母子旅×2組で行く福岡の旅。初日は福岡市役所から出発するオープントップバスに乗り、福岡市役所西側ふれあい広場で子どもの体力を奪う予定がカーチャンのライフがもうゼロになり、近くの「酔灯屋 天神店」で夜ごはん&ビールをいただくことにしました。
こちらは福岡名物のもつ鍋や水炊きなどをはじめ、活イカ姿盛や熊本名物の馬刺しなど、九州のおいしいものを揃えている居酒屋です。博多弁の「すいとう(好き)」と店名を掛け合わせているんだろうなぁ。この一軒で九州グルメをなんでも食べられるなら、子連れのカーチャンたちはラクで喜びます。
加えて全面禁煙店というのもポイントでした。2020年4月から改正健康増進法が施行され、20歳未満は喫煙可能なお店に入店禁止となっています。そこで「福岡 禁煙 居酒屋」で検索しまくったのですが、最新情報が曖昧で… 良さげなお店は喫煙可能だったりして、子連れNGっぽかったんですよねぇ。なので禁煙店のこちらを予約し、確実に夜ごはんを食べる体勢を整えました。
店内にはカウンター席やテーブル席、お座敷席があり、かなり広々。これだけ大箱の居酒屋だからこそ、前日でも予約が取れたのでしょう。母子旅にありがたいお店です!
お座敷席に入り、まずはメニュー(2023年10月時点)をチェックです。酔灯屋 天神店では、ご当地グルメの博多料理に始まり、近海でとれたお刺身や、ごまさば、馬刺しなどの九州素材を使ったお料理が色々と揃っていました。水炊きやもつ鍋なども含め、ママ友と事前のすり合わせで「絶対食べたいよね!」と言っていたメニューがあらかたそろっています。もちろんお子たちのお腹を満たせそうなフードもあります。完璧だ〜!
いくつか注文を通したら、まずは乾杯の儀!はるばる来たぜ、福岡〜!!生ビールはザ・プレミアムモルツ(中ジョッキ660円)でした。うまうまイェイ!
お通し(330円)は福岡の郷土料理、おきゅうと。これは海藻を固めたもので、ところてんのような、ちょっと違うような、なんとも言えない食感です。それそのものには味がほとんどなく、タレで食べる感じです。
おつまみが順々に出されはじめました。まずは、ごまさば(1100円)。ぶっちゃけ「お皿の大きさに対して、サバがちょっと寂しいのでは…?」と思ってしまったけれど、調べてみると刺身より少し薄い切り身にして食べると書いている記事があったので、これが正解なのかも。マサバの旬は晩秋から2月頃だそうで、もう少し寒い時期なら脂が乗り、よりおいしいかもしれません。
こちらはお子たち用のフライドポテト(495円)。長崎県雲仙市のオーガニックなジャガイモで作っているそう。上等だね〜!
お子たちが好きそうなメニューが続きます。備長炭で焼き上げた胸肉のネギ焼塩(1串198円)は、生のネギを刻んで載せているので、ちょっと辛味が残りお子サマーウケが悪かった… これは想定外。なもんで、大人がいただきました。
ポテトサラダ(726円)のジャガイモも、長崎県雲仙市の農家さんが育てたオーガニックなもの。酔灯屋って大衆居酒屋っぽく見えて、実はこだわりが強いのかもしれないなぁ。
アテがおいしいので、お酒も捗ります。グイグイとビールを数杯飲み干して、極レモンサワー(550円)を追加。1/2サイズのレモンが入ってるの、スゴ!!
この日のメインディッシュは、福岡名物の水炊き(1人前1980円)です。いろいろつまんでお腹も膨れていることから、1人前を大人2、子ども2でいただきました。すでに火の通った鶏肉や肉団子が、白濁スープに浮かんでいます。
野菜や豆腐を加えて、鍋がぐつぐつと湧いたら完成です。まずはスープからいただきました。鶏ガラからじっくりと旨味エキスを引き出した白濁スープに、つい「おいしー!」と声が上がります。ぶつ切りの若鶏は大人が、子どもは肉団子をいただきました。いろいろつまむなら、一人前で十分満足できるボリュームです。
鍋を食べた後は、明太山芋チーズリゾット(550円)を。和な水炊きの後に、洋なリゾット?!保守的なわたしは注文しないタイプのシメコメですが、ママ友が選んでくれたので、ならばと試してみることに。まずは残ったスープにごはんをドーン!(ごはん量がめっちゃ多い)
スープが沸いてきたら、チーズをドーン!
最後にすりおろした山芋をドドーン!
お皿に取り分け、お好みで明太子や青のりを振ったら完成です。物は試しと口に運ぶと、これが大ヒット!鶏肉や野菜のおいしいエキスたっぷりの白濁スープを吸ったごはん、そこにチーズの旨味、和テイストな山芋のとろみがたまりません。しかも明太子の味わいまで加わって。これはめちゃくちゃウマかった。このリゾットを食べるために、水炊きを注文するといっても過言ではないレベルです。
ということで、「酔灯屋 天神店」で福岡グルメをサクッと堪能しました。全面禁煙で子連れOKなところで決めた居酒屋でしたが、水炊き後の明太山芋チーズリゾットで満足度が爆上がりでした。広く九州のうまいもんをラフに食べられるのも良かったなぁ。
実のところ、活ヤリイカ姿盛も食べたかったのですが、この日は活イカの仕入れがなかったそうで… とっても残念。ウネウネと動く活イカをお子たちに見せてあげたかったなぁ。でも近年、イカの漁獲量が減っているというニュースも目にしていますし、確実に食べたいなら活き造りをウリにした河太郎に行くのがベストかも。
いずれにしても、福岡初日の夜をおいしくシメられて大満足でした。もともと酔灯屋 天神店は武田鉄矢のお兄さんが経営していたそうで、現在の運営企業が1987年に買い取ったそう。それから35年以上経過していますが、裏路地の天神にある居酒屋は、たまの福岡滞在を楽しませてくれそうです。
終わり。
お店の情報
店名 | 酔灯屋 天神店 |
住所 | 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1丁目13-13 |
営業時間 | 平日:ランチ11時半〜14時/17時〜23時半(L.O.23時) 土・日曜、祝日:17時〜23時半(L.O.23時) |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |