春休みの長期休暇を利用して、「キッザニア甲子園」へ行ってきました。記事タイトルにあるように、今回のキッザニア訪問は敗戦でした。ハイシーズン日程で訪れたので高額、ハイシーズンなので施設内は最混雑、そしてお子サマーご希望のアクティビティの予約は全然取れません… お子サマーは不服な顔で、カーチャンのヨミが浅かったことと予測を外してしまったことが申し訳ない…
ということで、この大失敗を2度と起こさぬよう、自戒の念を込めつつのレポートいってみよー!
子どもの職業体験!「キッザニア甲子園」
どこにあるの?
キッザニア甲子園は、ららぽーと甲子園内にある施設です。最寄りは阪神電車「甲子園」駅で、徒歩で10〜15分ほどの距離です。甲子園駅からららぽーとまでは本当に近いのですが、ららぽーと自体がかなり広々とした施設ですし、ましてや子連れで移動となりますと時間がかかるのは当たり前ですね。
我々が宿泊していた神戸の三宮駅からは、JRではなく、阪神本線「神戸三宮」駅から大阪梅田方面行きの特急または快速にのれば20分程度で到着できます。
大阪方面からだと阪神本線「大阪梅田」駅からは特急で15分ほど、伊丹空港から空港リムジンバスに乗れば25分程度、関西空港からは乗り継ぎを経て90分程度はかかりそうです。
駐車場はどこがいい?
キッザニア甲子園はららぽーと甲子園にありますから、ららぽーと甲子園の駐車場を使うのが最も便利です。
ららぽーと甲子園の駐車場は、通常、最初の2時間が無料ですが、キッザニア甲子園利用の場合は買い物金額問わず7時間無料となります。さらにキッザニア以外での2000円以上の買い物で8時間無料、5000円以上の買い物で9時間無料になります。
キッザニア甲子園の入場受付時に、必ず駐車券を提示しましょう。駐車場と受付を往復することのないよう、車から持ち出すのをお忘れなく!
入場料は?
キッザニアは利用時間が決まっています。3時間パス・6時間パス・8時間パスなどのプランがあり、また平日・休日によって入場料が設けられています。そして繁忙期には価格が異なりますし、休日・ホリデーシーズンのプランもあります。年齢や障害の有無によっても入場料が異なるので、詳細はキッザニア甲子園公式サイトのチケット予約ページが最も正確です。
ちなみに我々は春休みのハイシーズン6時間プラン(9時〜15時)利用で、小学生6600円、大人2800円でした。ハイシーズンだけあって、混雑しすぎて予約が取れず3つしか楽しめなかったし、大人なんて見守るだけなのに、ふたり合計で9400円!めちゃくちゃ高いわ〜ってのが率直な感想です。次回からはローシーズンを選んで訪れます。
キッザニア甲子園を訪れた目的とは?
わたしがキッザニア甲子園を訪れたのは、キッザニア福岡でお子サマーがとっても楽しそうに職業体験をしていたから。楽しみながら様々な職業に触れるのは、将来、仕事につく際に「将来の仕事のイメージが持てるかも」「どんな仕事に就くか、将来選択の幅が広がるかも」と思ったからです。
これは、キッザニア福岡に期待したことと同じなので、詳しくは前回のブログを確認してもらえると良いかもしれません。
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「キッザニア福岡」行く価値アリの職業体験!社会の仕組みを知り、経験値を積めるテーマパーク。 - 毎日ビール.jp
mainichibeer.jp
キッザニア甲子園入場までの流れ
春休みの水曜日。朝8時40分にキッザニア甲子園の入り口に到着しました。平日とはいえ、春休み。お子さんを引き連れた父母の姿が多かったです。
まずはチケットカウンターで予約確認
チケットカウンターもこの通り。すごい並んでるわ…と一瞬ビビリましたが、実際の待ち時間は10分ちょっとと、思いの外早く通過できました。
キッザニア入国ホルダーにグループチケット(一緒のグループが大人・子どもそれぞれ何人か書かれている)を差し込み、保護者が首元にかけて無くさないようにします。
手続き時に受け取ったもの
チケットカウンターで手渡されたものは、こんなものでした。
・50キッゾ(キッザニア専用通貨)
・JOBスケジュールカード
・優先入場パスの案内など
受け取った50キッゾとJOBスケジュールカードはお子サマーに、その他はカーチャンのカバンに捩じ込みました。
入場ゲートでやたら急かされる
チケットカウンターでの手続きを終えたら、外に続くエスカレーターを登り、ぞろぞろとキッザニア甲子園の入場ゲートへ向かいます。
入場ゲートに到着すると、さっさと入場するよう促されます。長蛇の列ができているならスムーズな入場を求める声掛けされるのはわかるのですが、チケットカウンターでの待ちがあるので、そこまで混み合っておらず、急かす必要はなさそうに思ったんですよね。
にも関わらず、「入場しますか?しないんですか?」という声掛けが聞こえて、それにはさすがに「えっ…」と驚きました。何かと遅くなりがちな子ども向け施設なのですから、そこはもう少し配慮してもらえると心の底から楽しめたと思います。
土地柄なのかハイシーズンだからなのか、真意はわかりませんけれども、キッザニア福岡はもうすこしゆったりと入場できたんだけどなぁ。これに限らず、キッザニア甲子園ではいろんな点で急かされた印象を持っています。これはお土地柄なんでしょうか…
キッザニア甲子園の職業体験レポート
この日、6時間の滞在でお子サマーが食具用体験できたのは、わずか3つ。それくらい混雑していて、お子サマーの趣向と予約できそうなアクティビティが全然噛み合いませんでした。春休み・夏休み・冬休みの長期休暇は相当混み合いそうです。
水道施設の水道管理技師
お子サマーが真っ先に向かったのは、大成機工がスポンサーの水道施設の水道管理技師です。地下にあって、この入り口がどこにあるのかさっぱり見つけられず、館内スタッフの方に案内してもらいました。
大成機工は大阪の梅田にある上下水道・ガスのインフラ関連企業。阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震のインフラ復旧支援にも携わったそうです。グッとくる会社に目をつけたお子サマー、いいぞ。人の役に立つ重要なお仕事体験、頑張ってくれ!
まずはキッザニア甲子園という街の中に走る水道管について勉強します。生活に欠かせないお水にまつわるお仕事です。このあたりは保護者は後方で見守るだけ。進行はアクティビティごとの選任スタッフにお任せします。
そして3人1組で検査道具を持ち、キッザニアの街中に出て、水道管の水流調査を行いました。ちびっこたち、真剣に頑張ってかわいいなぁ。
街中の調査が終わったら配管いっぱいの施設に戻り、水が流れる水道管に新しい水道管をつなげる工事を行います。大きなバルブを回すなど、お水が流れたら大成功!こちらの施設ではお仕事のかわりに8キッゾを受け取れます。
警備センターのガードマン
次に向かったのは、ガードマンでお馴染みのALSOKの警備センター。こちらではキッゾや金塊(!)を金庫に運んで保管するお仕事と、非常通報で現場へ急行するお仕事がありました。時間の関係で、後者の現場へ急行する方を体験しました。
人多すぎでゴチャゴチャする中、ガードマンのお仕事準備に入ります。まずはリーダーと副リーダーの選出から。リーダーは人気があり、やりたいと挙手した子どもたちの中で抽選を行いました。我が家のお子サマーは漏れなくハズレ。
ガードマンの服装に着替えた子どもたち。整列や敬礼、そして警棒を持って「やー!」と声を出す練習などをしました。
しばらくすると、キッザニア甲子園の街中にあるショップから非常通報を受診。現場に急行します。
通報のあったお土産コーナーに向かうと、非常ボタンが誤作動(?)したとのこと。キッザニアの街は平和が保たれていたように、きっと現実社会もこのような誤作動が大方なのだろうなぁと大人のカーチャンは思いました。お仕事のあとには、8キッゾを受け取りました。
すし屋のすし職人
そして、この日まっさきに予約したのは、和食さとが運営するすし屋。キッザニア甲子園には自分で作ったものを食べられるアクティビティがいくつかあり、その中でもお子サマーはすし職人をやりたいとのことで、朝イチで予約しに向かいました。が、それでも13時くらいの時間帯しか空きがなく、こちらも結構な人気なのだと思います。
すし職人のお弟子さんは最大6人。アクティビティが始まるまでは待ち疲れでダラ〜ッとしていたお子サマーですが、ものづくり系が好きなので、板前につくとやる気に満ち溢れているように見えました。
手をしっかり洗い、衛生管理に十分な配慮をしながら、ひとりひとつずつ押し寿司を作ります。食品以外のものを触ったら、スタッフさんが手を洗うように子どもたちへ促していました。
形にシャリを入れて押し固め、その上に具材を散らして完成した時の笑顔。
出来上がった押し寿司は、持ち出して食べることができます。しっかり形になっていて、お子サマー的にも満足度が高かったようです。休憩スペースで食べながら「おいしい」と言っていたし、自宅に戻ってからサーモンの刺身を見て「こうやって巻くんだよ」とくるりと巻いて食べる様子も見られました。
ちなみにこの日、参加されていた小さなお子さんが、お母さんと離れるのがイヤだと泣き始めました。すると和食さとのスタッフは衛生管理が保たれるギリギリ端っこで、それっぽい体験をさせていました。
後から口に入るであろうアクティビティです。寿司というナマモノを扱いますし、何かあってからでは遅いので、おそらく衛生管理は一層厳しいはずです。可能な範囲で、細やかなフォローをされているスタッフさんたちの様子を眺め、これは賞賛したいなぁと思いました。
デパートでお買い物
キッザニア甲子園にはタカシマヤがあります。「なぜここにデパートが…?」と思われるかもしれませんが、こちらで販売員のお仕事体験ができたり、稼いだキッゾを使って買い物もできるんです。
タカシマヤの中には子どもしか入れないルールになっています。買い物をするだけでも、子どもだけで入場する必要があるんですね。
手持ちのキッゾがいくらあり、デパートの商品棚に並ぶ商品がいくらなのか、買えるものはあるのか。そういう訓練をさせてもらえる場なので、思い切って放り込みましょう。
意気揚々と入って行ったお子サマーですが、「キッゾが足りなくて、何も買えない!」と半泣きでデパートから出てきました。笑 そうなのよ、デパートってなんでも高いのよ。笑
消防車・救急車も人気
キッザニアの街の中を移動していると、定期的に消防車がやってきます。こちらもアクティビティなんですよね。
小さなお子さんから体験できるから、おそらく人気があるはず。我が家のお子サマーに「やってみる?」と聞きましたが、消防車はもう卒業したみたいで、スルーされました。
救急車のアクティビティもあります。春休みで大混雑のキッザニア内、通行人にぶつからないよう安全を保ちながら、人混みをすり抜けるように救急車が移動していきました。
キッザニア甲子園内での食事は?
キッザニア甲子園は、基本的に飲食物の持ち込みはNGとなっています。ただし水筒はOKで、ベビーフードも持ち込み可能です。食事制限がある場合も持ち込み可能となっていますが、その場合、入場受付カウンターまたはインフォメーションに申し出る必要があります。
つまるところ基本は持ち込み禁止ってわけです。なので、基本的にはキッザニア内で販売しているもの、子どもたちが体験を通じて作ったもの、キッザニア内の飲食店で販売しているものを求めるしかありません。
そこでわたしが11時半にドンク(パン屋さん)に到着すると、すでにこの行列状態。他もどこもこんな調子なので、まあ、並ぶしかありません。
10分ほど行列に並んで、販売中のパンが見えてきました。サンドイッチやカヌレ、ドーナツなどがあるみたい。
他にも、焼きたての菓子パン・お惣菜パンなどが並びます。季節商品もあって、何度訪れても飽きなそうなラインナップです。
この日ドンクで購入したパンとドリンク。大人2人、子ども2人で4000円オーバーでした。購入したのはドリンク4点、サンドイッチ4点、ドーナツ3点、ウインナーロール2点。
パン屋さんで4000円オーバーのお会計って、人生振り返ってもそうそうありません。均せばひとり1000円と納得できるけど、いくら食べ盛りのキッズがいたとしても、想定していた以上に高かったなぁ… いっぱい食べて大きくなれよ〜。
まとめ
ということで、小学校の春休みを利用して「キッザニア甲子園」へ行ってきました。
沖縄の小学校には秋休みがあり、それを利用して訪れたキッザニア福岡と比べると、キッザニア甲子園は混みすぎ!ハイシーズン料金でアクティビティ3つしか体験できなかったのは高すぎるし、入り口で急かされたことを思い出すと、なんだかなぁ…と思ってしまった半日でした。
ただ、これは施設だけが悪いと言いたいのではなく、訪れるタイミングを決めたわたしの誤算でもあります。春休みにこんなに人が集中するなんて。完全にヨミが甘かったなぁ。入場制限もしているのでしょうけれど、春休みに大阪という大都市近郊のキッザニア甲子園を訪れるのは、なかなかのハードルでした。都会の混雑ぶり、すっかり忘れてしまったー。笑
日本には3つのキッザニアがあります。甲子園・福岡、そして東京。次回は混雑してなそうな日程で、東京に訪れたいと思います。
終わり。
お店の情報
店名 | キッザニア甲子園 |
住所 | 〒663-8178 兵庫県西宮市甲子園八番町1-100 ららぽーと甲子園内 |
営業時間 | 9時~15時/16時~21時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | ららぽーと甲子園の駐車場を利用可 |