ある日、聞いてしまったんです。お酒好き女子が「松山の神徳がおいしくて、夜中に食べてしまう」と。そういうのに限ってメモらなくても鮮明に覚えていられるのは、どうしてなのか。日付変更線を超えて飲んだ挙句、歩いて那覇市松山に向かったわたしは「麺場神徳 松山店」を見つけてしまいました。店の前には空席待ちの人が数名。入れ替わりも早いだろうと私も待つことに。
わりとスムーズに入店でき、どのラーメンを注文しようか考えながら待ちました。麺場神徳にはラーメンとつけ麺があるんですね。わたしはラーメン派なので、豚骨・醤油・塩・辛味噌のどれにしようか考えていました。
こちらが券売機。写真がヘタクソすぎてボタンが見えません。
ボタンの明るさに合わせて改めて撮影。食券購入時に気付いたのですが、普通盛り・大盛り・小盛りがあるんですね。今回は初訪問だったので、通常サイズのラーメンを注文したけれど、お酒を飲んだあとのシメラーメンは普通盛りである必要はないし、小盛りでもいい気がします。
客席が空き、店員さんが着席するよう促されます。カウンターの一番端っこに座ったところ、酔った空席待ちの団体さんに「おねえさんみたいな人も夜中にラーメン食べるんすね」と話しかけられました。こちらも酔っ払っているのでテンションを合わせて返します。すると店員さんが団体さんにやんわり注意を入れました。話しかけられるなんて飲屋街ではよくある光景なのだけど、会話にうまく入って注意をしてくれる店員さんに安堵感。ここなら夜中に女ひとりで食べに入っても安心です。
着席したら、購入した食券に自分の好みを書き込んでいきます。麺は細麺・中太麺から選べるし、その他には茹で加減・香油・花山椒・にんにくの有無をチェックしていくのです。
注文からほどなくして着丼。今回は、醤油鶏麺(730円)にのり(+100円)と半熟味付玉子(+100円)をトッピングしました。
まずはスープから。醤油鶏麺をオーダーしたのに、わたしが知ってる醤油鶏麺ではありませんでした。鶏というか、ケンタッキーフライドチキンな感じ。ケンタッキーフライドチキンは鶏肉なので、鶏麺で合ってるか。塩気強めのスパイシーな醤油ラーメン、なにこれおいしい。酔った脳にウマさがダイレクトに伝わってくるのです。概念が覆ります。オーダー用紙のチェック入れによって味が変わりそうだけど、これはこれで全然アリ。鶏の嫌な臭みもなく、とにかくスープがおいしい。のりとの相性もバッチリ。
麺は中太麺を選んで正解だと思いました。もともと中太麺が好きですが、このインパクトの強いスープにはある程度しっかりとした麺が好み。茹で加減は普通でオーダーしましたが、やや硬めの仕上がりでこちらも好き。
チャーシューは豚。
トッピングの半熟味付玉子もいい具合。うん、でも、スープの印象が強過ぎて他の記憶が吹っ飛んでる。
ということで、那覇市松山にある「麺場神徳 松山店」で真夜中のラーメンを食べてきました。お酒好き女子の情報提供を元に食べに行ってみたのですが、酔っ払いのいうことに間違いナシ!と思った次第です。このあと、壺屋にできた麺場神徳の2号店にも食べに行きましたが、なんだかちょっと味が違う気がして。松山店と壺屋店の味が違うのか、わたしの環境(酔っ払い・シラフ)が大きく違うせいなのか、原因が特定できません。ひとつだけ言えるのは、那覇市松山で飲んだ後が一番最適な気がする。酔っ払った脳に下品なまでもダイレクトに旨味を伝えてくるこのスープ。また啜りたいってのが正直な気持ちです。
終わり。
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お店の情報
店名 | 麺場神徳 松山店 |
住所 | 〒900-0032 沖縄県那覇市松山1丁目12-17 |
営業時間 | 19時〜翌7時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |