沖縄にはいろんな食堂がありますが、今回は那覇市前島にある「ハイウェイ食堂」をご紹介します。国道58号線沿いにあるので、通りがかりに見ていたり食べに訪れた方も多いはず。昔からある有名店なお店です。朝ごはん・ランチ・夕食そしてシメのステーキまで、ガッツリ系定食を食べられます。ということで、さっそくレポート行ってみよ〜!
那覇の58号線沿いにある「ハイウェイ食堂」について
「ハイウェイ食堂」は24時間営業!
ハイウェイ食堂の入り口には24時間営業と書かれていました。普通の食堂なのに24時間って!お店の近くには久茂地や松山といった飲屋街も近く、飲み終わりのシメに立ち寄るお客さんも多いんですよね。また早朝から食べに行けるので、朝早くに腹ごしらえしたい方にも使えるお店です。
コロナ禍を経て24時間営業をやめる食堂が多い中、ハイウェイ食堂もこの先どうするんだろうと思うことがあります。もしかすると夜間帯に営業していないこともあるかもしれませんので、事前の確認やお問い合わせをしてみてください。
店内の様子
ハイウェイ食堂の店内は、照明が暗めで、どことなく「あれ?昔は飲み屋だったのかな?」という作りをしています。お店の中央にどーんと長テーブルが置かれ、おひとり様はそこで食べることが多いです。この長テーブルを取り囲むように4〜6人掛けのテーブル席がいくつも配置されています。ちなみに分煙や禁煙ではなく、店内はどこでも喫煙OKでした。20歳未満は訪れるられないので、ファミリーの方はご注意を。
メニュー
ハイウェイ食堂のお食事メニューを確認してみましょう。なんと80種類近くのフードメニューがありました。どこに何があるのか、一見ではさっぱり把握できません。
店内奥にある券売機で食券を購入して注文します。まず、どこに何の食事があるのか、この券売機の前でしばし悩むわけですが...
券売機上部には一部メニューが何番であるか張り出されていたりもします。
ともかく、まずはこの食券がなければ始まりません。同じ価格の場合、1枚の食券に複数のメニューが書かれていることがあります。その時は、店員さんに食べたいメニューを口頭でお伝えします。
Aランチ
沖縄にはAランチ・Bランチ・Cランチというメニューがあります。それぞれ松・竹・梅的におかずの種類が異なるわけですが、この沖縄特有のランチ、ボリュームが多くて揚げ物ばかりだったりするので胃もたれの経験が... でも久しぶりに食べてみたら、思いの外ウマくてA〜Cランチを見直すいいきっかけになりました。こちらがハイウェイ食堂のAランチ(880円、2016年9月時点)です。
この食堂のAランチのメインおかずは、どうやらハンバーグ。センターポジションに構えております。ハンバーグは焼きたてで、ふわっとしている。塩気があるのでソース無しでもご飯のお供になります。左にあるのは塩気のある唐揚げ。計算されてなのか、ハンバーグソースに乗っかってますね。ベーコンエッグにもハンバーグソースがかかっていて、半熟卵とミックスすると甘くなります。
このあたりは揚げ物軍。揚げたての天ぷらは、衣が薄めの内地天ぷらに近いです。具材は魚、かぼちゃ、いんげん、ナス、ニンジンでした。右となりのエビフライも揚げたてで、パン粉がサクサク。タルタルと相性良し。エビフライの下にはフィッシュフライ。タルタル+醤油で食べるのが好き。
お肉や揚げ物ばかりと思いきや、サラダも乗せられています。千切りキャベツとマカロニサラダ。重たいおかずの中のオアシス的存在ですね。全体的におかずの品数もボリューム多くて食べる前はビビッたけど、意外とペロッと食べ切れちゃいました。
Aランチには熱々のスープもセットで付いてきます。薄めのシチューみたいな、どこかな懐かしい味。ご飯入れて食べたくなりますね。
みそ汁定食
お次は沖縄の定番・みそ汁を食べてみました。単品もあるようですが、おかずとセットになったみそ汁定食(700円、2016年9月時点)が好き。
丼にたっぷりのみそ汁は、白味噌ベース。具材はもやし、青菜、島豆腐、卵、そしてお肉っぽいものも入っています。みそ汁は出汁の風味より味噌の味が強めです。みそ汁に深みを出すために、コーレーグースを入れて味変。ここのコーレーグースはそんなに辛味が強くないですね。最後に卵を割って味変すると更にコクが増して、まろやかになります。
こちらが味噌汁に入っているお肉っぽいもの。少し焦げ目のついた油カスみたいな部分もあって、これがみそ汁のコクを出してるようでした。これ、なんだろう?
みそ汁定食のおかずは、ポーク玉子とマグロ刺身。ポーク玉子はさすがに作り置きのようですが、分厚い卵焼きって嬉しくなりますね。味が薄いので醤油でいただきました。マグロ刺身は少し水っぽいタイプですが、鮮度的には申し分なく、おいしくいただきました。
黄色いカツカレー
3度目のハイウェイ食堂は、カツカレー(630円、2016年9月時点)にしてみました。注文の品が届いて最初に思ったのは、そのお皿の大きさ。思わず「デカッ!」とつぶやいたほどの大きさです。
比較対象がないとわかりにくいので、iPhone6sを横に並べてみました。お皿の直径は30cm近くありそう。でも安心してください。直径の割に深さがあまりないお皿なので、見た目ほどはボリュームがありません。さらっと食べきれちゃいます。
ところでこのカレー、色味が想像しているカレーよりも黄色くないですか?沖縄の食堂にあるカレーは黄色い場合が多く、お店によってルウの硬さが異なります。ここの黄色いカレーはとろみがそんなになく、濃度的には普通タイプ。カレーは辛くないので誰でも安心して食べられます。具材はタマネギ、ジャガイモ、ニンジン、そして沖縄らしくポークが入っていました。
カツは厚みのあるトンカツで、揚げたてサクサク。とろみが強くない黄色いカレーとサクサクのトンカツの相性、いいですね!
黄色いカレーは辛さがほぼないため、コーレーグースで辛味を足してみます。とはいえ、ハイウェイ食堂のコーレーグースはそんなに辛くないので、味がキュッと締まってよりウマくなりました。黄色いカレーも味変させると面白いんですよ!
名護そば(550円)
先日、飲み終わりにタクシーを拾おうと、国道58号線まで歩いた時のこと。あの時間のこの通りに、ひときわ目立つネオンといえば、このお店です。吸い込まれる様に入店してしまいました。24時間営業って罪!(褒め言葉)
注文したのは、看板メニューの名護そば(550円、2017年7月時点)です。ハイウェイ食堂の外看板に書いてある「名護そば」という文字がずーっと気になっていたのですよね。飲みのシメにちょうどいいなと思って注文してみました。
まずはスープから。カツオが効いたスッキリ系、だけど味濃いめ。口に含むと一瞬甘みを感じるも、塩気が勝っています。カツオ節と甘みと醤油っぽさから、どことなく実家の麺汁を思い出しました。
麺は幅広の平打ち。味が淡白なので、あっさり味のスープと合います。麺は名護から取り寄せているみたい。名護の麺って、全般的にこんな感じなのかなぁ。思ったより麺の量が多くて、お腹いっぱいになりすぎました。
トッピングはお肉3種とかまぼこです。お肉は甘めの味付け三枚肉と赤身肉、そして厚み1cmはありそうなポークが乗せられていました。衝撃の沖縄そば+ポーク!これは初めて、とっても衝撃的。かまぼこは、中に寝る込まれたゴボウの香りが良いです。
サーロインステーキ250g
飲み終わりのシメに酔いの勢いを利用してウチナー食堂へ。沖縄に遊びにきた友人たちがこぞって「食堂のステーキがおいしい」というので確認せねば。ちょい多めが映えるかなーとサーロインステーキ250g(1380円、2020年2月時点)をオーダー。ステーキの焼き加減も聞いてもらえるし、サラダ・スープ・ごはんがついてます。熱々の鉄板がジュワジュワいいながらやってきました。お肉上にはレモンバターとすりおろしニンニクがドン!
肉質は柔らかめ。鉄板で焼きを入れつついただきました。この日は食べずに飲んでため、シメのステーキがおいしかったー!筋っぽいところが幾分気にはなるけれど、24時間このステーキが食べられるなら全然アリじゃないでしょうか。
まとめ
ということで、那覇市前島にある「ハイウェイ食堂」でいろいろな定食を食べてみました。ハイウェイ食堂の人気メニューが何なのか、いろんな時間帯に訪れつつ他のお客さんの注文を眺めていたのですが、こちらのお店はステーキが人気のようでした。まだまだ食べたことがないメニューばかりなので、少しずつ増やしていきたいです。24時間営業、この先いつまで続けてくれるのでしょう。これからもどうか頑張って欲しいものですね!
終わり。
お店の情報
店名 | ハイウェイ食堂 |
住所 | 〒900-0016 沖縄県那覇市前島2丁目3-6 |
営業時間 | 24時間営業 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 店舗右側に専用駐車場あり。また近隣にコインパーキングあり。 |