那覇市牧志「花木酒店」ナチュール初心者も安心!おいしいワイン&おつまみで心地よい時間。

那覇市牧志「花木酒店」アルベルト アングイッソラのカゼビアンコ(イタリア)というナチュールのオレンジワイン

牧志のソセアミで軽くいただいた後、もうちょっとワインを飲みたいなぁと向かったのは、+HACCHIの2階にあるワインバー「沖縄那覇 花木酒店」です。+HACCHIはこの通路の奥。場所がわかりにくいのですが、おいしいワインをいただくためにも、頑張って探しましょう。

那覇市牧志にある+HACCHIの入口

沖縄那覇 花木酒店の入り口。こちらのお店は曜日によって15時または16時から営業していますが、早めの時間帯に訪れると+HACCHIの他のお店がシーンと静かで、ちょっと心配になるかも。

那覇市牧志の+HACCHIビル2階にある「花木酒店」の入り口

店内は細長く、カウンター7〜8席のこぢんまりとしたサイズ感。カウンターはガラス棚になっていて、種類の異なるワイングラスがずらりと並びます。これ、客席に座ると目を奪れるはず。雰囲気を感じさせる、いい配置だなぁ。

那覇市牧志「花木酒店」の店内にはカウンター席しかない

こちらが沖縄那覇 花木酒店のメニューです。日替わりのグラスワインはソムリエの店主さんのおまかせ。ボトルもありますが、ワインリストはないため、好きな味わいを相談して決めましょう。フードは定番メニューと、黒板に書かれたおすすめメニューがあります。お酒を味わいながらほどよくつまめるポーションサイズです。

まずはビールでスタート。キリン ハートランド(770円)を置いてるお店は間違いありません。

那覇市牧志「花木酒店」のビールはキリン ハートランド(770円)だった

グビッと煽る手元には、チーズ焼(550円)が到着。カリッカリに焼かれたチーズの上には、胡椒がパラリ。これ、ビールによく合うアテ!

那覇市牧志「花木酒店」チーズ焼(550円)

沖縄那覇 花木酒店はナチュールワインとおつまみを楽しむお店です。大きな冷蔵庫には赤・白・オレンジ・スパークリングが並んでいますが、ワイン経験が浅いわたしには選びきれないので、お店の方に完全お任せでグラスの白をオーダーしました。

那覇市牧志「花木酒店」大きなワインセラーにはワインがズラリ

やってきたのは、アリアンナ・オッキピンティという醸造家の、エッセピ・セッサントット(SP68)・ビアンコ 2022。単価を気にせずオーダーしたので、価格はわかりません。メニューによるとグラスワインの価格帯は1100〜1600円とのこと。

このワインのぶどう品種は、ジビッボと希少品種のアルバネッロをブレンドしているそうです。天然酵母のみ使用し、ドライな飲み口に柑橘系っぽい香り。するすると飲めちゃうおいしいイタリアのナチュールです。

エチケットに書かれたSP68とは、Strada Provinciale 68、つまり県道68号線の意味。昔は広いワイナリーの敷地内を県道が横切っていたことから、ワインに県道名がつけられていると知りました。

那覇市牧志「花木酒店」アリアンナ・オッキピンティ / エッセピ・セッサントット・ビアンコ 2022(イタリア)というナチュールの白ワイン

この日、1軒目のソセアミで少しお腹に入れてきたので、沖縄那覇 花木酒店のフードで何を摘もうか少し悩みました。様子を察したお店の方から、「チチメンチとコロッケ、ハーフサイズでお出しできますよ」とのご提案。ありがたくお願いしました。

那覇市牧志「花木酒店」チチメンチ(店主実家のめんちかつ、)と肉屋のコロッケをハーフサイズで注文

こちらは肉屋のコロッケ、ハーフサイズ。ザクっと食感の衣の中には、牛挽肉の風味をしっかり受け止めたジャガイモ。それをワインで流しました。コロッケといえばビールだとばかり思い込んでいたけれど、ワインも合うんだなぁ。

ちなみにコロッケにソースではなく、塩でいただきます。これもまたよくって!

那覇市牧志「花木酒店」肉屋のコロッケ

グラスが空き、カゼビアンコ2022というオレンジワインをいただきました。とってもキレイな山吹色!こちらはワイン醸造家 アルベルト・アングイッソラというイタリア人のナチュールワインです。華やかさと飲みやすさが共存していました。

ぶどう品種はマルヴァジーアとモスカート、それにオルトゥルーゴとマルサンヌも使っています。複数品種のぶどう品種を同一タンクで発酵させたワインを、混醸ワインと呼ぶそうです。カゼビアンコはまさにそれ。フルーティーで豊かな味わいでした。

那覇市牧志「花木酒店」アルベルト アングイッソラのカゼビアンコ(イタリア)というナチュールのオレンジワイン

そんなオレンジワインに合わせたのが、こちらのチチメンチ。沖縄那覇 花木酒店の店主さんのご実家は、岡山の70年近く営業されている精肉店「いのうえ食品」だそう。そこで作られたメンチカツを、沖縄に送ってもらい、お店で提供しています。

下味は塩と胡椒のみ。具材を味わってほしい気持ちから、こちらもソースではなく塩でいただきます。サクサクの衣に、たっぷりのお肉。塩をパラリとふりかけているだけなのに、なんとおいしいことか!オレンジワインとの食べ飲み合わせもよく、ここで初めてオレンジの良さを学びました。お肉との相性が良いのだなぁ。

那覇市牧志「花木酒店」チチメンチ(店主実家のめんちかつ、)

この日は、マルセル・ラピエールのレザン・ゴーロワ2022でシメました。エチケットのデザイン通り、ギュッとぶどうを絞ったようなジューシーで果実味のあるナチュールの赤でした。ルビーのように綺麗な色で、フルーティーでフレッシュ。ボジョレーっぽい軽めの飲み口です。ぶどうはガメイを使っているそう。このワインもおいしかったなぁ。

那覇市牧志「花木酒店」マルセル・ラピエール レザン・ゴーロワ2022(フランス)というナチュールの赤ワイン

ということで、那覇市牧志は+HACCHI2階にある「沖縄那覇 花木酒店」へ行ってきました。

落ち着いたお店の雰囲気に、親しみやすい打ち返しをしてくださる店主との会話。そしてナチュールワインの味わい。どれも印象的でした。ソムリエである店主が選んでくれたワインは、ナチュールワイン初心者のわたしにとって新しい発見でした。ウンチクを傾けるほどの知識とまではいかなくとも、もう少しワインも勉強したいなぁ。

あっという間にワイングラスを空にさせるおつまみもおいしかったです。ワイン好きにはもちろん、これからワインを楽しみたい方にもおすすめできるお店だと思います。
終わり。

お店の情報

店名 沖縄那覇 花木酒店
住所 〒900-0013
沖縄県那覇市牧志3丁目13-12 +HACCHI2階
営業時間 日〜木曜:15時〜22時
金・土曜:16時〜23時
定休日 不定休(SNSを要確認)
駐車場 なし。近隣にコインパーキングあり。


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ユッキー@毎日ビール

沖縄移住10年のブロガーによる、定番グルメからローカル店まで沖縄情報。国内外の旅グルメ・ビアバーめぐりの情報も。クラフトビール歴は16年、ブログ歴12年、カーチャン歴7年。

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