札幌滞在2日目。前日は深夜まで楽しんだので、2日目はランチからスタートです。この日は北海道ローカルの回転寿司を食べようと、11時オープンの「回転寿司 まつりや 山鼻店」へ向かいました。平日だし、石山通沿いですし、そう混んでいないだろうと思ったんです。大きな間違いでした。到着するとオープン前なのに入店待ちの列!ここは週末に大混雑なんだろうなぁ。
わたしが札幌に住んでいた頃、回転寿司 まつりやは札幌にありませんでした。もともとは釧路に本社がある回転寿司で、釧路に3店舗、十勝エリアに3店舗あります。2013年に札幌出店し、現在3店舗、さらに今後は5店舗まで拡大させたいとのこと。函太郎や根室花まる、回転寿しトリトンも東京進出してるので、回転寿司 まつりやも国内外の展開を期待できるかもしれませんね。沖縄に来てほしい!
オープン時間にサーッと入店。人気店でしょうから、こんな待合スペースもしっかり用意されています。
わたしのようなひとり客はカウンターへ、グループ客はボックス席に案内されました。入店して驚いたのが、店内の広さ!回転レーンの長いこと長いこと。さすがデッカイドウ。客席にも余裕があり、ゆったり食べられそうです。BGMは店名にかけているのか、お囃子調でノリノリ。
回転レーンにはお寿司が流れておらず、タッチパネルでの注文制になっていました。これはコロナや回転ずしに悪質ないたずらが続出したせいかも。諸々が落ち着いたら、いつかまた回転レーンにお寿司が回るかもしれませんね。
回転寿司 まつりやのお皿は141円・198円・253円・317円・352円・418円・506円の7種類。さらにその上にも高額皿6種類があるようでしたが、メニュー表を見ても品数が少ないので、あまり一般的ではないかもしれません。
そんな回転寿司 まつりや 山鼻店のメニューがこちら。驚いたのは、回転寿司チェーンの中でもメニュー数が相当多いこと。メニュー表のページ数が多く、だいぶ端折ってのご紹介です。料金別一覧があったり、カテゴリ別で写真多数のメニューがあったり、かなり充実した紹介に思いました。タッチパネルを触るまで10分はメニューを眺めていたんじゃないかな。こちらは2023年11月時点の情報なので、最新版はお店でご確認を。
タッチパネル注文後は、お醤油やお茶を準備して。お寿司が来たら即いただきます。
しょっぱなからブッチギリにおいしかったのは、オーロラとろサーモン(418円)。唇に触れた瞬間、とろんと柔らかくケタ違いの脂乗りを感じました。なんだこれ!一皿目からバケモンきた!噛み締めると、ベタつくほどに脂が乗った身が、舌にねっとりと絡みつきます。しかも、やたらとネタがデカくって、一口では収まりません。サーモンの旨みも圧倒的だし、食べ応えもあるし、満足度高い〜!
北海道の冬に外せないのは、真だち軍艦(506円)。本当に臭みがなく、とろ〜んとした舌触りに海苔が香ります。とろけるウマさ、冬の海の幸を噛み締める幸せ。サイコー!
こちらは釧路産のいわし(253円)。青魚特有の味わいと、柔い骨が舌に当たります。これよ、これこれ〜!そのままはもちろん、ガリと一緒に頬張るのもオススメ。ネタもでっかい!
こちらは、道東産 活つぶ貝(418円)。コリッコリの食感に磯の香り。鼻をツンと刺激するワサビがよーく似合いますね。噛み締めるほどにつぶ貝の味わいが広がって、たまらん一皿でした。これをアテに日本酒を煽りたくなりますが、欲求を必死に抑えます。
道東産のあぶらがれい(198円)もいただきました。一皿目のオーロラとろサーモンとは真逆で、非常にあっさりとした味わい。でも、カレイの仲間では脂が乗ってるタイプです。本当は1番始めに食べるか、オーロラとろサーモンより前にいただくのがベター。北の海で上がるあぶらがれいの食感と風味が懐かしくって、たまらんなぁ。
メニューをめくって追加したのは、いまでは高級品のくじらベーコン(352円)でした。これ、めちゃくちゃ懐かしい北の食です。年中行事のご馳走として出されるくじらベーコンが大好物で、幼い頃から大人に混ざってつまんでました。筋っぽい食感が強く、長いこと咀嚼が必要です。ペラペラの薄さなのに何故か噛み切れず、それでいて絶え間なく注ぐ旨みがあって、日本酒を欲するわけですよ。
肉厚な赤えび(253円)を頬張った瞬間、特有の香りが広がりました。鼻から抜ける赤えび特有の香りを楽しみながら、沖縄までこれをどうやって取り寄せようか考えます。それくらいおいしかったなぁ。鮮度を保ったまま、このおいしさを南の島の家族に振る舞えるとよいのに。
ラストは、さんまのいずし(317円)をオーダー。飯寿司、わかりますか。生姜やニンジン、糀とともに漬けた生魚の保存食です。軽く醤油を垂らすと旨みが引き立ちます。これを食べながら、昔々に食べたおばあちゃんの飯寿司を思い出しました。おばあちゃんの味と回転寿司 まつりやの飯寿司は違い、だいぶ塩気控えめでしたが、久しぶりに北の味覚を食べられてよかったなぁ。
ということで、札幌市にある「回転寿司 まつりや 山鼻店」でランチを食べてきました。北海道らしい寿司ネタは鮮度が高く、そしてかなりの大振りカット。この日は全部しゃり少なめでオーダーしたのに、7皿しか食べられませんでした。ネタの大きさにお腹が満たされたのでしょう。
メニューを見ると創作寿司や三点盛り・五点盛りも気になるし、お刺身やおつまみになりそうな皿も充実しています。それに、キッズ向けにはネタを半分にカットしてくれるようです。回転寿司 まつりやは、いろんな使い方ができそうですね。
日本全国、津々浦々でローカル回転寿司を食べ歩いていますが、おいしい上にこんなにメニューが充実しているお店はそう見かけません。北海道には人気の回転寿司チェーンがいくつもありますが、回転寿司 まつりやはこれからグーンと伸びて、観光客向けに知名度を上げてくるに違いない。そう思いながらお店を後にしました。
終わり。
お店の情報
店名 | 回転寿司 まつりや 山鼻店 |
住所 | 〒064-0913 北海道札幌市中央区南13条西10丁目2-25 |
営業時間 | 11時〜22時 |
定休日 | 元旦(不定休あり) |
駐車場 | 専用駐車場あり |