とある天気の良い日のこと。せっかく恩納村までドライブしたので、何か買って帰りたいなーと調べたところ「キーペンケアル(KIEPENKERL)」というドイツパンのお店を見つけました。ドイツ現地で食べた目の詰まったドイツパンが忘れられず、あれ以降おいしいドイツパンを探していたのです。これは急いで買いに行こう。Yahooのカーナビアプリに騙され、迷いながらもなんとか到着です。
こちらがキーペンケアルの入り口。一見すると一般のデザイナーズ住宅のようですが、営業中と書かれた札が出ています。お店の営業時間は火〜金曜12〜18時、土曜10〜15時。定休日は日・月・祝だそうです。
敷地に入ると、店舗部分が大きく開かれていました。窓や扉はなく、開け放たれている奥にドイツパンが並んでいます。マット部分には「お靴をお脱ぎください」と書かれていたので、靴を脱いでお邪魔します。
こちらが、この日並んでいたドイツパン。そうそう、ドイツで食べたパンはまさにこんな感じ。見るからにギュッと生地が詰まった重い感じなのです。お邪魔したのが15時過ぎだったので、焼き上がり時間や日によって販売しているパンの種類が異なるかもしれません。
小型の丸いパンも売られています。
どれにしようか悩んでいたところ、お店のグレーゴアさん(ドイツ人!)が「このパンには何を使っている」とか「これは甘くないパン、こっちは甘いパン。だけど普通の菓子パンのようには甘くない」「一番ドイツっぽいパン」など、ひとつずつ丁寧に教えてくれます。おかげでどれを買うか、悩まずに選べて助かりました。パンは毎日作っているようで、「今日から5日間、日持ちする」とのことでした。
翌朝、キーペンケアルのパンをいただきました。
まずは、甘いパンと教えてもらったミューズリーパン(550円)。小麦やライ麦、バターミルクの他、オート麦、干しぶどう、バナナなどが入っているそうです。確かにバナナの優しい甘い香りがするなぁ。ライ麦のほのかな酸味も感じます。ひまわりとかぼちゃの種、そしてクルミでしょうか、カリッとした食感もあります。噛み締めてくとほんのり甘くてウマいです。
こちらは一番ドイツらしいライ麦80%のパダボーナ地方のパン(550円)。お店の方に「このパンは3mmにカットして食べて」と言われたので、一生懸命3mmに近付けました。ライ麦独自の酸味を感じるパンは、目が詰まってかたいので口の中の水分が取られて食べにくいかも。だから3mmがいいんですね。
パダボーナ地方のパンは、「このパンは塩気のあるハムやチーズと合う」と教えてもらったので、ドイツ製法のハムなどと食べました。クラストのほろ苦い焦げ目も良かったなー。
もう1つ、小ぶりな丸いパンも買ってみました。ちょっとピンボケしちゃったこちらは、シナモンセイヨウナシパン(190円)です。梨の甘さと、シナモンの風味がたっぷり。セミハードかな、水分が少なめでちょっとパサつく感じなので、コーヒーなどのお供にどうぞ。
ということで、恩納村にあるドイツパンのお店「キーペンケアル(KIEPENKERL)」に行ってきました。ドイツ出身のグレーゴアさんが作る本格的なドイツパンが沖縄で手に入るとは。行動範囲が広がるって素敵だなぁ。この日はプレッツェルが売り切れだったので、今度はもう少し早い時間に買いに行ってゲットしたいです。プレッツェル+バター=サイコーですから!
余談となりますが、Yahoo!のカーナビアプリでキーペンケアルの名前や住所を打ち込んだところ、別の場所に連れて行かれました。ペーパードライバーなのに集落に迷い込んだから、道幅狭くて大変だったよ!この真下のマップは正しいところにマッピングしています。お店に向かう際はお気を付けください。
終わり。
お店の情報
店名 | キーペンケアル(KIEPENKERL) |
住所 | 〒904-0417 沖縄県国頭郡恩納村字真栄田2379-1 |
営業時間 | 火〜金曜:12時〜18時/土曜:10時〜15時 |
定休日 | 日・月曜 |
駐車場 | 専用駐車場あり |