銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」ピルスナーウルケルを伝統的なハラディンカで提供するビアバー。

2019年10月11日

銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」タップスター・サトウさんが注ぐピルスナーウルケル。

東京出張の合間に、銀座6丁目のビアバー「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」へ行ってきました。最初に書くと、ピルゼンアレイはおいしいビールが飲めるお店です。様々な著名媒体が取材・記事化しているため、わたしが細かく書かなくてもいいかなと思っています。というか、少し表現を変えると、この店が好きすぎて書き方が浮がばないのよね。ただただピルゼンアレイで飲めることが嬉しくて、この日時間を作って来てくれたビール仲間たちとの乾杯が幸せで、今思い返しても本当に楽しい夜でした。

銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」の外観と数寄屋通り。

店名のピルゼンアレイは、「Pilsen(ピルゼン)」という地名と、裏通りや小路を意味する「Alley(アレイ)」から名付けられました。日本で最も消費量の多いビアスタイルはピルスナーです。そのピルスナーが生まれたチェコ・ピルゼンの地名と、数寄屋通り沿いの立地が、ピルゼンアレイの由来となっています。

銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」の看板と入り口。

この立ち飲みスタイルのビアバーは2015年12月にオープンし、注ぎ方の異なるアサヒスーパードライを提供しています。シャープ注ぎ、サトウ注ぎ、マツオ注ぎ。同じスーパードライでも、注ぎ方によって味わいが変わって楽しめるんですよね。同時にいくつか注文し飲み比べると違いは明確です。飲んでいくうちに自分の好みがハッキリ理解できるようになりますよ。

銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」のメニュー表と注ぎ方。

ピルゼンアレイ での1杯目はシャープ注ぎ(750円)にしました。ガス感のあるキリッとした喉越しに、とろとろクリーミーな泡。いつ飲んでもおいしいです。

銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」スーパードライ(シャープ注ぎ、750円)

ピルゼンアレイのお通し。プレッツェルの塩気とビールの組み合わせ、大好き。2019年10月の増税に合わせてチャージは撤廃し、お通しも注文制になったそうです。簡単なおつまみを食べたい方はスタッフにお声がけしてみて。

銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」チャージ(300円)は2019年10月から廃止になったが、注文すればお通しを食べることができる。

カウンター席に立ちスーパードライを飲んでいると、壁にピルスナーウルケルのロゴとNa zdravi(ナズドラヴィ)の文字。当初スーパードライ専門店でしたが、アサヒビールがピルスナーウルケルの輸入販売を開始したことで、ピルゼンアレイでも飲むことができるようになりました。

銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」の壁にはピルスナーウルケルやNa zdravi(ナズドラヴィ、乾杯の意味)の文字。

スーパードライを飲み終えた頃、お店にサトウさんが現れました。ちょうどこの頃、サトウさんは3店舗の「ブルヴァール・トーキョー」のオープンに向けて忙しくしていたと思うのですが、スケジュールの合間を縫ってピルゼンアレイに立ってくれました。わたしがクラフトビール沼にハマったのは、当時ドライドック店長だったサトウさんとの出会いがきっかけ。彼はわたしにとってクラフトビールの原点で師匠なのです。

銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」タップスター・サトウさんが注ぐピルスナーウルケル。

そんなサトウさんはタップスタープログラムを受講し、試験に合格。2018年10月に日本人初の「タップスター(Tapster)」に認定されました。このタップスターとはチェコ・ピルスナーウルケル社認定のバーテンダーのこと。世界中にいるタップスターたちは伝統的で独特なビールの注ぎ方(ハラディンカ)を習得し、そしてピルスナーウルケルを広めるアンバサダーとしても活躍しているそうです。このタップハンドルにもタップスターであるサトウさんの名前が刻まれています。

銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」タップスター・サトウさんの名前が入ったタップハンドル。

ピルゼンアレイのピルスナーウルケルは2サイズ。350ml(900円)と500ml(1200円)です。迷わず大きなサイズを選びました。

銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」ピルスナーウルケル(500ml、1200円)

まあるいジョッキを撮影していると、サトウさんや周りのお客さんが「Na zdravi!(ナズドラヴィ)」と言うのです。Na zdravi(ナズドラヴィ)っていったい何?それはチェコ語の「乾杯」でした。正しくは健康の意味合いらしいですが、「ピルスナーウルケルを飲んで健康になろう、乾杯!」的な文脈で使われているのでしょう。

銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」ピルスナーウルケルで乾杯。

乾杯の一口でこんなに減ってしまいました。それくらいおいしい!チェコで飲んだピルスナーウルケルが再現されている!ホップの香りとアルコール度数4.4%の軽さで、何杯でも飲めてしまうドリンカビリティの高いビールです。これには誰もが衝撃を受けるはず。徹底した品質管理と伝統的なハラディンカで、チェコ本来のおいしさを体験しました。

銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」何倍でも飲みたくなるピルスナーウルケル。

楽しく飲み続け、わたしはいったい何杯飲んだのか。ピルスナーウルケルを自発的にオーダーしたのは最初の1杯だけでした。ジョッキが空くとどんどん提供されるチェコスタイルに、つい杯を重ねてしまう... 空いたジョッキにコースターを乗せてフタをするのがご馳走さまの合図です。コースターには飲んだビールの数が記されています。これもチェコ式で、現地で見てきたわたし的にはニンマリ。

銀座「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」飲めば飲むほどビールが出てくるので、最後はコースターでフタをしてお会計。

ということで、東京・銀座6丁目にあるスタンディングのビバアー「ピルゼンアレイ(PILSEN ALLEY)」に行ってきました。数寄屋通りのお店に想いを馳せること4年。2度目の訪問でやっと記事化できました(1度目は子連れでわちゃわちゃして、ブログどころではなかった)。ピルスナーウルケルを提供するようになってからのブログ公開でよかったなぁ。タップスターが注ぐピルスナーの王様・ピルスナーウルケル、とってもおいしかったです。東京のビール好きさんたちには、ここでおいしいピルスナーウルケルを飲んで欲しいなぁ。
終わり。

住所:〒104-0061 東京都中央区銀座6-4-14 HAOビル1F

(*・ω・)つ 東京食べ歩き情報もどうぞー♩

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ユッキー@毎日ビール

沖縄移住10年のブロガーによる、定番グルメからローカル店まで沖縄情報。国内外の旅グルメ・ビアバーめぐりの情報も。クラフトビール歴は16年、ブログ歴12年、カーチャン歴7年。

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