらがポケットマーニー 首里本店のメニューです。ポケットマネーで安くおいしく食べられるカレーを目指しているとあって、大人向けのカレーは500〜700円。もちろんトッピングや辛さによっては青天井ですけれども、ほんとお値段が安すぎます。大丈夫なの、この値上げ値上げなご時世なのに！

席に座り、メニューを眺めつつ、注文用紙に書き入れます。ポケットマーニー 首里本店はセルフサービスのお店です。注文の紙も、商品受け取りも、食べ終わったトレイも自分でレジカウンター付近に受け渡しに行きます。

注文方法は記入例があるので、こちらを参考にするとスムーズです。カレー品名・辛さ・ごはん量・トッピングを書き入れればOK！完全に見落としていましたが、福神漬けのあり・なしも選べるみたい。こちらの注文書をレジに持ち込みます。支払いは食後なので、この時はまだお財布は不要です。

注文が入ってから揚げ物を作ると聞いたことがありますが、それでも5分くらいで呼び出し。仕事が早い〜！揚げ物をトッピングしたので、フリードリンクのウーロン茶やジャスミン茶が重宝しました。学生じゃないんだから、揚げ物は後半にかけてしんどくなりまっせ！

そんなわけで、わたしが注文したのはインド風チキンカレー（600円）の辛さ5倍、ごはん量1/2。そしてとんかつトッピング（＋250円）です。ガッツリ系カレーライスがキター！

カレーポットになみなみと盛り付けられたインド風チキンカレー。スパイスチキンをニンニクで炒め、カレー粉から作ったルウと合わせているっぽい。

具材は食べやすいカットのチキンとニンジン、タマネギがメイン。これをそのままごはんにかけまわしてもよいのですが…

なんせ、トッピングでとんかつをつけています。こちらのとんかつ、ザクザクに揚げられて食感が楽しめます。薄切り肉なので、スプーンで一口サイズにカットできて食べやすさも担保。

ごはんの炊き方も良い感じ。もっちりとしたちょうど良い炊き加減でした。通常サイズはこの倍くらいごはんがあってお腹が満たされるはずです。

そんなわけで各パーツを紹介したあとは、ごはんの上にルウをかけまわします。ポケットマーニー 首里本店のインド風チキンカレーはとろみがあり、塩気強めでニンニクのパンチが効いた味わい。スパイシーさより「塩気！ニンニク！」で、ごはんが進みます。親子2代で味を守ってきた昔ながらのカレー。この家庭的でありつつも、家庭では再現できない味がクセになるってワケですね。

味が濃いめなので、野菜サラダ（150円）を挟みながら食べ進めてもよさそうです。

カツカレー的に食べ進めていたら、ルウが足りなくなり、後半はソースでとんかつライスを楽しみました。あんなにたっぷりカレーポットに入ってたのに、足りなくなるなんて！食べるペース配分は大事です。

ということで、那覇市首里寒川町にある「ポケットマーニー 首里本店」でランチしてきました。以前より、地元民や沖縄移住して長い方たちから「やっぱ、この店のカレーがいいんだわ」と、愛情あふれる言葉を耳にしてきました。この古き良きカレーの味わいに慣れ親しむと、定期的に食べたくなる…というのも理解できますね。

それにしても価格が安くてビックリしました。これ、近所の首里高校生たちは大喜びですね。ワンコインでいただけるカレーは、食べ盛りに喜ばれるはずだなぁ。そして10代から味に慣れ親しめば、大人になっても確実に懐かしむことでしょう。

味と価格にこだわっているお店ですが、とはいえ、お店を存続させるための価格調整も必要になってくるでしょう。昨今の物価高に無理して抗うことなく、それなりに値上げしていく将来があったとしても、これだけ愛されるお店ならアリなのではと思います。
終わり。