広島に行ってきました。広島での滞在時間は20時間ほどで、夜は急ぎ足でハシゴ酒を楽しみました。そんな3軒目に訪れたのが「直ちゃん本店」です。中四国地方最大の繁華街・八丁堀から少し離れた場所にあるお店で、おそらく地元の人が好んで飲みに行くエリアかな。このお店にはご主人サマーの直感で訪れました。年季の入った店構えで、ローカル感にあふれています。なかなかの入りにくさですが、とっても楽しい時間を過ごせました。
客席はカウンター席だけ。10人も入ればいっぱいになります。お店の外からも客入り具合がわかるので、混んでるわ〜と思いつつ「2.5人なのですが...」と飛び込みました。すると既に飲んでいるお客さんが席を詰めて、我々の席を空けてくれたんです。なんとアットホームなことか!ありがたくお邪魔しました。
着席したら、まずはドリンクを注文です。しかし店内を見渡すも、どこにもドリンクメニューがありません。え、えーと、ビールはあるんでしょうか... おずおず注文すると、レーベンブロイのジョッキがやってきました。普通においしいビールです。この中身はレーベンブロイなの?ジョッキだけなの?そもそも価格はいくらかな?
いろんな疑問が湧きつつも、お店の方やお客さんたちとあっという間に打ち解けました。来るもの拒まずな雰囲気があって、我らのような一見でも過ごしやすいです。カウンター上の大きなお鍋が目に止まりました。「おでん、おいしいから食べてみて!」と言われるがまま注文です。
お腹いっぱいだからちょっとだけ、と思いつつも4品もおでんを頼んでしまいました。甘めの出汁がしみっしみの大根がウマ〜い!こんにゃくの切り方おもしろいし、練り物もウマいし、この時点で直ちゃん本店に高評価。ところで、このおでんもいくらなの?
先にも書いた通り、メニュー表らしいメニュー表がないのです。唯一見つけられたのは、キッチンの冷蔵庫にくくりつけられたメニューのみ。しかも価格は書いていないという徹底ぶり。経験上この手のお店は、めっちゃ安いかめっちゃ高いかのどちらかなんですよね。直ちゃん本店はどっちだろ。
2品目は、ポテトサラダが到着。ポテトサラダなんて、普通ちょっとしたつまみだと思うじゃないですか。直ちゃん本店はそこらへんのお店とは違います。ジャガイモもキュウリもニンジンもゴロゴロと入り、がっつりとした量です。これだけでお腹いっぱいになっちゃうよ!
カウンターの冷蔵ケースを見たところ、串物が得意そうです。お腹いっぱいなわりに、ここに並ぶホルモンが気になって仕方なく、広島のホルモンをつまむことにしました。
3品目のホルモンいため。ボリュームが半端ない!
満腹なのに飲みに来た3軒目で、おでんもポテサラも頼んでおいて、このホルモンいためのボリュームです。正直「やっちまった、食べきれない」と思いました。しかし、これがウマかった!プリップリのホルモンは焼肉ダレのような甘辛く濃い味付け。ジュワッと滲み出る脂とタレがベストマッチ。そこにピーマンとタマネギのシャキシャキ食感が加わり、箸もビールも止まりません。こりゃーウマい。
ということで、広島の「直ちゃん本店」で広島ハシゴ酒をシメました。地元の常連さんが多そうなお店ですが、関西圏から飲みに来ている常連さんもいらっしゃいました。近くも遠くからも飲みにくるなんて、いいお店の証拠ですね。最後まで、お酒もお料理も金額が分からずでしたが、お会計が二人で5000円いかなかったと記憶しています。つまり安くておいしく飲めるお店でした。ちなみに直ちゃん本店は中華そばも人気です。隣のお客さんが食べていたのを見て気にはなったけれど、お腹いっぱいすぎて食べることができませんでした。酒場の中華そば、わたしもいつか食べてみたい!
終わり。
住所:〒730-0024 広島県広島市中区西平塚町3−6
(*・ω・)つ 広島食べ歩き情報もどうぞー♩