今年の誕生日は函館帰省していたので、朝からゴージャスに海産物を食べてきました。向かったのは、函館朝市。朝5時台に目覚め、6時過ぎには函館朝市をウロウロ。一通りチェックし終えたら、函館朝市の中でも有名な「きくよ食堂 本店」へ向かいました。こんな早朝から函館朝市をウロウロする観光客の多いことよ!
函館っ子は函館朝市へ行くなど聞いたことがありませんが、今回は地元函館をよく知るためにも観光を楽しもうと思っていました。そこで有名店であるきくよ食堂をチョイスしました。がっつり観光客気分です。きくよ食堂の店内は細長く、テーブル席が並んでいます。混雑していたので、お一人様同士で相席となりました。
さっそく、きくよ食堂のメニューをチェック。海鮮丼が名物のきくよ食堂、丼の上は一種、二種、三種、四種、五種、七種と選べます。丼サイズはレギュラーとミニがありました。喰い道楽の旅をしがちなわたしには、ありがたいサービスです。
きくよ食堂で注文したのは、うに・いくら丼のミニサイズ(1800円)。函館在住時にこんな高級な丼を外食で、しかも函館朝市で食べるなんて全く考えたことなかったよ!相席した秋田のおっちゃんが「函館っ子がそんな海鮮丼なんて食べるのかい?」と笑っていたけれど、まさしくそれ。一度でいいから観光客ごっこがしたかったんです!
この日のウニは、ウニムラサキウニでした。無添加の海水ウニを使っているそうです。キラッキラ光るウニとイクラ。視覚的にたまらんねぇ!注文時、お店の方に「わさびは平気?」と聞かれたのですが、うに・いくら丼にはわさび醤油がかけられていました。
それでは、いただきます!ウニはとにかく柔らかい食感で、口に入れると瞬時にとろけていきます。そうしてご飯とからまり、舌の上に濃厚な味が広がるのです。鼻から抜けてくウニの香りが心地よく、口に入れてはうっとりと。イクラもプチプチと弾力よく、舌の力だけで弾けます。味付けは濃すぎず、いくら本来の味が楽します。そして、何よりご飯がウマい!きくよ食堂では、特Aのゆめぴりかを使っているそうです。ふくよかな甘さと旨味ともっちり感。ほんとウマかった!
うに・いくら丼にはお漬け物と味噌汁もセットで付いてきます。味噌汁の具は、岩海苔。潮を感じる岩海苔の風味が、ただただ懐かしい。北海道サイコー!
相席のおっちゃんと世間話をしながらふと見ると、壁にも一品料理メニューが並びます。
それを見た相席のおっちゃんが真イカの塩辛(210円)を追加注文。負けじとわたしも勢いでオーダー。出てきた塩辛もいい塩梅で、イカゴロの味が懐かしい。これ、ほんっとご飯に合うんです。
ということで、函館朝市の有名店「きくよ食堂 本店」でうに・いくら丼を食べてきました。地元でゴージャスなうに・いくら丼を食べて迎えた36歳の朝。お店を出て頭に流れたのは「港函館 一度はおいでヨ〜♩」という、函館の定番盆踊り曲(いいんでないかい~函館港唄~)でした。函館旅行、一生に一度はしてもらいたいものですね!
ちなみに、なぜ函館っ子が外食で海鮮丼など食べないかというと、自宅でこんなご飯が食べられるから。
誕生日の翌日は、実家で塩うに・自家製いくら・鮭の三色丼でした。しかもいくらはのっけ盛り放題という贅沢っぷり。こんなん食べて育つと、そこいらの海産物じゃ満足できない体になってしまうのです。きくよ食堂にしろ、実家飯にしろ、やっぱ函館なまらいんでないかい!
終わり。
住所:〒040-0063 北海道函館市若松町11-15
(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩