札幌ナイト最終日。この日はかれこれ10年来のお付き合いになるY田さんと、悪友Y、わたしのYトリオでお食事の予定。わたしのような一般市民では手が出せないお寿司をご馳走していただけるとか。ありがとうございます!お店の場所は、あっさりラーメンでおなじみの信月が入ったビルと言えばお分かりになる方も多いでしょう。あの古くからある元・第4グリーンビルの地下にある「鮨 西光」さんへ。
お店に入ると1席だけある小上がりにY田さんがいらっしゃいまして、さっそくサッポロクラシックで乾杯。そして前菜というべきか、お酒にあうおつまみの盛り合わせが出てきました。白魚にアン肝、牡蠣、鱒子...好物ばかりじゃないですか!北海道万歳!(ご馳走に目がくらんで、サッポロクラシックの写真は取り忘れました)
二品目、茶碗蒸し。これもわたしの好物なのですが、入っている具材が高級過ぎて、何を食べているのかよくわからないことに。とりあえず茶碗蒸しの上に飾られているタラバの外子だけはしっかkり聞き逃しませんでした。これもおいしかった。
続きまして金目と旬の山菜の煮物。右側の白っぽい物はフグの白子です。上品且つお酒のアテになるような味付けでした。白子ってほんとにおいしいよね。ってうかこちらの「西光」さん、おいしい!
このあたりからY田さんと悪友Yが日本酒に切り替えだしたけれど、わたしはサッポロクラシックをお代わりさせていただきました。今回の帰省でおいしさに気付いたサッポロクラシック。シャープに注ぐよりも、マイルドな方がわたしの好みです。泡の柔らかさが際立ち、ビールの味わいがより豊かになります。うまし。
焼き物は西京漬けにしたチップ(姫鱒)とタコだったかな。このへんからわたしも日本酒をミックスし始めました。お寿司屋さんって日本酒が飲みたくなるのと、この焼き物がとても味わい深くて合わせるなら日本酒だ!と思っちゃって。
さてこの辺で小上がりからカウンターに移動させられました。何故移動するの?と大将・西牧さんにお訊ねしたところ「お寿司を食べるならカウンターでしょ!」とのご回答。カウンターのお寿司なんて贅沢の極み!とか思っちゃうけど、この日ばかりは甘えさせてもらいました!
「西光」さんのお寿司はシャリが小ぶり。これはたくさん食べられちゃう!\(^o^)/まずは削った柚子の香りが食欲をそそる鯛を、塩で。
このお店は地酒の種類も豊富で、ほんとにいろんな日本酒が置いてます。日本酒好きならこれだけでも嬉しいんじゃないでしょうか。わたしもY田さん&悪友Yがチョイスした北海道の地酒・二世古を挟みつつ、
中トロと大トロ、どちらがお好み?と大将に聞かれたので、中トロをチョイス。この中トロ、身が口の中でとろけました!おいしすぎる!
毛蟹は、大将が差し出す手のひらから直接受け取ります。シャリの握り方がとても柔らかで、持っているだけでほろほろこぼれてしまいそうに。毛蟹って、体は小さいけれど旨味がギュ~ッと詰まった食材ですね。
大人になるまでおいしさがわからなかったコハダ。魚の味を最優先にした優しい締め方でした。
その後、甘くてとろけるボタンエビ。北海道のボタンエビ、わたしは大好物です。このあたりから大将を大袈裟に褒めだすわたし。単なる酔っ払いですが、大将も嬉しそうだったので良しとします。
そうそう、金滴酒造っていう新十津川の地酒もいただきました。酒造メーカーすら知らなかったのですが、金滴吟風のおいしさは刷り込まれました!北海道の日本酒、オススメ!
このあたりからわたしはハイスピードで食べ進めます。この夜、新千歳空港で止まらねばならず、ケツカッチンだったのです。炙ったキンキもシャリが柔らかでウマすぎ。
それから悪友Yが食べた~いと言ったシャコ。握りもおいしいけれど、シャコのツメの身なんて初めて食べました。ツウはこのツメが好みなんだとか。ツマミにもなるし軍艦にしてもおいしいそうです。1匹から取れる量も決まっている高級食材なのに、Y田さんも悪友Yも「北海道を去るんだから食べなさい」と独り占めしちゃった。ありがとうございます!
ホタテもいただきました。冷凍していないホタテの刺身なんて関東じゃあまり食べられません。もしくは加熱用しか見かけない。北海道の海の幸を食べて育ったわたしが住むべきは、やはり北海道か?
もちろん旬の雲丹も軍艦で。その時期のおいしい地の物は、その地域に行かなければ食べられない!と再認識しました。雲丹が食べたいので北海道に住みたい!とも。
チップ(ヒメマス)はこのお店で初めて食べたような気がします。紅鮭が海に出ないで淡水でそのまま成長したものがヒメマスだそうで、チップはアイヌ語から来ているんだとか。てりっと脂の乗った味は、雑味がなくおいしかった!
この辺でそろそろタイムアップのわたし。先程のボタンエビの頭から出汁をとった汁物で〆です。エビの味噌の軍艦も、頭の唐揚げも大好きなんですが、お味噌汁もたまりません。
いやー、ここはもっとゆっくりと食べるべきなお寿司屋さんだわ。とは言え、カウンターにもどこにもお値段表示がなく、サッポロクラシックでさえ価格が不明。一体オイクラダヨ...
いつもならばおいしい回転寿司を巡ったりするのですが、この「西光」さんでお寿司をいただくためにわたしは北海道帰省中にお寿司を食べませんでした。そこまでしても食べに行くべきお寿司屋さんだと思います。お店はカウンター席が最大7~8席と小上がり1つしかなく、この日も2名×2組、3名×1組でカウンターは一杯でした。大将の西牧さんはまだお若い方のようですが、おいしいお寿司を握ってくださいますし、人柄が柔らかで笑顔が優しい素敵な方でした。老舗の高級寿司店があるススキノの中で、食べログが高得点なのもわかる!
諸事情ございまして、こんなにおいしい「鮨 西光」さんのお寿司をご馳走になってしまいました。Y田さん、ありがとうございます!また札幌に戻るときは連絡してもいいですか?。
終わり。
住所:〒064-0805 北海道札幌市中央区南5条西3丁目 N・グランデビルB1F(旧第4グリーンビル)
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩