那覇・久米「泡盛倉庫」会員制の泡盛専門店で泡盛の魅力を学ぶ。

2019年8月9日 ユッキー@毎日ビール

那覇・久米「泡盛倉庫」で飲んでいる風景

少し前に沖縄でGoogle検索のイベントが行われた後のこと。参加者のみなさんが2次会に行くというので混ぜてもらいました。会場は那覇・久米にある久米8番館ビの4階にある「泡盛倉庫」です。会員制の泡盛専門店で、取り扱う泡盛は500種類とも800種類とも言われています。わたしはふだんビール党ですが、過去に参加した泡盛のイベントで泡盛倉庫の店主比嘉さんのお話を伺ってから、訪れてみたかったのです。

那覇・久米「泡盛倉庫」は久米8番館ビルの4階にある。

しかし、泡盛倉庫は会員制のバーで紹介がなければ入店できません。ふらりと訪れることjはできないし、会員に連れて行ってもらえる気もしない... と思っていたら、チャンスが舞い込みました。本当に感謝しています。

那覇・久米「泡盛倉庫」の入り口。

靴を脱ぎ店内に向かう際の眺めにワクワクしました。右も左も前も泡盛のボトルだらけ。めちゃくちゃ興味をそそられる。

那覇・久米「泡盛倉庫」の玄関から店内をのぞむ。

そわそわと店内へ。カウンター席があり、その奥にテーブル席があります。10名ほどで向かったので、いくつかのテーブル席をくっつけてグループ用にセッティングしてもらいました。

那覇・久米「泡盛倉庫」の店内(カウンター席)

こちらは4名がけのテーブル席。泡盛に囲まれて幸せな席だなぁ。

那覇・久米「泡盛倉庫」の店内(テーブル席)

チャージ料金2000円を支払えば800種類ある泡盛が原価で提供されるそうです。会員制バーの響きに身構えたけど値段が高くないんですね。泡盛に詳しくないためドリンクはお店にお任せしました。いくつか銘柄を出してもらい、泡盛サングリアも3種類出してもらいます。カラカラに入れられた泡盛は、店主の比嘉さんがひとりずつ注いで回ります。これがまた嬉しいんです。

那覇・久米「泡盛倉庫」の店内(団体で入ったテーブル席)

比嘉さんの説明も聞いてて楽しいんですよね。泡盛の成り立ちや飲み方の提案、そのお酒の背景、食べ合わせなどなど。私は無知なので、知らないものと自分の架け橋になってくれる方が好きです。ビールならば茶坊主さん重富さん、泡盛なら比嘉さんです。語り口調、話の内容、注ぎ方、マリアージュ... 話を聞くうちに泡盛へのハードルがスーッと下がっていくのが本当に嬉しくて楽しい。

那覇・久米「泡盛倉庫」店主の比嘉さんが泡盛の伝道師として説明してくれる。

この日学んだことは、泡盛は器によって味が変わるということ。これはビールも同じこと。比嘉さんの話を聞いて「そりゃそうだ」と合点がいきました。

那覇・久米「泡盛倉庫」2種類の器で、泡盛の飲み比べで味の違いを学ぶ。

瑞泉おもろ甕貯蔵10年をいただきます。

那覇・久米「泡盛倉庫」で飲んだ、瑞泉おもろ甕貯蔵10年

高いところから細く注ぐ泡盛と、泡盛が入れられたカラカラ。こんな注ぎ方する泡盛、飲んだことありますか?

那覇・久米「泡盛倉庫」カラカラで高いところから細く泡盛を注ぐ。

泡盛サングリアは3種類出してもらいました。漬けている容器ごと出してもらえます。

那覇・久米「泡盛倉庫」スイカの泡盛サングリアを仕込んだ容器。

こちらはスイカの泡盛サングリア。泡盛っぽさが抑えられ、フルーティーで飲みやすい。

那覇・久米「泡盛倉庫」スイカのサングリアハイボール。

おつまみメニューを見て驚いたのが、昔ながらの沖縄料理がそろっていること。どぅるわかしーがあるよ!

那覇・久米「泡盛倉庫」のフードメニュー

いくつかフードを注文しました。食べる前から泡盛とお似合いだと思っていた冬瓜漬け(500円)。やっぱ、よく合う〜。冬瓜漬けの甘さと表面にまぶされた砂糖のジャリジャリ食感で、泡盛の風味がふくよかになります。この組み合わせは素晴らしいです。

那覇・久米「泡盛倉庫」冬瓜漬け(500円)が泡盛に合う。

ミヌダル(800円)は初めていただきました。ミヌダルというのは琉球王朝時代の宮廷料理で、豚肉に黒ゴマをまぶしたもの。おいしかった。真っ黒なのでパッと見は良くわからないけれど、黒ゴマの風味だとか、甘じょっぱい味付けだとか、とても好き。

那覇・久米「泡盛倉庫」ミヌダル(800円)

カカオ豆(500円)はポリポリつまめるおつまみ。ウイスキーにナッツを合わせるように、泡盛にクラッシュしたカカオ豆もよいのです。カリッと食感にカカオの風味が広がり、それを泡盛でチビりと流す。男性的な飲み方ですが、この楽しみ方も好きだなぁ。

那覇・久米「泡盛倉庫」カカオ豆(500円)

八重泉 BARREL(バレル)という泡盛もいただきました。樫樽で長期熟成した泡盛で、琥珀色の液色とオーク香を楽しめます。見た目も香りもウイスキーのような感じ。

那覇・久米「泡盛倉庫」で飲んだ、八重泉 BARREL(バレル)

アルコールが40度もあるのでグビッと飲むわけにいきません。小さな容器でチビチビと楽しみます。冬瓜漬けとかクラッシュカカオ豆との相性もよかったです。炭酸で割ってハイボールもよさそう。

那覇・久米「泡盛倉庫」で飲んだ、八重泉 BARREL(バレル)は少量でも存在感のある味。

面白い泡盛もいただきました。モンゴルで作られた久米仙の響天です。久米仙なのにモンゴル!?どうやら久米仙はモンゴル工場を建設し泡盛製造をしていたようです。既に生産終了している商品を泡盛倉庫でいただけるのが嬉しい。

那覇・久米「泡盛倉庫」久米仙の響天はモンゴルで作られた泡盛

ということで、那覇・久米にある会員制の泡盛専門バー「泡盛倉庫」に行ってきました。泡盛の歴史・魅力を教えていただきながら、ゆっくりと味わいました。泡盛ってグビグビ飲むお酒ではないんですよね。会員制バーと聞くと敷居の高さが気になるけれど、逆に他のお客さんに気を使うこともないので安心して過ごせます。それと、泡盛を広めることを目的に紹介なしの初回体験コースも用意があるそうです。会員紹介ができない場合はこの初回コースを予約して泡盛を学んでみましょう。ああ、楽しかった!
終わり。

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【那覇の居酒屋】安くておいしい酒場から沖縄料理のお店まで、トコトンまとめてご紹介! - 毎日ビール.jp
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お店の情報

店名 泡盛倉庫
住所 〒900-0033
沖縄県那覇市久米2丁目8-14 久米八番館4F
営業時間 18時〜24時
定休日 日医曜
駐車場 なし。近隣にコインパーキングあり。


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ユッキー@毎日ビール

沖縄在住11年目のグルメブロガー。
沖縄で食べ飲み歩いた店は1000軒超。
ビールと旅が好きで、国内・海外グルメやビアバー情報も綴ってます。
最近の楽しみは、ライブ遠征と母子旅。

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