札幌滞在初日をシメたのは、居酒屋せっちゃんにオススメされた「札幌らーめん輝風(きふう)」です。深夜2時半のすすきの、この日はまだ積雪がなかったけれど、かなり寒くって。フライトジャケットのフードを被って、お店前の列に入りました。前後に男性グループが並んでいたのですが、どちらも「どこそこのニュークラのおねーちゃんとどうのこうの」という話ばかり。若人たちよ、血気盛んでよろしい。
そんな話を耳にしつつ、かじかむ手で札幌らーめん輝風の情報を調べます。こちらのお店は、もともとすすきのの人気ラーメン店「麺屋 雪風」元店長が独立し、2018年12月10日にオープンさせたお店だそう。風土.グループに所属していて、味噌ラーメンだけでも4種類あるとのこと。どれでシメようかなぁ、と悩みます。
入店待ちをしながら、張り出された写真付きメニューをチェックします。札幌らーめん輝風には味噌4種(元祖味噌・札幌こく味噌・濃厚味噌・辛味噌)、そして生醤油と淡麗塩の6種類のラーメンがありました。トッピングやごはんものもあります。こちらのメニューは2023年11月時点のものなので、最新版はお店でご確認を。
入店待ちの列に並ぶこと20分。やっと店内に案内されました。券売機で、一番人気という元祖味噌ラーメンの食券を購入します。
食券を手渡し、L字カウンターの空席に案内を受けます。客席数はわずか10席前後。ラーメン店ですから回転は悪くないにしても、人気な上に客席数が少なめですから、そりゃあ並びますね。店内は明るく、清潔感が感じられます。
注文から5分と立たずに、元祖味噌ラーメン(950円)が着丼。油膜があり、湯気の立たない様子に、思わずニンマリ。見るからに王道の札幌味噌ラーメン、これがなんとも懐かしくってねぇ。
まずはスープから。味噌は鶏ガラの清湯。熱々の味噌スープは凍れた体を芯から温めてくれました。ホッとして生き返る〜!濃い味&やや甘めですが、重すぎずマイルドなところがポイントです。かなりわたし好みで、前半でだいぶレンゲを往復させました。飲んだ後にズズッとすすり続ければ、酔いが和らぐんだなぁ。札幌味噌、サイコー!
プリップリの縮れ麺は太めで、かなり黄色味の強いたまご麺。かなり硬めの茹で上がりで、つるつるシコシコとした弾力。濃厚な味噌スープに負けないパワーを感じました。消化を考えてよーく噛んで飲み込みつつ、スープを吸わせてあえてのヤワに持っていきます。酔っても胃無しは大変です。
元祖味噌ラーメンの具材は、豚ひき肉、炒めモヤシ、ネギ、特製メンマ、味玉1/2、三枚肉の豚バラチャーシュー。 特製メンマを頬張ると、なんとなくカツオ系の味わいでした。味玉はとろける黄身で、中までしっかりと味が入っておいしいです。
豚ひき肉がゴロンゴロンと入ってボリュームを感じるし、モヤシやタマネギのシャキ感も楽しめます。
5mmほどの厚みがある三枚肉チャーシュー、この存在感がすごくって。大きい上に、柔らか!脂と赤身のバランスもよく、味付けも理想的でした。いっぱい食べられる人には、チャーシュートッピングを推したいなぁ。豚の上に生のすりおろしショウガが乗せられていたので、途中でスープにといて味変を。加えるとさっぱり系に変化し、味噌スープがさらに減ってく〜!
後半、卓上調味料で味変を試みました。お酢やホワイトペッパー、一味唐辛子、すり胡麻があります。
わたしはすり胡麻を手にし、ガーッとミル。見ての通り、スープをだいぶすすったので、だいぶアレな感じです。すり胡麻をプラスすることで風味が増し、最後までズズッと麺を食べ尽くしました。
ということで、札幌市はすすきのにある人気店「札幌らーめん輝風」でシメラーしてきました。聞くところによりますと、ラーメンYouTuberのSUSURUくんや、「鬼滅の刃」の紅蓮華を歌ったLiSAも食べに訪れたことがあるそう。そういえば、店内を見まわした時に有名人のサインがズラーッと貼られていました。オープンしてわずか5年で、行列のできる知名度と人気を獲得したラーメン店、さすがです。
わたしといえば夜中の3時においしいラーメンでお腹を満たし、ホテルに戻り湯船に浸かってぐっすり眠りました。寒い時期に食べる味濃いめの味噌ラーメン、なまらいんでないかい!濃厚かつマイルドな味噌スープに、存在感のある麺。バランスの取れた札幌味噌ラーメンらしい一杯でした。
終わり。
お店の情報
店名 | 札幌らーめん輝風 |
住所 | 〒064-0805 北海道札幌市中央区南5条西3丁目1 大松ビル1F |
営業時間 | 月〜木曜:11時半~翌5時(L.O.4時50分) 金・土曜:11時半~翌6時(L.O.5時50分) |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |