那覇市牧志「穭（ヒツジ）」で体にやさしい台湾スイーツ・豆花をいただく。

海外が遠くなってから2年の月日が過ぎました。先の読めない生活ですが、食を通じて海外っぽさを楽しもうと訪れたのが、リトル台湾な「穭（ヒツジ）」です。那覇市牧志にある60年超の古民家をリノベした小さなカフェは、周辺の住宅に隠れるようにありました。

店内に入ると、温かみを感る「いらっしゃいませ」に早くも癒されました。穭（ヒツジ）は小さなお店なので立ち回ることなく見渡せます。客席は奥の丸テーブルと…

キッチン沿いのタイルがかわいいカウンター席と…

小窓のある壁沿いのカウンター席のみ。最大6名の小さなカフェです。

お店で使っている食器や、台湾各都市のランドマークやアイコンを小さく刺繍したワッペンを販売しています。この刺繍ワッペン、過去に訪れた台北や台南、高雄をつい探してしまいました。

こちらが穭（ヒツジ）のお食事メニューです。提供しているのは綜合豆花と原味豆花、焼仙草​​、緑豆ぜんざい、それに本日の焼菓子・パンというラインナップ。

お飲み物は紅茶、コーヒー、台湾茶などが用意されています。

初めての穭（ヒツジ）では、綜合豆花（ソウゴウトウファ、700円）をいただきました。サイズは2種あり、こちらは通常サイズ。熱々ではなく、ほんのり温かみを感じるスイーツです。

この豆花は甘さがなく、より柔らかな絹ごし豆腐のようでした。たっぷり注がれたシロップはほんのりの甘さでクドくありません。

滑らかでぷるんとして優しい食感、そして豆の味がしっかり。お店で国産大豆を絞り、豆乳を固めて豆花を作っているそうです。体にやさしい味わいが妙にクセになります。

綜合豆花のトッピングは甘過ぎない緑豆と…

こちらも甘過ぎないハトムギと…

そして芋餅です。この日はサツマイモとベニイモの2種でした。芋の風味ともちもち感、ぷるぷる感が楽しめます。

綜合豆花の通常サイズは大きいかなと思ったけれど、ぺろっと食べ終わりまして、食後の英国紅茶（350円）をいただきます。レモンを浮かべてもらい、涼しげなアイスティーでした。

ということで、那覇市牧志にあるカフェ「穭（ヒツジ）」に行ってきました。店名に使われている穭という漢字を調べたところ、メ〜メ〜鳴くヒツジではなく、稲刈りした後の株からさらに伸びてきた芽を指す言葉だとわかりました。このご時世、何度旅行が中止になってもふつふつと込み上げる台湾ラブの気持ちが、穭のそれに重なる気がしました。
終わり。