「もとぶらーめん 大浜商店」の店内に飾られた新聞記事を読み、そこで初めて知ったことがあります。それは製麺所の配送エリア外だったりラーメンの材料となる食材調達が難しく、そもそも出店できないエリアが存在するという現実です。もとぶらーめん 大浜商店がある本部町がまさにそれで、どんな信念を持ってお店を作ったのか思いを馳せながらラーメンをいただくことにしました。
店内にはカウンター席とテーブル席があります。写真左側にラブメンとストライプヌードルズ、そしてもとなりという沖縄県内の有名ラーメン店の名前がありました。こちらのお店、ラブメン野崎さんの想いに賛同したストライプヌードルズ・もとなりによる3社の合同出店で、各店分のラーメンの味を揃えているそうです。先の通り本部町は立地的に難しいことがありますが、3店と協力体制を築き、沖縄本島中南部から麺やスープを運んで提供しているんだとか。
もとぶらーめん 大浜商店のメニューはこちら。主力はとんこつラーメンと煮干しラーメンで、その他にも期間限定もありました。券売機で食券を購入し、店員さんに渡して待ちます。
この日はスッキリした味が欲しかったので、特製煮干しラーメンの塩(950円)味をオーダーしました。煮干しラーメンは通常750円ですが、+200円の特製にすると海苔とか味玉、チャーシューの量が増えるんじゃないかな。特製の詳細はメニューまわりには書いてなさそうでしたが、業界的にたぶんそんな感じと思われます。
まずは清湯スープから。あっさりしっかり、この日の気分にマッチしていました。すっきりとおいしい煮干し塩、好みだなぁ。
スープに合う、さっぱりといただける麺。
柔らかなチャーシューは低音調理だそうです。肉を口まで運び、麺をズルズルとすすり、煮干しのスープをズズズ。この連続で食べ進めました。
煮卵はしっかり黄身に火の入ったタイプでした。中を確認しようと割ったところで猛禽類並みの早さでお子サマーに奪われ、味がわかりません。
そんなお子サマーにはキッズラーメン(200円)を注文しました。子どもメニューがあるので、家族連れはとても助かるはずですね。キッズラーメンのお味は煮干しの醤油でした。麺とチャーシュー、メンマが乗せられています。
壁にはTwitterアカウントの他、苦手なトッピングを他のものに変更可能という告知がされていました。また本部町在住の人は100円引きになるサービスも行っています。観光客向けではなく、地域に根付いたお店になろうとしている姿勢を感じます。
ということで、沖縄本島北部は本部町の「もとぶらーめん 大浜商店」のラーメンを食べてきました。沖縄の人気ラーメン店が3つも集まり、共同で出店したお店。とんこつラーメンはもとなり、煮干しラーメンはラブメン、限定はストライプヌードルズがそれぞれ担当しているのかなぁ。この3店の味ならどれを食べてもおいしいことでしょう。我が家が食べ終わる頃には、地元の子連れファミリーが食べにきていました。子どもが成長し、中高生・親の立場になった時にも食べに行きたくなるような、長く長く愛されるお店になりそうですね。
終わり。
お店の情報
店名 | もとぶらーめん 大浜商店 |
住所 | 〒905-0212 沖縄県国頭郡本部町大浜863 |
営業時間 | 11時〜14時半/17時半〜22時、日曜のみ11時半〜15時 |
定休日 | 水曜 |
駐車場 | 建物前に駐車場あり |