販売から1時間で完売するお弁当屋さんを訪れました。糸満市にある、2023年10月オープンの「お弁当屋ペッコペッコ」というお店です。お店ができてからまだ半年も経っていないのに、お店の営業時間になるとお客さんがダーッとやってきて、凄まじい勢いでワーッとお弁当が売れていく…!そんな人気のお弁当屋さんのレポートです。さっそく行ってみよー!
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糸満市で人気の「お弁当屋ペッコペッコ」
どこにあるの?駐車場は?
お弁当屋ペッコペッコは糸満市の西崎運動公園近くにあります。以前、みのる弁当があった店舗です。お店の並びには人気の土~夢ごはんカフェ、また西崎運動公園周辺には様々な飲食店が点在しているエリアです。公園で遊びつつ、お弁当を買っていただくのも良さそうですね。
なお、お店専用の専用駐車場はなさそうです。店前の道路には駐車禁止の標識がないっぽく、また、かなり路肩が広いです。なので、交通妨害にならない配慮をしつつ、店前に駐車してパッと車に戻るお客さんが多いようでした。
お店の様子
こちらがお弁当屋ペッコペッコの外観です。くすみオリーブっぽいカラーに、木の温もりを感じる扉の組み合わせにセンスを感じます。素敵だなぁ。さっそく店内へ向かいましょう。
入店すると大きな机が置かれており、そこに沖縄県産野菜・国産野菜をふんだんに用いたお弁当がズラリと並べられていました。どれもカラフルでおいしそう!ちなみにこの写真は、お店のオープンとほぼ同時に撮影したもの。具体的には、平日の11時35分です。
一方のこちらは、平日12時17分のタイムスタンプの写真。11時半のオープンからわずか47分でコレです。さらに、わたしがお弁当をレジに持って行った直後に、ソロ客が2名相次いで入店し、お弁当は売り切れました。スゴッ!めちゃくちゃ人気店!
ここまで人気なのは、まずは人目を引く野菜たっぷりのカラフル弁当であること。女性ウケ抜群なはず。次に立ち寄りやすく、わかりやすい場所にあること。そして周囲にライバルになりそうなかわいいお弁当屋さんがないのも秘訣でしょうね。
メニューをチェック!
この日のメニューはこちら。大きなテーブルに並んだお弁当が売り切れると、こうしてテーブルの端にメニュー札を集めるみたい。これを見ながら次回なにを狙おうか作戦を練りました。そうでもないと、どんどんお客さんがやってきて、文字通り飛ぶように売れていくのですから!
お弁当屋ペッコペッコのお弁当メニューは日によって異なりそうです。この日はチキン南蛮やハンバーグ、タルタル鮭南蛮、きのこおろし豚カツ、だし巻きたまご、揚げ鶏の雑穀ねぎソース、ローストビーフ、ジンジャーポーク、牛肉キンパといった面々。
さらにオードブル(要予約)もあるとのこと。尚、これらは2023年10月時点のメニューですから、最新情報は店頭でご確認を。
惜しまれつつ閉店した、あの店に似てる!
そして、私は思いました。以前、これに近いお弁当を食べたことがあるぞ、と。それは、南城市にあったヒナタキッチンです。わたし的にオマージュしていると直感し、お会計の際、お店の方に声をかけてみました。
すると「ヒナタキッチンが好きだったので、あのお弁当を目指しているんです」とのこと。やっぱり!そして「お店に並ぶお弁当を、いろいろ選べるのも楽しかったじゃないですか」とも。ああ、確かに。どのお弁当にしようか迷いに迷い、競馬のパドックあるいは水族館の魚の如く、ぐるぐる狭い店内を回ってたなぁ。カラフルなお弁当も店内の配置も、ヒナタキッチンをイメージして寄せているのかもしれません。
ちなみにお店の方はヒナタキッチン勤務だったわけではなく、さらに「閉店してしまう前に、オードブルを食べ損ねたのが悔しいです」とも伺いました。そっかぁ、本当にお好きだったんですねぇ。その気持ち、とってもわかります。
ヒナタキッチンのお弁当って「華やかなビジュアル×おいしい」が最大の魅力なのに、お店の雰囲気もよくって、何度もリピートしたい!と思わせてくれましたもんねぇ。わたしも自宅から遠いのに何度も買いに行きましたもん。
実食!グルメレポート
全メニューを制覇したくなっちゃう魅力的を備えた、お弁当屋ペッコペッコ。生活圏から離れているので、どうしても時間はかかると思いますが、ひとつずつクリアしていきたいなぁ。
トマトが入ったチーズ手ごねハンバーグ
こちらは、トマトが入ったチーズ手ごねハンバーグ(700円、2023年11月時点)です。メインおかずがハンバーグなので、お子サマー用によいかもと思い、購入しました。
見るからに分厚いハンバーグ!弁当パックの高さを上回っています。これ、焼くのに手間と時間をかけていそうです。とろけるチーズに包まれ、さらに、別カップのソースをかけていただきます。お子サマー曰く「おいしかった!」そう。よかった〜!
副菜が彩りよく添えられているのも魅力的。沖縄県産あるいは国産の野菜がたっぷりで、一般的な茶色いウチナー弁当とは大違いです。
半熟の味玉1/2サイズはこっくりとした味わいでした。その後ろには、紫キャベツのラペとゴーヤー。彩りって大事ですねぇ。ここまで品数多く副菜を準備できるはずもありませんが、カーチャン弁当の参考にさせてもらいます。
お弁当屋ペッコペッコのごはんは、黒米を混ぜ込んだ紫がかっています。炊き加減はやや硬め寄り、でしょうか。黒米のプチッとした食感がおいしいです。お弁当パックの1/3を占めて、しっかりお腹を満たしてくれました。
タルタル鮭南蛮
こちらのタルタル鮭南蛮(750円)はわたし用に購入。お弁当パックのフタを開けると、スパイス香がふんわりと広がります。
タルタル鮭は、柔らかく骨のない部位で、箸で持ち上げてパクリと頬張りました。魚の下味は控えめの印象。タルタルソースにはマスタードシードがたっぷり含まれ、香味野菜のシャキッとした食感や卵特有のコクを感じます。添えられた1/2サイズの味玉がこっくりとして、タルタル鮭との相性もバッチリ。
こちらは充実の副菜エリア。ニンジンのラペは柑橘系の酸味。青パパイヤのクミンしりしりも入ってます。ゴーヤーはクタッと炒められ、出汁がきいて好みの味付けでした。お弁当屋ペッコペッコにゴーヤーチャンプルー弁当があったら食べてみたい!ゴーヤーの後方は、鶏唐揚げと思いきや鮭南蛮でした。タルタル鮭に鮭南蛮!シャケ弁キター!笑
黒米混ぜごはんはプチプチ食感で、量はそこまで多く感じませんでした。全体感的にボリューム感がちょうど良く、野菜たっぷりで罪悪感を感じさせないお弁当です。大盛り派の皆さんには物足りないかもしれませんが、腹八分でヘルシーな仕上がり、ですね!
牛すじ丼
お店のSNSで「月に2回しかでないであろう」と書かれていたのが、こちらの牛すじ丼(600円)です。レアキャラをいただきます!色合い的にはとっても地味。ごはんも黒米入りで紫カラーだし、お弁当ケースもメインの牛すじ煮も茶系のダークトーン。味玉とチンゲンサイ、糸唐辛子で彩ります。
地味なれど、タマネギと共に炊いた牛すじが甘辛くおいしいのです。味付けは、完全に牛丼。間違いないでしょ!
こちらもガッツリなボリュームではありませんが、柔らか〜なお肉とごはんの組み合わせに、誰もが「おいしい!」とハッピーになるはずです。
つゆだくほどではないにしろ、お肉の煮汁がごはんにほんのりしみて。これもウマー!でした。
まとめ
ということで、糸満市にある「お弁当屋ペッコペッコ」の野菜たっぷりでカラフルなお弁当を購入してみました。色合いもサイズ的にも、女性が好みそうなお弁当です。西崎あたり、いや、沖縄本島全体的に探しても、こんなかわいいお弁当専門店はそうそう見かけません。
店内にイートインスペースはなく、テイクアウト専門店となっています。天気の良い日に西崎運動公園などで食べるもよし、少し移動して美らSUNビーチなどの海辺で食べるもよし。家や会社のデスクで頬張るのももちろんアリアリのアリ!
オープン時間から1時間以内に売り切れ必至の人気店ですし、店頭に並んでいるお弁当がなくなったら閉店です。確実に購入するならば開店時間の11時半に合わせて並びましょう。わたしもその時間に目掛けて訪れるよう心がけます。
終わり。
お店の情報
店名 | お弁当屋ペッコペッコ |
住所 | 〒901-0306 沖縄県糸満市西崎町3丁目19 大城マンション102 |
営業時間 | 11時半〜売り切れ次第閉店 |
定休日 | 月・木曜 |
駐車場 | なし |