浦添市「ネパール食堂くまり」おいしいネパールカレー屋さんが勢理客の住宅街にあった！

ある日、Googleマップを見ていると、住宅街に3ケタのクチコミを集めるネパールカレー店があることに気付きました。それが浦添市勢理客のシーサー通り沿いにある「ネパール食堂くまり」です。店名のくまりが聞き馴染みなく、調べたところネパールの生きた女神のこととわかりました。世界にはいろんな宗教文化があるなぁと思いながらの訪問です。

ネパール食堂くまりの駐車場はお店の前に3台ほど、そして道路を挟んで向かい側にも4台用意されています。このシーサー通りはわたしが時々使う道です。なのでお店のことは認識していたのですが、駐車場を把握していませんでした。これだけ停められるならもっと早く訪れたらよかった！

11時半のオープン時間に入店すると、ふわりとお香が漂います。店内にはテーブル席が4つ、カウンター席3つ、そしてお座敷もあって子ども用の椅子が用意されています。わたしのすぐ後に地元のおじいおばあが訪れ、さらにテイクアウトのお客さんも立て続く様子を眺めて、地元密着型のネパールカレー店とわかりました。

それではネパール食堂くまりのメニューをチェックしてみましょう。主な内容はナンカレーやセット、ネパールの家庭料理であるダルバート、そしてスパイスをまぶして焼き上げた伝統的なお料理・セクワです。サンマのセクワが気になりすぎるし、一品料理もおいしそうで、夜のおつまみとかにも良さそうだなぁ。

ネパール食堂くまり初訪問の今回、わたしは2種類のカレーにナン・ドリンク・サラダがついてくるダブルカレーセット（1210円）を注文してみました。

7種類のナンから、この日はココナッツナンをチョイス（＋110円）。ネパール食堂くまりはナンの種類が多く、ならば、これまで食べたことのないナンにチャレンジしてみようと注文しました。カットしてお皿に盛られています。焼き立てホカホカ、ずっしり重い！

ココナッツナンを一口ぱくり。チーズの塩気にシャリシャリとしたココナッツ！てっきり甘いと思ったのですが、ナン由来のほんのりとした甘みを感じる程度で、ほとんど甘くありません。チーズの塩気・油分にココナッツの風味・シャリ感が加わり、とにかく完成度が高いのです。このまま食べ続けたい欲求に駆られます。

ナンをパクパク食べてしまったのですが、いや待てよ、わたしはカレーを食べに来たのです。今回はダブルカレーセットということで、10種類からふたつのカレーを選びました。左からポークカレー（三枚肉）と、バターチキン。辛さは6段階から選べ、わたしは真ん中のHOT（辛い）でオーダーしました。

バターチキンには柔らかな鶏肉が入り、カシューナッツ的な重さの濃厚ルウがクセになります。わたし的にはHOTの辛さがちょうどよく、辛すぎないしカレーの味わいがわかっておいしかったです。

こちらはポークカレー。三枚肉を使うカレー、おいしいですよね。お肉がほろほろに柔らかく、脂身がカレールウによく合います。日本人向けに味を寄せているのかなと思うほど一般のカレーライスに近く、そして塩気がはっきりしています。これ、お米との相性もよさそうです。

このセット、とにかく食事ボリュームが多いのですが、食べている途中に気付いてしまいました。チーズとココナッツの油分で脂っこいナンも、どっしり濃厚なカレーも、おいしいけれどなんだかちょっと重たい気がするぞ。完食できるか心配になってきたところで助けてくれたのが、ラッシーとサラダでした。食事の構成に救われてなんとか完食です。

ということで、浦添市勢理客にある「ネパール食堂くまり」でランチを食べてきました。濃厚なカレーの味わいも、お初のココナッツナンも、とってもおいしかったのに、組み合わせると重たくて後半失速するという。お隣のおじいおばあの様子から、食べ残しは持ち帰れそうな雰囲気もあったのですが、この日はギリ完食できました。

こちらのお店のカレーはごはんにもよく合いそうだったので、次回はナンもカレーも欲張らず、ダルバートにチャレンジしてみようと思います。サンマのセクワも気になったし、また訪れたいなぁと思いました。
終わり。