「札幌飛燕 那覇店」あおり製法の札幌ラーメンに唸る!濃ゆくてウマい鶏白湯&魚介の一杯。

2024年2月15日 ユッキー@毎日ビール

那覇市壺川「札幌飛燕」我流札幌塩らーめん(900円)に、とろとろ塩味玉(+150円)をトッピング

沖縄に住んでいると、地元北海道のラーメンを切望する時があります。そんな時、ずっと札幌らーめん こりすを訪れていたのですが、那覇市内にもうひとつ、わたし好みのお店があります。それが壺川にある「札幌飛燕 那覇店」です。札幌市内や新千歳空港でラーメン店を営んでいる合同会社H&ENのお店。北海道から、ようこそめんそ〜れ〜!

ということで、沖縄在住の道産子によるレビュー、さっそくいってみよ〜!

「札幌飛燕 那覇店」

どこにあるの?

札幌飛燕 那覇店は、那覇市壺川にあるラーメン店です。国道330号線沿いの壺川(東)の交差点を曲がってすぐにお店があります。ここは、以前らーめん名嘉商店というお店が営業していました。それが名嘉の中華そば店という店名に変わって、いつの間にか閉店してしまい… その後にできたのが、札幌飛燕 那覇店というわけです。沖縄のラーメン好きなら、きっとお店の場所がわかるはずですね。

駐車場は?

札幌飛燕 那覇店には専用駐車場がありません。ですが、お店に向かって右隣にコインパーキングがありますから、路上駐車せずにこちらを利用しましょう。

那覇市壺川「札幌飛燕」の隣のコインパーキング

この駐車場に停めてお店に向かうと、駐車場サービスがあります。駐車料金が安くなるのではなく、ラーメンの大盛りまたはメンマトッピングをしてもらえるそうです。このサービスは券売機に張り紙があったので、詳しくはお店でご確認を。

那覇市壺川「札幌飛燕」隣のパーキングを利用すればサービスを受けられる

駐車場利用でサービスが受けられる(現在は駐車証明書は不要かも)

お店の様子

こちらが札幌飛燕 那覇店の外観です。赤いのれんが風にたなびきます。

那覇市壺川「札幌飛燕」の外観

入り口には炎を上げるタペストリーがありました。これは「あおり」という札幌ラーメン特有の調理法。中華鍋に多めの油を入れて、お肉や薬味、野菜などをファイヤーしながらガーッと火入れします。このあおりによって、スープに特有の香ばしさが生まれるわけです。道産子のわたし、期待値が上がる〜!

那覇市壺川「札幌飛燕」の入り口に出されたタペストリー

以前のお店にはテーブル席もありましたが、現在の札幌飛燕 那覇店はカウンター8席のみとなっていました。ススキノ周辺のラーメン店はカウンターだけの場合が多いので、それを思い出してニンマリ。

那覇市壺川「札幌飛燕」の店内客席(カウンター席)

メニューをチェック!

さて、こちらが札幌飛燕 那覇店のメニューです。ラーメンの味は味噌・塩・醤油、それに辛味噌・辛塩・辛醤油もありました。辛い塩ってどんな味なんだろう。さらに那覇店が1日限定15食だけ提供している、あぐー豚清湯と北海道産昆布の中華そばも。沖縄と北海道の食材をミックスさせるのも、この店ならではですね。トッピングもあるし、キッズメニューの用意も嬉しい限りです。

こちらのメニューは2023年11月時点のものなので、最新版はお店でご確認を。

実食!グルメレポート

我流札幌塩らーめん

この日、わたしは我流札幌塩らーめん(900円、2023年11月時点)を注文しました。とろとろ塩味玉(+150円)をトッピングしています。視覚的にもこだわっているそうで、お店で使っている丼は全て有田焼だそう。

那覇市壺川「札幌飛燕」我流札幌塩らーめん(900円)に、とろとろ塩味玉(+150円)をトッピング

まずはスープから。湯気が上がらないのは、スープの表面に油膜がしっかり張られているため。これ、札幌ラーメンの特徴のひとつです。熱々でスープ温度が下がりにくいメリットの反面、食べ慣れていないと油膜に対する好みが分かれるかも。食べ進めながらスープと油をガッツリと混ぜ合わせましょう。

那覇市壺川「札幌飛燕」我流札幌塩らーめんの油膜

取り急ぎ、一口スープをすすりました。焦がしニンニクと魚介系の鶏白湯スープは、意外にもまろやか。想定していた以上に好みで喜びました。札幌といえば味噌ラーメンが有名ですが、この店は味噌より塩がおいしいなぁ。濁りの塩スープにはあおりによって生じたであろうコゲが浮きます。

那覇市壺川「札幌飛燕」我流札幌塩らーめんのスープ

麺はぷりぷりの卵麺。この縮れ麺は、1928年創業の老舗製麺会社「さがみ屋」のものみたい。うまうま!

那覇市壺川「札幌飛燕」我流札幌塩らーめんの麺

トッピングはチャーシュー2枚にモヤシとネギ、それに自家製太メンマ、そしてたっぷりのフライドガーリック。たまりませんなー!

那覇市壺川「札幌飛燕」我流札幌塩らーめんの具材

スープには焦がしニンニクが溶け込み、トッピングにはチップ状のカリカリガーリック。うぉおおおおお!パワーーー!!!(壊

那覇市壺川「札幌飛燕」ニンニクチップがたっぷりの我流札幌塩らーめん

途中、卓上調味料で味変を試みます。

那覇市壺川「札幌飛燕」の卓上調味料

手にしたのはガーリックパウダー。焦がしニンニクにフライドガーリック、そして極め付けのガーリックパウダー。どんだけニンニクに飢えているのでしょう。もちろん、おいしくいただきました。

那覇市壺川「札幌飛燕」我流札幌塩らーめんに、さらにガーリックパウダーを加える

最後に特筆したいことがあります。トッピングしたとろとろ塩味玉(+150円)、これがめちゃくちゃおいしい。とろんの黄身とともにスープと啜れば、神がかり的なウマさ!ウメェ、ウメェと言葉を発していたら、半分お子サマーに奪われました。いっぱい食べて大きくなれよ〜!

那覇市壺川「札幌飛燕」トッピングした、とろとろ塩味玉(+150円)

お子様らーめんセット

我々が食べに伺った直前に、お子様らーめんセット(650円、2023年11月時点)が販売開始になったようです。清湯スープのさっぱりとした醤油味とのこと。「セット」というので何かと思ったら、ラーメンの他にオレンジジュースと食後のアイスまで付いてきます。

那覇市壺川「札幌飛燕」お子様らーめんセット(650円)

家族連れに嬉しいキッズメニューはもちろん、チャイルドチェアの用意もあるみたい。必要な場合は、お店の方にお声がけしてみてくださいね。

特製味噌らーめん

こちらは、お店のオープン当時(2022年3月末)に食べた思い出を。

平日14時近くに入店したこの日、カウンターは満卓で空席待ちをしました。店内は香ばしいにおいが充満。空腹を刺激されたわたしは、特選味噌らーめん(1250円、当時)を注文しました。

食券を渡すと、調理場で野菜と肉を炒める音のあと、ボワッと炎が上がりました。これがあおり製法。札幌ラーメンの基本ともいえる、アレです。ほどなくして着丼。いいビジュアル!

那覇市壺川「札幌飛燕」特製味噌らーめん(1250円、2022年3月時点)

さっそくスープから。ただ、この日いただいたのは、濃すぎない味噌ではあるけれど、何故か酸味が感じられて。味噌で酸味ってこれまで経験がなかったものですから、札幌飛燕がそういう味なのか、わたしの体調的なものか、判断がつけられませんでした。

ともかくスープを一口すすっただけではわからないので、麺に移行します。

那覇市壺川「札幌飛燕」特製味噌らーめんのスープ

札幌ラーメンらしいプリッとした縮れ麺。茹で加減もちょうどいい感じ、というメモが手元に残されています。

那覇市壺川「札幌飛燕」特製味噌らーめんの麺

トッピングはメンマ、ネギ、モヤシ、タマネギ、チャーシュー、白胡麻、海苔、味玉。特製味噌ですから、具材がマシマシです。焦げ目のついたチャーシューがホロホロと崩れる柔らかさ。味付けが濃ゆめでおいしく、それが4枚乗せられていました。味噌スープに負けず、磯の香りが強めの海苔も好み。

那覇市壺川「札幌飛燕」特製味噌らーめんの具材

そして、味玉がとろんとろんで最高。これは現在も変わらずです。

那覇市壺川「札幌飛燕」特製味噌らーめんの味付玉子

途中、味変を楽しみましたが、卓上調味料のコーレーグー酢を入れるも、ちょっと違うかな…と思いました。そこで一味唐辛子をドサッと入れてみます。味噌には一味。これ、わたしの定番です。

那覇市壺川「札幌飛燕」特製味噌らーめんに一味唐辛子で味変を楽しむ

特選味噌らーめんを食べた感想としては、どことなく味噌の旨味に欠ける気がしたようで、そのようなメモ書きでした。ショウガではなく、ニンニクが欲しかったのかもしれません。そのため2023年に食べた塩らーめんはニンニクたっぷりで印象が異なり、食後感として大満足だったのかもしれません。

まとめ

ということで、那覇市壺川にある「札幌飛燕 那覇店」を訪れました。

札幌といえば味噌ラーメンが有名ですから、初回訪問時に味噌を食べましたが、わたしは2度目に注文した塩味の方が好みでした。開業日から日が経ち、こなれたという可能性もあるかもしれませんが、札幌飛燕で食べるなら塩がオススメです。(といいつつ、次は醤油も試してみたい)

ちなみに、、、
恥ずかしながら、お店のオープン以降、わたしはずっと「ピエン」と呼んでいました。正しくは「ヒエン」だったんですね。ガチで間違えていました。ごめんなさい!!!
終わり。

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お店の情報

店名 札幌飛燕 那覇店
住所 〒900-0025
沖縄県那覇市壺川1丁目13-5
営業時間 11時〜20時(L.O.19時45分)
定休日 不定休
駐車場 なし。お店に向かって右隣にコインパーキングあり。


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ユッキー@毎日ビール

沖縄在住11年目のグルメブロガー。
沖縄で食べ飲み歩いた店は1000軒超。
ビールと旅が好きで、国内・海外グルメやビアバー情報も綴ってます。
最近の楽しみは、ライブ遠征と母子旅。

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