大学でお世話になったM先輩から沖縄出張すると連絡を受けました。那覇のゆいレール県庁前駅の徒歩圏で良さげなお店を探すも、パッと閃かず… こんな時は飲み仲間のBYに相談です。いくつかオススメしてもらい、那覇市久茂地の「轟(とどろき)」を予約しました。パッと調べる程度ではヒットしなかった、生きたローカル情報をくれるBYに感謝!
こちらのお店、わたしが毎日ウロウロしている久茂地の三角公園前にお店があります。どうして轟の存在に気づかなかったんだろうと振り返ってみると、わたしは日中に使う通りで、その時間帯はお店のシャッターが閉まっているのです。また、周囲のランチ営業のお店にばかり目がいってるんだろうなぁ。
予約した18時半、口開け客として入店しました。店内にはカウンター席とテーブル席があります。このあと3〜4組のお客さんが訪れ、いずれも地元の常連っぽいやり取りをしていました。轟は顔馴染みのお客さん御用達のお店なのでしょう。初見のわたし、お店の方に「今日はどなたかのご紹介ですか?」と話しかけられました。そうなんです、グルメなBYの紹介で!
先に到着したわたしは、先に一杯飲みながら轟のメニューを確認しました。ドリンクもお料理も沖縄らしい感じです。ビールはオリオン系、泡盛も数種類あります。おつまみはお刺身、お寿司もあればチャンプルー、天ぷら、一品料理もそろっています。
この日のオススメ料理は店内の黒板に書かれていました。沖縄らしいのはやんばる若鶏のモモ塩焼にバター焼、山羊刺、そしてウツボ煮付!その他、旬の魚や居酒屋の定番おつまみが並びます。
沖縄出張中のM先輩と合流し、ひさしぶりの再会に乾杯です。轟の樽生ビールはオリオンドラフト(480円)。ふつうにウマくて何杯飲んだかなぁ。お店の方に「おふたりともお酒が強いですね」といわれるほど、ガーッと5〜6杯は飲んだかも。
この日のお通し。「沖縄では冬瓜がよく使われるんですよー」とM先輩にドヤるも、完全に大根でした。本当にすみませんでした。お通しの味わいは濃すぎない出汁感がおいしく、お料理への期待が膨らみます。
おつまみもいくつかつまみます。沖縄らしいなと思って注文した、イカ墨の塩辛(450円)。食感は通常のイカの塩辛そのものですが、味わいがより濃厚で、イカ墨のコク・風味がお好きな人にオススメです。これ、酒の肴はもちろん、ごはんやパスタと絡めてもおいしそう。
この日の刺身盛(1100円)は、マグロ、島タコ、クブシミ、ツブなどの6点盛り合わせでした。沖縄と県外の魚が混ざり、どれもおいしくて満足。轟をオススメしてくれたBYも「魚全般がおいしい」と推していたので、この店を訪れたらお刺身なりその他のお魚料理なり、試してほしいなと思います。
お次はハンダマ炒め(650円)。ハンダマってどうやって食べるのか長年の謎でしたが、そうか、最適解は炒め物なのかも。これ、味付けがおいしくて、轟の料理人さんの腕は間違いないと思いました。チャンプルーってお店によって味付けが異なるので、自分好みを見つけたらそのお店に通いたくなるものです。
沖縄出張中の滞在時間が短いM先輩が、グルクンのから揚げ(800円)を注文。地元客向けの轟にメニューがあるということは、地元の方はよくアテにするのでしょうか。沖縄に住んで10年近いけれど、自分から注文して食べたことがまだなくて。完全に観光客向けなのかなと思っています。
そして沖縄天ぷらも注文しました。メニューには単品で載っていたのですが、お店の方にお願いし、ゴーヤー・さかな・もずくの3点盛りにしていただきました。どれも軽めのサクッとした食感で、それでいて衣がお腹にもたまりつつ。中でもゴーヤーは苦味がおいしく、いいおつまみでした。
ということで、那覇市久茂地にある「轟(とどろき)」に行ってきました。沖縄らしいゆるく大衆的な空気で、客からのリクエストにも応じてくれる柔軟性があり、また、変にわちゃわちゃせず落ち着いて飲めるお店です。それゆえのタイトル(大衆割烹)をつけてみました。お料理もおいしかったし、息づくローカル情報をくれたBYには感謝しかありません。また誰かを連れてふらっと入店したいなぁ。その時はグルクンのから揚げにもチャレンジしてみようと思います。
終わり。
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お店の情報
店名 | 轟(とどろき) |
住所 | 〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地3丁目11-12 |
営業時間 | 18時〜23時 |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |