函館の田家町にある「らーめん六花」へ行ってきました。六花と書いて「りか」と読みます。結晶の形が六角形の雪の別名です。このお店には幼い頃に親と食べに来たことがあります。でもそれはこの場所ではなく、道路挟んだ向かい側だと記憶しています。いつのまにか移転していて、わたしの知らない函館がまたここにもあったなぁと、頭をアップデートしながら訪れました。
店舗前に駐車場があります。そこが満車だったらどうしよう、という心配は瞬時に吹き飛びました。お店の右隣には広々とした専用駐車場があったのです。こちら側だけで10台くらい停められそうです。よかったよかった。
店内に入ると、テーブル席とカウンター席、それと小上がり席がありました。お子サマー連れのため、小上がりへお邪魔させてもらいます。
さあ、六花のメニューをチェックです。各種ラーメン、やきそば、ご飯物、中華丼、定食、おつまみにもなりそうな一品料理などその数70種類ほど。思った以上のメニュー表です。これだけ幅広いとこの町の中華屋さんって感じですね。
14時まで注文できるセットメニューもありました。ご飯物とハーフサイズのラーメン、蒸し餃子、肉シューマイ、サラダがついてくるボリュームのある内容です。火〜土曜日に注文できるみたい。日曜・祝日と定休日(月曜)はやってません。
数十年ぶりの六花では、シンプルな塩味を食べようと思っていました。ワンタンメン(660円)の塩を注文です。ワンタンメンなのに660円、これかなり安いと思うんです。ワンタンメンが800円や900円なんてザラなのに、このお店は660円。ノーマルの塩ラーメンが560円とお安いのですが、+100円でワンタンも食べられるなんて、めっちゃ嬉しすぎる!
スープは函館らしい清湯で、すっきりとした鶏ガラを感じます。スープは昆布、鶏ガラ、豚骨をベースに、タマネギやニンジンなどの野菜6種類を使っているそうです。塩味もしっかりですが、尖った感じではありません。ともかくスープがスイスイ入っていきます。いいわー、何杯食べても飽きない函館の塩ラーメン、やっぱり好みだわ。
麺は中細のほぼストレート。玉子を使った黄色い麺は、パツパツ・プツプツという歯ごたえもあります。茹で加減もバッチリ。お店の入り口にかかっていた暖簾に出口製麺と書かれていたので、おそらくそこの麺を使っていると思われます。
ワンタンメンの具材は、柔らかくたっぷりのメンマ、そしてチャーシューが2枚です。豚の肩ロースを使ったチャーシューは肉質しっかり系ですが、柔らかく食べやすさもあります。カットも厚みがあって、食べる側としては嬉しいです。味付けは薄めで、あっさり塩スープを邪魔しません。
ワンタンは全部で6つ。これがチョイと残念な茹で具合で... ワンタンの結び目がネチョッと粉っぽさが残っていたのです。帰宅後、他の方のワンタンメンレビューを調べてみたのですがワンタンの茹で具合に難があるとは見つけられなかったので、おそらくわたしが食べた時だけ偶然そうなってしまったのだと思います。
ワンタンの餡はニラとニンニクが効き、あっさりの塩に対してアクセントになって良かったです。ああ、ほんと、茹で加減だけが悔しいな。
最後は、ごはんをスープに浸して完食です(ごはんは、おかんからのお裾分け)。
おかんは天津飯セット(900円)を注文していました。食欲をそそるヴィジュアルの天津飯に、サラダとハーフサイズの塩ラーメン、そして蒸し餃子と肉シューマイがついてます。ハーフサイズのラーメンは+100円でレギュラーサイズにできるから、お腹いーっぱい食べたい時はこれがオススメです。
ということで、函館は田家町にある「らーめん六花」を訪れました。小さな頃、親に連れられて外食したお店って、やけに記憶に残っていて忘れられません。もともと外に食べにいく習慣がなかったので、外食は特別なことで嬉しかったろうし、こどもながらにワクワク楽しかったんだろうな。今回のらーめん六花も同様に、お店の場所は違うものの何十年経っても特別な思いが残っているお店です。この里帰り期間には思い出のお店を巡りたいと考えていたので、それが叶ってよかったです。
終わり。
住所:〒040-0081 北海道函館市田家町13-11
(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩