那覇市具志「天然金目鯛だし沖縄そば 磯ノ宮」住宅街の名店！クリアな魚出汁スープがたまらぬウマさ！

天然の金目鯛から出汁をとる沖縄そばのお店「磯ノ宮」を訪れました。那覇市具市の住宅街にあり、我が家は2度目のトライで入店できました。沖縄そばは一般的に、豚・鶏ガラ・カツオ・昆布・野菜あたりで出汁を取ることが多いようですが、魚出汁メインの沖縄そばって珍しいと思うのです。うるま市の帆掛きそばの他にも県内にあったのですね。ということで、さっそくレポートいってみよ〜！

「天然金目鯛だし沖縄そば 磯ノ宮」について

どこにあるの？

天然金目鯛だし沖縄そば 磯ノ宮は、那覇市具志の住宅街にある沖縄そば屋さんです。わたしはこのあたりに土地勘がなく、非常に狭い道が多いエリアということもあって、間違いのないようナビアプリをセットしてお店に向かいました。が、完全に間違えた場所に連れていかれ、運転が大変でした。細道に慣れた沖縄在住の我々ですらそうなので、県外の方は運転に十分気をつけて訪れてください。

駐車場は？

駐車場は最大で4台分用意されています。以前は別の場所にもあったようですが、2023年8月時点では建物に向かって右側の駐車スペースのみとなっています。

駐車場は2列、それぞれ縦列駐車で2台縦並びで置くようです。となると、気になるのは奥に止めた際に、前の車があって出られなかった場合のことですが…

その点については、お店側も対応策を考えてくださっていました。磯ノ宮店主の携帯番号に連絡し、車の移動をお願いするようです。必要な際はぜひお試しを。

お店の様子

車を停車したら、さっそく店内へGO〜!! 天然金目鯛だし沖縄そば 磯ノ宮は民家を飲食店に改装したお店だそうで、看板がなければ「個人宅…？」と思って入店しにくいかもしれません。立派な松が枝を伸ばした入り口からお邪魔します。

店舗は2階にあるので、こちらの外階段を使って向かいます。木札の案内もぶら下げられていて、迷うことはないでしょう。バリアフリーではないので、お店を訪れる方は限られるかもしれません。

店内には靴を脱いでお邪魔します。民家のワンフロアを客席にしていて、ゆったりと過ごせる空間作りをされています。5〜6人掛けテーブル席が3つあり、スピーカーにもこだわりがありそうだなと思いました。ここで音楽を聴きながらゆったり食べるの、すごくよさそう。

その他にも窓際のカウンター席や、お座敷に座って食べる客席もありました。おひとり様からファミリー、グループ利用まで使い勝手の良さそうなお店です。

メニューをチェック

こちらが天然金目鯛だし沖縄そば 磯ノ宮のメニューです。玄関に置かれた券売機で食券を購入します。券売機は現金のみの対応のようでした。金目鯛出汁の沖縄そばの種類は3つ。ソーキ付きか、ソーキ無しか、カレー味か。いずれも鯛めしがセットになっています。シンプルな構成で選びやすいですね。こちらは2023年8月時点の情報なので、最新版はお店でご確認ください。

券売機とメニュー

天然金目鯛だしソーキそばの写真付きメニュー

天然金目鯛だしカレーそばの写真付きメニュー

鯛だしそば（鯛めし付き）

この日わたしは、鯛だしそば（700円、2023年8月時点）を注文しました。沖縄そば単品注文ですが、鯛めしとなますが付いてきます。この単価でこのボリューム、とってもお得です。

まずは沖縄そばからいただきます。具材がシンプルで、ネギに金目鯛のほぐし身がトッピングされていました。この色彩控えめな沖縄そばを、西表焼きの器が華やかに彩っています。とても美しいですよねぇ。センスが光りますよねぇ。この器だから余計においしそうに感じるのだろうなぁ。

…と数秒だけ見惚れて、現実に戻ります。まずはクリアすぎるくらいに透明なスープから。金目鯛の出汁はとっても優しい味わいで、出汁の旨味にほんわか。塩加減は金目鯛を引き出す程度の控えめさ。ですが食べ進めると味に慣れて行き、舌がちょうど良いと順応してくれます。

自家製麺を持ち上げると、結構な長さでした。麺はツルツル食感のストレート細麺。最初は硬めですが、食べ進めるとやや柔らかめになっていきます。この変化もよくって、最後まで食べ飽きませんでした。ボリュームがあったように感じたけど、ご主人サマー的には「普通」とのこと。

麺上のトッピング、金目鯛の身がいい香り。魚出汁の沖縄そば、めっちゃウマいなぁ。ず〜っと「ウマッ！ウマッ！」と言いながら食べてたと思います。

繊細なスープですから、大事に大事に食べ勧めました。ラストスパートで味変を楽しみます。磯ノ宮おすすめの食べ方があったので、それに従っていただくことに。

卓上調味料の中から取り出したのは、国産ゆず皮100%というかぼす本家のゆず香。この前にちょこっとだけコーレーグスを試してみたのですが、味わいが強い調味料なので、金目鯛スープの良さを邪魔する気がしました。なので、ここはゆず香がベスト。これをパッとふりかけると、爽やかな香りが広がってよいのです。でも鯛出汁感が薄れてしまうので、やっぱり後半に使うことをオススメします。

そして、添えられた鯛めしの出番です。魚出汁の香りがよく、そのまま食べてもシンプルにおいしいのです。最高だ〜！

で、ここに沖縄そばの金目鯛スープをかけるとどうなるでしょう。おいしさの相乗効果で、より一層おいしくなるわけですね。鯛めしと金目鯛出汁のスープの塩梅がよく、計算され尽くしてるなぁと感嘆しました。

とにかくお腹いっぱいですが、ダイコンとニンジンのなますの酸味でリセットして食が進みました。食事全体があっさり系なおかげで、食後感もラクですね。

まとめ

ということで、那覇市具志にある「天然金目鯛だし沖縄そば 磯ノ宮」の魚出汁な沖縄そばをいただいてきました。海の街でうまれそだったわたしは、魚が大好き。先日も自宅でアラ汁を作ったりしていたのですが、この店を訪れることでおいしい魚出汁が食べられるとわけですから、自作のアラ汁を引退しようと思いました。それくらい素晴らしくおいしかったです。

今回はお肉（ソーキ）がついてないセットを注文しましたが、ソーキ付きの沖縄そばもおいしかったとのこと。とってもわかりにくい場所にあるお店ですが、こういうお店はリピートしたくなっちゃいます。小禄エリアにはおいしい沖縄そばのお店がいくつもあり、文字通り激戦区ですけれど、その中でも金目鯛の出汁という個性とおいしさが光るお店でした。食べに行けて、心の底からよかったなぁ。
終わり。