那覇の呑兵衛が集まる栄町に、有料試飲のお店ができたと聞いて、行ってきました。ゆいレール安里駅から栄町通り(通称・交番通り)に入り、150mほど歩いて到着したのは「酒の宮里 栄町店」というお店。
お店の外にはほろ酔いメニューと「ちょっと涼んでいきませんか?」と書かれた黒板が。では、お言葉に甘えて涼ませていただきます。
酒の宮里はカウンター席のみ。座席数は5席ほどのコンパクトなお店です。
ともかく暑くて汗だくだったので、まずは1杯いただこう、とメニューを確認。お店の外にも貼り出されていたほろ酔いメニューの他に、ビールメニューもありました。
夏ですからね、こういうときはやっぱり、全米No.1クラフトビールのブルームーン(500円)を飲みましょう。ちなみにお支払いはキャッシュオンです。
ビールを一口飲んだら落ち着きまして。店内をじっくり眺めると、洋酒の山。
実は、この酒の宮里は飲み屋ではなく、那覇・辻にある「酒の宮里」という酒屋さんのアンテナショップ。お店に並んでいる酒類全般購入して持ち帰ることができるそうです。焼酎や日本酒もありました。
店内に並んだボトルは、その場で有料試飲が可能。有料試飲の価格は300~900円と幅広いです。ボトルに巻かれたリボンの色によって価格が異なります。
おつまみはドライフルーツ(300円)を注文してみました。優しい甘さの梨と、香りが華やかなオレンジが好み!
ちなみにフードメニューはドライフルーツと、ミックスナッツ(300円)だけ。あくまでも有料試飲のお店ですからね、フードメニューはたっぷり用意する必要がないんです。
続きましては、ほろ酔いメニュー(500円)を試してみることに。ほろ酔いメニューはメニューに掲載のお酒を2種類選ぶことができます。ワイン・ウイスキー・日本酒・焼酎・泡盛・リキュールから好きなものが選べて500円って、とても安い!ただし、同じお酒を2度飲むことはできません。それは、いろんなお酒を少しずつ試飲して知ってもらいたいから。
ということで、ほろ酔いメニュー1杯目。ワインの白にしてみました。ワインはその日によって出しているものが違うようですが、この日はキュベデュプリンスという白でした。夏にピッタリのワインですねぇ、冷たくヒエヒエで、癖がなく飲みやすかったです。
ほろ酔いメニュー2杯目。今度はお店の松田さんにウイスキーを教えてもらうことに。味と香りがはっきりしたお酒が好みと告げると、スコットランドのネヴィス・デューをオススメされました。飲み方はハイボールにしました。ハイボールにすると+100円がかかりますが、それでも十分お安いです。ネヴィス・デューは飲みやすく、ウイスキー初心者のわたしでもおいしくいただけました。グラスの氷もそれっぽくて、なんかいい。
ハイボールを飲んだ後、お店を出ました。しかし1時間後、もう一度ご主人サマーと行くことに...
2度目の訪問では、バスペールエール(300円)をいただいたり、
屋久島の芋焼酎・三岳(400円)をロックでいただいたり。お手軽価格な有料テイスティングとはいえ、お酒の中身は変わりませんから、このあたりでペロンペロンに。いろんなお酒を少しずつ有料試飲できるのはとても楽しいのですが、飲みすぎには注意しないと。
ちなみに、酒の宮里のお手洗いに、店内システムの案内が貼られていました。書いてるとおり、酒の宮里は飲食店ではなく有料試飲スペースを設けた酒類販売店ですよ!
ということで、那覇・栄町「酒の宮里 栄町店」でがっつり有料試飲させてもらいました。まさか1日2度の有料試飲体験をするとは、自分でもオドロキです。たまにはアリかな、そんなことも...
酒の宮里では、店内に並んだお酒を買うことができます。でも、買ったお酒を店内で飲んだり、ボトルキープすることはできません。あくまでも酒屋さんの延長線上に有料試飲スペースがあるので、買ったお酒はご自宅に持ち帰って楽しみましょうね。有料試飲を楽しむだけでなく、瓶ビールや焼酎、日本酒、洋酒類、ワインが酒屋価格で手に入るお店としても重宝しそうだな~と思いました。
終わり。
【2016年10月9日追記】
久しぶりに栄町へ行ってみると、「酒の宮里 栄町店」の入り口に張り紙が。気になって近づくと、営業形態変更のお知らせです。2016年10月1日より、有料試飲バーをやめて酒類販売店(酒屋)になったとのこと。いろんなお酒の勉強にはうってつけだっただけに、残念。でも定期か不定期か未定のようですが、今後も有料試飲営業を催したいとのことです。今後の催しに期待です!
住所:〒902-0067 沖縄県那覇市安里388-9