那覇のビアバーといえば久茂地の「クラフトビアハウス麦(ばく)」を思い浮かべるビールファンも多いのではないでしょうか。こちらのお店は初代オーナーの宮城さんから、二代目の池田さん&斗沢くんにバトンタッチ。これまで東京のビアバーで様々な経験を積んできた二代目タッグが活躍しています。ということで、クラフトビアハウス麦のレポートさっそく行ってみよ〜!
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二代目オーナーの「クラフトビアハウス麦」
オーナーチェンジで二代目が営業中
初代オーナーの宮城さんは現在うるま市でお弁当を販売しているそうです。以前のブログにも書かれていましたね。宮城さんからはだいぶ前より引退宣言を聞いていましたが、オーナーチェンジが実現したのは2020年8月、そして翌9月に二代目による営業をグランドオープンしてます。
二代目の池田さん・斗沢くんには、新橋ドライドックなどで勤務されていた頃にお世話になったわたし。お二人は東京のビバアー経験があるだけに注ぎ方やビールの管理、フードまわりには信頼がおけます。そして池田さんは、10年以上前に麦で働いていた経験もありますから、当時を知る人は懐かしく思われるかもしれませんね。
どこにあるの?
クラフトビアハウス麦は久茂地の中心地にあります。沖縄銀行本店の裏手側にあり、近隣にはアゲサワ、ゆうなんぎいといった飲食店が点在するエリアです。
ゆいレール県庁駅前も近いですし、パレットくもじ前のバス停も徒歩3〜4分の距離。なので、お会計して5分後にはバスに乗れる便利な立地です。公共交通機関が近いのはメリットだなぁ。久茂地界隈にある他のビアバーも近いですから、ハシゴ酒も楽々ですよ。
お店の様子
オーナーチェンジ後も以前と同じビル、同じフロアにお店があります。さーて、UD久茂地ビル2階へGO!
クラフトビアハウス麦の店内にはカウンター席・テーブル席があります。おひとり様は、カウンター席でまったりテレビでもみながらビールを楽しみましょう。
テーブル席側は数名でのグループ利用に向いています。照明はやや落としめ、店内に流れる音量も大きすぎないので、落ち着いた雰囲気のビアバーです。人数多めで訪れる時は事前の予約がオススメです。
メニューについて
クラフトビアハウス麦には最大20タップほどあります。日によって繋がっているビールのリストが入れ替わります。ブルワリーは沖縄に寄りすぎず、日本全国と海外のクラフトビールが並んでいるのも魅力のひとつ。
ちなみに、オリオン ザ ドラフトが定番で繋がっているのも注目です。池田さん・斗沢くんの注ぎ方で飲むオリオンは、沖縄で一番おいしいと断言できます!ぜひ試してみてください。
おつまみメニューも大きく一新しています。沖縄県産のやんばる若鶏で作る新橋ドライドック仕込みの唐揚げ&チキンバスケット、これは絶対食べて欲しい!その他にも、クラフトビアハウス麦のおふたりが釣ってきた魚のおつまみや、沖縄っぽいメニューなども用意されています。
実食!グルメレポート
絶対飲んで欲しい!オリオン ザ ドラフト
クラフトビアハウス麦ではクラフトビールをメインで提供しています。唯一、1タップだけ大手のビールが繋がっているのですが、それがオリオン ザ ドラフトです。「えー、ふつうのオリオンビールでしょ?」と侮るなかれ。他のどのお店で飲んだオリオンビールよりも、この1杯が最高においしいのです。二代目のお二人にはビールの注ぎ方の腕があります。注ぎ方ってほんと大事なんですよね、めっちゃウマかった〜!
ビールの泡の黄金比率といわれる7:3で提供されます。きめ細かなビールの泡がとてもきれい。
沖縄在住のビール党のみなさん、並びにオリオンビール社のみなさん。注ぎ分けによって、いつものオリオンザドラフトがどれだけ変わるか一度試してください。沖縄県外から観光で訪れたビールファンのみなさんも、この店で飲むオリオンビールが最もおいしいので、絶っっっ対にオーダーしてください!
おいしいお通し
お通し(300円)は日替わりで内容が変わります。この日はパパイヤチャンプルーでした。また別の日は煮浸しっぽいものだったり。手作りのおつまみ、おいしいです。
沖縄のクラフトビール
来店のたびにタップリストを眺めるのですが、必ずひとつは沖縄県内のブルワリーが繋がっているように思います。この日はサンゴビールが2種類あったので、ダブルアップIPAをパイントでいただきました(ラージサイズ、1200円)。こちらのお店が沖縄県内のマイクロブルワリーばかり並べないのは、県内在住のリピーターのためなんだろうなぁ。わたしも日本全国・海外のビールをいろいろ飲んでみたいですもん。
国内外のクラフトビール
沖縄に住んでもおいしいクラフトビールを飲みたい。そんな願望をかなえるために訪れるのがクラフトビアハウス麦なのかもしれません。この日は、なんと北海道の鬼伝説が繋がっていました。金鬼ペールエール(レギュラーサイズ、1050円)で鬼退治です。泡無しのひったひた!柑橘のフルーティな香りに心地よいシャープな苦味で、ほんっと大好き。
こちらは東京・和泉ブルワリーのカムバック(サワーセゾン、レギュラーサイズ、1050円)。和泉ブルワリーをいただくのは初めてです。関東に住んでいないとわからないブルワリーだろうなぁ。ニガニガ系を飲んだ後のお口直しにピッタリのサワー。フルーツは使っていませんが、フルーツビールのような酸味と香りでスイスイと飲みやすい。
缶ビールも充実しています。ピッツァポート クークダブルIPA、ウマかった!店内で飲む時は開栓料が生じますが、家に持ち帰ることも可能です。
レベルビア ハイレゾリューション(ハイレズ)もおいしかった〜!沖縄でフツーに飲めないビールが入るのは嬉しい!
チキンバスケット
クラフトビアハウス麦で一度は食べてほしいフード、それはやんばる若鶏を使ったチキンバスケット(750円)です。新橋ドライドックのチキンバスケットが好きなら、これも絶対気に入るはず。しっかり味付けでジューシーなチキン3ピースに、たっぷりのポテト。この1品があればビールの消費量がぐいっとアップするはず。
添えられたタルタルは茹で卵の存在感が感じられるタイプです。これをつまみにしてもビールが捗ります。
チキンバスケットに欠かせないのがモルトビネガーです。チキンをそのまま食べてもおいしいし、モルトビネガーをかけてさっぱりといただくのも大好き。お好みでお試しください。
やんばる若鶏の唐揚げ
チキンバスケットではボリュームがありすぎるという場合は、やんばる若鶏の唐揚げ(2個、300円)のオーダーがオススメ。チキンバスケットのチキンとこの唐揚げは同じものだそうで、それを聞いてわたしは歓喜しました。ポテトなしで注文できるなんて、痒いところに手が届く配慮!このボリューム感ならパブクロール中のおつまみにも最適です。ほんと好き〜!
よくばりバスケット
チキンもフィッシュも食べたい、そんなあなたにはよくばりバスケット(890円)がオススメ!こちらの写真はチキン1個(+150円)とフィッシュ1個(+200円)を追加して大盛りなバスケットになっています。アメリカのビールに揚げ物、最高ですね!
タコとドライトマトのマリネ
肉ではないおつまみを食べたいな〜という雰囲気でいただいたのが、タコとドライトマトのマリネ(540円)でした。ドライトマトの旨味にタコの食感。これもおいしかったなー。
ブロッコリーとベーコンのオーブン焼き
野菜も食べたいしお肉も食べたい気分で注文したのは、ブロッコリーとベーコンのオーブン焼き(680円)です。ベーコンの旨味がブロッコリーに合う!食感が良かったので、たぶん生のブロッコリーを使っているんだろうなぁ。熱々でおいしい!
アンチョビキャベツ
3〜4軒ほど飲み歩いた後に立ち寄り、ビールのアテに選んだのはアンチョビキャベツ(540円)です。遅い時間帯はこのくらい軽めがいいんだな〜。
ナスとガリのさっぱりさん
油物とビールの相性は良いのですが、そればかりだと変化がない... そんな時はナスとガリのさっぱりさん(540円)がオススメ。ガリってほんっと万能ですねぇ、油物→ビール→油物→ナスとガリのさっぱりさんって食べると、お口の中がリフレッシュされてビールがうまくなります。
まとめ
ということで、那覇市久茂地にあるビアバー「クラフトビアハウス麦(ばく)」のレポートでした。オーナーチェンジ後は営業時間が早めになり、育児期のカーチャンでも訪れやすくなって嬉しいです。
二代目の池田さん・斗沢くんのこれまでのビアバー勤務経験を考えれば、沖縄が世界に誇るオリオン ザ ドラフトがより一層おいしく飲めるのは言うまでもありません。初代の宮城さん時代もよんなーよんなーな感じで好きでしたが、二代目にバトンタッチしてからクラフトビアハウス麦が化けたとわたしは思っています。
沖縄らしさは控えめかもしれませんが、注ぎ方が洗練されたお店として魅力を感じるわたしはリピートしています。
終わり。
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お店の情報
店名 | クラフトビアハウス麦 |
住所 | 〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地3丁目9-21 UD久茂地ビル2F |
営業時間 | 平日:17時半〜24時/土:16時〜24時/日・祝日:16時〜22時 |
定休日 | 月曜、他(SNSで事前告知あり) |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |