石垣島では1度だけ八重山そばをいただきました。候補店はいくつかありましたが、体を動かすのが大好きなお子サマーに付き合い、真栄里公園の近くにある「ニライカナイ」へ行くことに。国道390号線沿いにあり、レンタカーでも訪れやすいお店です。お店の目の前と右側に専用駐車場がありました。
こちらのニライカナイ、歌手の夏川りみさんのお母さんのお店だそうです。「夏川りみの母の味」と看板に書かれています。
店内に入ると、カウンター席とテーブル席がありました。観光客は我々くらいで、あとは地元客の常連っぽい方達が2〜3組。かなりご高齢のおばぁがいらして、なんだかありがたい気持ちになります。壁に貼られたメニューを眺め、オーダーを決めました。八重山そばにクロレラを練り込んだであろうくろれらそば、みそ汁・カレー・焼肉・ポーク玉子・とんかつなどの定食が並びます。そば専門店ではなく定食屋も兼ねているのかな。
あとは冷やしものもいくつか。この日は暑かったのでぜんざいを食べようかなーなんて一瞬考えましたが、まずはごはん。
今回オーダーしたのは八重山そば定食(700円)です。せっかく石垣島に来たのです、八重山そばをいただかねば。
まずは八重山そばから。器には店名の「ニライカナイ」の文字が書かれています。沖縄そばっていろんな違いがあり、八重山そばはかまぼこや豚肉が細切りでトッピングされているのが大きな特徴です。
八重山そばのスープは豚ベースであっさり系という傾向があります。こちらのお店は半濁でこってりしていそうなのに意外とすっきり、そして旨味があります。これなら年齢問わずおいしくいただけそう。
麺は丸麺と角麺の2種類があるそうですが、ニライカナイは角麺でした。あまり主義主張せず出汁を引き立てるタイプの麺です。
途中、コーレーグースで味変。味がキリッと引き締まりまるんですよね。入れすぎると辛くなるだけなので、入れ過ぎに注意しましょう。熱々のうちに入れるとアルコールも飛んでよりおいしいです。
先にも書いた八重山そばの特徴ですが、具材を細切りカットにしています。豚肉もこの通り。
こちらはセットのじゅーしーなど。
じゅーしーは具材少なめ、炊き加減硬めの仕上がり。こちらもあっさりとしておいしいです。八重山そばに乗せられていた柔らかな軟骨ソーキをごはんに乗っけて食べるもよし、スープと共に口に運ぶもよし。
細切り昆布やかまぼこがたっぷりと。地味に嬉しいね、これ。
石垣島の香辛料といえばピパーチ。そばのスープに入れてもおいしいですが、クセがあるので少しずつ試し掛けしていただきましょう。シナモンのような甘い香りとスパイシーな風味が特徴的。
ということで、石垣島のそば処「ニライカナイ」に行ってきました。細切りトッピングの具材、豚出汁のあっさりスープ、角麺という八重山そばの特徴をしっかり押さえたお店でした。老若男女、地元の方から我らのような観光客まで様々な御客さんが食べに訪れます。おいしいので夏川りみのお母さんのお店という看板がなくてもクチコミで食べに訪れるような気もします。我らのように近くの真栄里公園で遊びお腹が減ったら訪れる、という流れはオススメです。但し売切御免のようですから、早めに食べに行くのがベストかも。
終わり。
お店の情報
店名 | そばどころ ニライカナイ |
住所 | 〒907-0002 沖縄県石垣市真栄里191-5 |
営業時間 | 11時〜14時 |
定休日 | 月・火曜 |
駐車場 | お店の前・横に駐車場あり |